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2019年08月11日
頭部が結合していた双生児、分離手術後も容体は安定 バングラ
頭部が結合していた双生児、分離手術後も容体は安定 バングラ
https://www.afpbb.com/articles/-/3239495
【8月11日 AFP】バングラデシュで2日に行われた頭部結合双生児の分離手術をめぐり、同国とバングラデシュの医師団は10日、二人の術後の容体は安定していると述べた。
3歳のラベヤ(Rabeya)ちゃんとルカヤ(Rukaya)ちゃんの頭部結合は、まれな発生学上の異常で、500万〜600万件の出産に1件の割合で起こると推定されている。
双子の姉妹はバングラデシュの首都ダッカの軍事病院で、30時間にも及ぶ頭蓋骨と脳の分離手術を受けた後、回復をみせているという。
「オペレーション・フリーダム(Operation Freedom)」と名付けられた手術には、ハンガリー人の医師35人、バングラデシュ人の医師100人超が参加。
大規模な医師団を率いた慈善団体の創設者の一人で、整形外科医のゲルゲイ・パタキ(Gergely Pataki)氏は、昨年から続く一連の手術の最終段階となる分離手術の後、双子の容体は安定していると語った。
病院で記者会見を開いたパタキ氏は、「だが、このようにまれで複雑な外科手術はリスクを伴い、依然として合併症が起きる可能性があることを心に留めている」と語った。
姉妹はこれまでに脳神経外科手術を2回、形成外科手術を44回受けてきた。医師らは今回の手術前、姉妹が生き延びる可能性は50%しかないと語っていた。
姉妹の母親であるタスリマ・カトゥン(Taslima Khatun)さんは不安に襲われていたものの、娘の一人に話しかけられた際、うれし涙を流したという。母親は、「わが子の一人がけさ、『お母さん、膝の上に乗せて』と話しかけてきて、とてつもなく安心した。ものすごく幸せ」と語った。だが、姉妹が完全に回復するかどうかが気がかりだという。
麻酔医のマルツェル・チャポディ(Marcell Csapody)氏は、姉妹が完全に回復することを医師団は願い、また楽観しているが、まだ完全に危機を脱したわけではないので、現実的でいなければならないと話している。(c)AFP
AFP
via AFPBB News アクセスランキング http://www.afpbb.com/
August 11, 2019 at 09:23PM
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【8月11日 AFP】バングラデシュで2日に行われた頭部結合双生児の分離手術をめぐり、同国とバングラデシュの医師団は10日、二人の術後の容体は安定していると述べた。
3歳のラベヤ(Rabeya)ちゃんとルカヤ(Rukaya)ちゃんの頭部結合は、まれな発生学上の異常で、500万〜600万件の出産に1件の割合で起こると推定されている。
双子の姉妹はバングラデシュの首都ダッカの軍事病院で、30時間にも及ぶ頭蓋骨と脳の分離手術を受けた後、回復をみせているという。
「オペレーション・フリーダム(Operation Freedom)」と名付けられた手術には、ハンガリー人の医師35人、バングラデシュ人の医師100人超が参加。
大規模な医師団を率いた慈善団体の創設者の一人で、整形外科医のゲルゲイ・パタキ(Gergely Pataki)氏は、昨年から続く一連の手術の最終段階となる分離手術の後、双子の容体は安定していると語った。
病院で記者会見を開いたパタキ氏は、「だが、このようにまれで複雑な外科手術はリスクを伴い、依然として合併症が起きる可能性があることを心に留めている」と語った。
姉妹はこれまでに脳神経外科手術を2回、形成外科手術を44回受けてきた。医師らは今回の手術前、姉妹が生き延びる可能性は50%しかないと語っていた。
姉妹の母親であるタスリマ・カトゥン(Taslima Khatun)さんは不安に襲われていたものの、娘の一人に話しかけられた際、うれし涙を流したという。母親は、「わが子の一人がけさ、『お母さん、膝の上に乗せて』と話しかけてきて、とてつもなく安心した。ものすごく幸せ」と語った。だが、姉妹が完全に回復するかどうかが気がかりだという。
麻酔医のマルツェル・チャポディ(Marcell Csapody)氏は、姉妹が完全に回復することを医師団は願い、また楽観しているが、まだ完全に危機を脱したわけではないので、現実的でいなければならないと話している。(c)AFP
