外為ラボ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　前回　　　　予想　　　　　　　結果
10月非農業部門雇用者数（前月比）　+14.8万人↑ +12.5万人 　+17.1万人
10月民間部門雇用者数（前月比）　+12.8万人↑ 　+12.3万人　　+18.4万人
10月失業率　　　　　　　　　　　　　　　　7.8％　　　　　7.9％　　　　　7.9％

・ドル円は3日続伸。米重要指標の発表を控えて様子見ムードが強く、しばらくはもみ合いの展開が続いた。10月米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比17万1000人増と予想の前月比12万5000人増を上回ったことが分かると、米雇用環境が改善しているとの見方が広がり円売り・ドル買いが優勢となった。一時4月27日以来の高値となる80.68円まで値を上げた。

　ただ、そのあとは伸び悩む展開に。足もとで相場上昇が続いたあとだけに利益確定の売りが出たほか、米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが入った。米国株の失速でクロス円が下落した影響も受けて、一時80.35−38円まで下押しした。

・ユーロドルは続落。欧州市場では、スイスネームの売りをきっかけに損失覚悟のユーロ売り・ドル買いを誘発して下げ足を速めた。ニューヨーク市場もこの流れを引き継いで始まった。市場では「改めてユーロを買う材料がないことを確認した海外投機筋などがユーロ売りを仕掛けている」との指摘があった。

　米雇用統計の結果が伝わると、全般ドルを買う動きが活発化。高く始まった米国株価が下げに転じ、投資家が「リスク・オフ」の動きを強めるとユーロ安・ドル高がさらに進んだ。ユーロクロスが下落基調を強めていることも相場の重しとなり、一時1.28215ドルまで下げ幅を広げた。

　なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時80.61と9月7日以来の高水準を付けた。

ダウ工業株30種平均：同139ドル46セント安の13093ドル16セント

ナスダック総合株価指数：同37.93ポイント安の2982.13

10年物米国債利回り：同0.01％低い（価格は高い）1.71％

ＷＴＩ原油先物12月限：同2.23ドル安の１バレル＝84.86ドル

金先物12月限：同40.3ドル安い１トロイオンス＝1675.2ドル

業界最狭水準のスプレッド・・・米ドル／円　0.15銭
その他　EUR/JPY　0.59銭　GBP/JPY　0.99銭　AUD/JPY　0.85銭　EUR/USD　0.49pips
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