外為ラボ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　前回　　　予想　　　結果　　
10月ADP雇用統計（前月比）　+11.4万人↓ +13.5万人 +15.8万人
新規失業保険申請件数　　　　　37.2万件↓ 37.0万件 36.3万件
失業保険継続受給者数　　　　　325.9万人↓ 325.0万人 326.3万人
10月消費者信頼感指数　　　　　　68.4↓　　　 73.0　　　 72.2
10月ISM製造業景況指数　　　　　51.5 　　　　51.0　　　 51.7

・ドル円は続伸。本日のＮＹカット(日本時間23時)で権利行使期限を迎える80.00円のオプションの存在が意識され、しばらくは小幅なレンジでの値動きに収れんしたものの、10月ＡＤＰ全米雇用リポートや10月米ＩＳＭ製造業景気指数が予想より良好な内容だったことが分かると、円売り・ドル買いが出た。市場では「日銀が早期のデフレ脱却に向けて今後も追加の金融緩和に動くとの観測が根強く、円安が進みやすくなっている」との指摘もあった。一時80.21円まで値を上げた。

　もっとも、週末の10月米雇用統計を見極めたいとのムードも強く、一本調子で上昇する展開にはならなかった。市場では「80円台では日本の輸出企業など実需の売りが厚い」との指摘もあり、上値を抑える要因となった。

・ユーロドルは下落。欧州株相場が上昇し、市場のリスク選好度が高まるとユーロ買い・ドル売りが優勢となり一時1.2983ドルまで値を上げたものの、買い一巡後はさえない展開に。ギリシャの裁判所が「欧州連合（ＥＵ）／国際通貨基金（ＩＭＦ）から求められている年金改革に関する法案は違憲の可能性がある」との判断を下したことで、同国の次回融資をめぐる交渉が難航するとの見方が広がりユーロクロス中心に売りが膨らんだ。一時1.2927−30ドルまで下押しした。

　なお、ギリシャ財務省高官は「ギリシャの裁判所の決定はひとつの見解であり、拘束力はない」との見解を示したと伝わったが、相場の反応は限定的だった。

ダウ工業株30種平均：同136ドル16セント高の13232ドル62セント

ナスダック総合株価指数：同42.83ポイント高の3020.06

10年物米国債利回り：同0.03％高い（価格は安い）1.72％

ＷＴＩ原油先物12月限：同0.85ドル高の１バレル＝87.09ドル

金先物12月限：同3.6ドル安い１トロイオンス＝1715.5ドル

業界最狭水準のスプレッド・・・米ドル／円　0.15銭
その他　EUR/JPY　0.59銭　GBP/JPY　0.99銭　AUD/JPY　0.85銭　EUR/USD　0.49pips
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