AFP
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August 11, 2019 at 09:23PM
台風9号が直撃した中国東部、死者30人に
台風9号が直撃した中国東部、死者30人に
https://www.afpbb.com/articles/-/3239498
【8月11日 AFP】中国東部の地元当局は11日、台風9号(アジア名:レキマー、Lekima)による死者数が28人に増加したと発表した。この台風で土石流が発生し、救助隊が行方不明者の捜索活動を行っている他、100万人超が避難を余儀なくされる事態となった。
台風9号は10日未明、最大風速約52メートルの勢力で浙江(Zhejiang)省温嶺(Wenling)市に上陸。沿岸部には高さ数メートルの波が打ち寄せた。
中国中央テレビ(CCTV)は10日、台風がもたらした豪雨により、同省の温州(Wenzhou)市で土石流が発生し、18人が死亡したと報じた。
11日にはさらに10人が死亡したとの発表があったものの、この土石流による犠牲者かどうかは不明。
浙江省当局は、今も20人が行方不明だとしている。
国営新華社(Xinhua)通信の報道によると、台風に備えて100万人超が自宅から避難したという。(c)AFP
AFP
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August 11, 2019 at 06:26PM
https://www.afpbb.com/articles/-/3239498
【8月11日 AFP】中国東部の地元当局は11日、台風9号(アジア名:レキマー、Lekima)による死者数が28人に増加したと発表した。この台風で土石流が発生し、救助隊が行方不明者の捜索活動を行っている他、100万人超が避難を余儀なくされる事態となった。
台風9号は10日未明、最大風速約52メートルの勢力で浙江(Zhejiang)省温嶺(Wenling)市に上陸。沿岸部には高さ数メートルの波が打ち寄せた。
中国中央テレビ(CCTV)は10日、台風がもたらした豪雨により、同省の温州(Wenzhou)市で土石流が発生し、18人が死亡したと報じた。
11日にはさらに10人が死亡したとの発表があったものの、この土石流による犠牲者かどうかは不明。
浙江省当局は、今も20人が行方不明だとしている。
国営新華社(Xinhua)通信の報道によると、台風に備えて100万人超が自宅から避難したという。(c)AFP
AFP
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August 11, 2019 at 06:26PM
少女性的搾取で起訴のエプスタイン被告が死亡、勾留施設で自殺か
少女性的搾取で起訴のエプスタイン被告が死亡、勾留施設で自殺か
https://www.afpbb.com/articles/-/3239456
【8月11日 AFP】多数の未成年の少女を性的目的で人身取引したとして起訴された米富豪のジェフリー・エプスタイン(Jeffrey Epstein)被告(66)が10日午前6時30分(日本時間同日午後7時30分)ごろ、ニューヨークのメトロポリタン矯正センター(MCC)で意識のない状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。自殺とみられている。司法省が明らかにした。
多数の政治家やセレブと親交があり、注目を集めていたエプスタイン被告が勾留施設で死亡するという事態に、激しい批判の声が上がっている。米政府と連邦捜査局(FBI)は、直ちに調査に乗り出した。
ニューヨーク検視局は、エプスタイン被告が死亡したと発表したが、死因は明らかにしなかった。しかし米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)などのメディアは、エプスタイン被告が首つり自殺をしたと報じている。
エプスタイン被告は先月にも、独房内で首つり自殺を図ったとみられ、意識のない状態で見つかっていた。この時は未遂に終わったが、政治家や法執行当局、被害者とされる人々は厳重な管理下にあるはずの勾留施設内での自殺未遂にショックをあらわにしていた。
ニューヨークの裁判所は9日、性的搾取を目的としたエプスタイン被告による未成年者の人身取引に対する検察側の主張を裏付ける新たな証拠となる、封印されていた法的文書の一部を公開していた。
