2018年01月23日
請願書を市に提出、署名を集めています
少し落ち着いてきたので、これまでの経過のまとめと、現在の状況を簡単にお知らせしますね。
秋ごろに福岡市医療的ケア児親の会の交流会に初参加したのですが、その会の設立を応援してこられた市議会議員さんの協力の元、市議会へ請願書を提出することになりました。
事前に市議会の各会派を回って、紹介議員になっていただくようにお願いしてきたのですが、合計37名の議員さんの紹介を頂けました。
中には、「医療的ケア児について、こちらも真摯に勉強させていただきたい」と言って下さる方もあり、大変心強く思いました。
おそらく、この請願が審議されるのは2月〜3月になるとのことで、その間に少しでも多くの方の賛同を頂けるように署名を集めています。
署名の数が多ければ、それだけ多くの方がこれまで放置されてきた医療的ケア児の保育問題について関心を寄せているという証拠になり、大きな後押しになると考えます。
今回の請願事項として、以下の2点を挙げています。
・保護者が働くことを選択できるように、医療的ケア児が保育施設の利用を希望する場合、医療的ケアに対応可能な看護師を配置すること
・看護師を配置する制度が完成するまでの移行措置として、医療的ケア児が保育施設の利用を希望する場合、個別のケースに応じた入園・通園のための支援を行うこと
医療的ケア児の支援は自治体の努力義務となっているのですが、当事者がこのように動いていても、制度が変わる確証はまだないというのが現実です。
でも、こうして動いていると、これまで自治体が挙げてきた「出来ない理由」のいくつかは、正しくないということも分かってきました。
例えば「保育園に看護師を配置しようにも、小児の医療的ケアをやりたがる看護師がいない」というもの。
年末に次男が肺炎で入院した時に、看護師さんにも署名をお願いしたのですが、
「以前から病院ではなく、こういうところで働きたいと思っていた」
「地域で小児に関わる仕事がしたいので興味がある」
「自分も小さな子供がいるから、保育園等で看護師として働けるなら今の生活には合いそうだ」
など、前向きな意見をたくさんいただきました。
特に子育て中の看護師さんにとっては、夜勤などが無い保育園での勤務は、メリットがあるという印象でした。
保育園での医療的ケアをやりたがる看護師がいないのではなく、条件の提示や募集の方法にも工夫が必要なのではないでしょうか。
自治体の事業だからと看護師さんの賃金を安く抑えるのではなく、仕事の内容に見合った条件で雇って頂けるようになれば、人財の掘り起こしはまだまだ可能になるのではないでしょうか。
できない理由ばかり考えるのではなく、どうしたらできるようになるかを、お互いが前向きに話せるようになればいいですよね。
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