エプスタイン被告が最後に出廷したのは7月31日。この時、来年6月までは裁判は始まらないと言い渡された。
ヘッジファンド経営者として財を成した富豪のエプスタイン被告は、性的搾取を目的とする未成年者の人身取引の罪と、同様の犯行を共謀した罪で起訴されており、有罪となった場合、最高45年の禁錮刑が科される可能性があった。エプスタイン被告は、起訴内容を否定していた。(c)AFP/Peter HUTCHISON
AFP
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August 11, 2019 at 06:26PM
https://www.afpbb.com/articles/-/3239456
【8月11日 AFP】多数の未成年の少女を性的目的で人身取引したとして起訴された米富豪のジェフリー・エプスタイン(Jeffrey Epstein)被告(66)が10日午前6時30分(日本時間同日午後7時30分)ごろ、ニューヨークのメトロポリタン矯正センター(MCC)で意識のない状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。自殺とみられている。司法省が明らかにした。
多数の政治家やセレブと親交があり、注目を集めていたエプスタイン被告が勾留施設で死亡するという事態に、激しい批判の声が上がっている。米政府と連邦捜査局(FBI)は、直ちに調査に乗り出した。
ニューヨーク検視局は、エプスタイン被告が死亡したと発表したが、死因は明らかにしなかった。しかし米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)などのメディアは、エプスタイン被告が首つり自殺をしたと報じている。
エプスタイン被告は先月にも、独房内で首つり自殺を図ったとみられ、意識のない状態で見つかっていた。この時は未遂に終わったが、政治家や法執行当局、被害者とされる人々は厳重な管理下にあるはずの勾留施設内での自殺未遂にショックをあらわにしていた。
ニューヨークの裁判所は9日、性的搾取を目的としたエプスタイン被告による未成年者の人身取引に対する検察側の主張を裏付ける新たな証拠となる、封印されていた法的文書の一部を公開していた。
エプスタイン被告が最後に出廷したのは7月31日。この時、来年6月までは裁判は始まらないと言い渡された。
ヘッジファンド経営者として財を成した富豪のエプスタイン被告は、性的搾取を目的とする未成年者の人身取引の罪と、同様の犯行を共謀した罪で起訴されており、有罪となった場合、最高45年の禁錮刑が科される可能性があった。エプスタイン被告は、起訴内容を否定していた。(c)AFP/Peter HUTCHISON
AFP
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August 11, 2019 at 06:26PM
ベトナム戦争で死亡した米少佐の遺骨、機長になった息子が52年後に送還
ベトナム戦争で死亡した米少佐の遺骨、機長になった息子が52年後に送還
https://www.afpbb.com/articles/-/3239419
【8月10日 AFP】ベトナム戦争(Vietnam War)中の1967年1月、米テキサス州ダラス(Dallas)のラブフィールド空港(Love Field Airport)で米空軍の操縦士だった父ロイ・ナイト(Roy Knight)少佐に別れを告げたとき、ブライアン・ナイト(Bryan Knight)さんはまだ5歳だった。
ロイ少佐はその4か月後の1967年5月19日、A1Eの「スカイレーダー(Skyraider)」攻撃機に乗ってラオス北部のホーチミン・ルート(Ho Chi Minh Trail)上空で戦闘任務に就いていた際、対空射撃によって撃墜され、死亡した。36歳だった。
52年後、サウスウエスト航空(Southwest Airlines)の機長となった息子のブライアンさんは、米国旗で覆われた父のひつぎを乗せた飛行機を操縦し、ラブフィールド空港まで送り届けた。
サウスウエスト航空が公開した映像でブライアンさんは、「父を母国に帰すことができたのは非常に光栄で、幸運に思う」と語っている。また、「どれくらいの人々がこのような機会を得られるだろうか」と述べ、「実現するとは全く思っていなかった」と明かした。
ひつぎが飛行機から降ろされ、空軍の儀仗(ぎじょう)兵に渡される間、サウスウエスト航空の荷物係と空港の地上整備員らは、滑走路上で直立不動の姿勢を取っていた。
米国防総省捕虜・行方不明者調査局(DPAA)によると、米ラオスの共同チームは今年に入ってから同少佐の遺骨を墜落現場から収容。歯科医の通院記録から身元を確認したという。(c)AFP
AFP
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August 11, 2019 at 06:18AM
https://www.afpbb.com/articles/-/3239419
【8月10日 AFP】ベトナム戦争(Vietnam War)中の1967年1月、米テキサス州ダラス(Dallas)のラブフィールド空港(Love Field Airport)で米空軍の操縦士だった父ロイ・ナイト(Roy Knight)少佐に別れを告げたとき、ブライアン・ナイト(Bryan Knight)さんはまだ5歳だった。
ロイ少佐はその4か月後の1967年5月19日、A1Eの「スカイレーダー(Skyraider)」攻撃機に乗ってラオス北部のホーチミン・ルート(Ho Chi Minh Trail)上空で戦闘任務に就いていた際、対空射撃によって撃墜され、死亡した。36歳だった。
52年後、サウスウエスト航空(Southwest Airlines)の機長となった息子のブライアンさんは、米国旗で覆われた父のひつぎを乗せた飛行機を操縦し、ラブフィールド空港まで送り届けた。
サウスウエスト航空が公開した映像でブライアンさんは、「父を母国に帰すことができたのは非常に光栄で、幸運に思う」と語っている。また、「どれくらいの人々がこのような機会を得られるだろうか」と述べ、「実現するとは全く思っていなかった」と明かした。
ひつぎが飛行機から降ろされ、空軍の儀仗(ぎじょう)兵に渡される間、サウスウエスト航空の荷物係と空港の地上整備員らは、滑走路上で直立不動の姿勢を取っていた。
米国防総省捕虜・行方不明者調査局(DPAA)によると、米ラオスの共同チームは今年に入ってから同少佐の遺骨を墜落現場から収容。歯科医の通院記録から身元を確認したという。(c)AFP
AFP
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August 11, 2019 at 06:18AM
米フィギュア界でまたも性的虐待疑惑、元選手が有名コーチを提訴
米フィギュア界でまたも性的虐待疑惑、元選手が有名コーチを提訴
https://www.afpbb.com/articles/-/3239365
米フィギュア界でまたも性的虐待疑惑、元選手が有名コーチを提訴
2019年8月10日 10:57 発信地:ロサンゼルス/米国
【8月10日 AFP】米国出身の元フィギュアスケート選手が9日、かつて五輪選手を育てた輝かしい経歴を持つ元指導者のリチャード・キャラハン(Richard Callaghan)氏から性的暴行を受けていたとして提訴した。現在73歳の同氏は1998年長野冬季五輪で女子シングルの金メダルを獲得したタラ・リピンスキー(Tara Lipinski)氏や、1996年の世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships)王者で、通算6度の全米選手権(U.S. Figure Skating Championships)制覇と3度の冬季五輪出場を誇るトッド・エルドリッジ(Todd Eldredge)氏らを指導していたことで知られている
現在34歳のアダム・シュミット(Adam Schmidt)さんは、キャラハン氏をはじめ性的暴行被害の訴えを取り合わなかった全米フィギュアスケート協会(USFSA)、そして疑惑の現場となった米ミシガン州のスケート場、オニキス・アイスアリーナ(Onyx Ice Arena)を相手取り、サンディエゴ郡上級裁判所(San Diego Superior Court)に訴訟を起こした。シュミットさんは10代だった1999年から2001年の間にミシガン州で「何度も性的暴行」を受け、同氏の下を離れた後の2001年にもカルフォルニア州の大会で1度同じ被害に遭ったという。
シュミットさんはABCニュース(ABC News)に対し、これまでにもキャラハン氏の性的虐待疑惑があったことについては、元スケーターで五輪コーチになったクレイグ・マウリツィ(Craig Maurizi)氏が昨年、米国体操連盟(USA Gymnastics)の元医師ラリー・ナサール(Larry Nassar)被告による虐待スキャンダルの中で、大きな注目を浴びたことで知ったと語った。
マウリツィ氏は1999年にUSFSAに対して、1977年から86年までの間にキャラハン氏から性的虐待を受けたと訴えていた。当時の訴状には同様の虐待を受けていたり、キャラハン氏の性的暴行を目撃したりしていた人々の供述が含まれていたが、同氏は疑惑を否定。USFSAは当時、協会の規則では不正行為などの問題については60日以内に報告することが定められているとして訴えを退けており、これによってキャラハン氏は指導を続けることが許されていた。
シュミットさんは、この判断がキャラハン氏の「衰えることなく続く」虐待行為を許し、自身の精神的なダメージにつながったとの認識を示した。また訴状ではUSFSAが「性的暴行疑惑を明確に把握していながらも、調査を行うことや(シュミットさんに)前もって同氏の悪行を警告することを怠り、(キャラハン氏が)スケートのレッスン中や帯同している大会で未成年の子どもたちに接近することを阻止する手立てを何も講じなかった」と記されている。
「(キャラハン氏が)性的虐待を繰り返しているという告発があったにもかかわらず、(同氏は)2018年まで(USFSAと)良好な関係を続けていた」
マウリツィ氏は米国セーフスポーツセンター(US Center for SafeSport)にキャラハン氏に対する疑惑を再度訴えており、この問題については1年半にわたり調査が行われている。
キャラハン氏の代理人は、シュミットさんがABCに語った内容について、「シュミット氏の申し立ては100パーセント虚偽である」「その中に真実は何もない」と否定した。
シュミットさんによると、虐待行為の主な現場となったのはミシガン州ロチェスター(Rochester)のオニキス・アイスアリーナで、このスケート場が(キャラハン氏の)性的虐待行為を知りながら、子どもたちへの指導を続けさせていたとされている。当初デトロイトのスケート場で始まった虐待行為は、ロチェスターでエスカレートしていき、氷上での不適切な接触は、キャラハン氏のオフィスでも続いたという。
「氷の上でのレッスンが終わってから彼のオフィスに行く機会が、どんどん増えていった」「そして、行為はもっと生々しいものになっていった」 (c)AFP
AFP
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August 11, 2019 at 04:24AM
https://www.afpbb.com/articles/-/3239365
米フィギュア界でまたも性的虐待疑惑、元選手が有名コーチを提訴
2019年8月10日 10:57 発信地:ロサンゼルス/米国
【8月10日 AFP】米国出身の元フィギュアスケート選手が9日、かつて五輪選手を育てた輝かしい経歴を持つ元指導者のリチャード・キャラハン(Richard Callaghan)氏から性的暴行を受けていたとして提訴した。現在73歳の同氏は1998年長野冬季五輪で女子シングルの金メダルを獲得したタラ・リピンスキー(Tara Lipinski)氏や、1996年の世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships)王者で、通算6度の全米選手権(U.S. Figure Skating Championships)制覇と3度の冬季五輪出場を誇るトッド・エルドリッジ(Todd Eldredge)氏らを指導していたことで知られている
現在34歳のアダム・シュミット(Adam Schmidt)さんは、キャラハン氏をはじめ性的暴行被害の訴えを取り合わなかった全米フィギュアスケート協会(USFSA)、そして疑惑の現場となった米ミシガン州のスケート場、オニキス・アイスアリーナ(Onyx Ice Arena)を相手取り、サンディエゴ郡上級裁判所(San Diego Superior Court)に訴訟を起こした。シュミットさんは10代だった1999年から2001年の間にミシガン州で「何度も性的暴行」を受け、同氏の下を離れた後の2001年にもカルフォルニア州の大会で1度同じ被害に遭ったという。
シュミットさんはABCニュース(ABC News)に対し、これまでにもキャラハン氏の性的虐待疑惑があったことについては、元スケーターで五輪コーチになったクレイグ・マウリツィ(Craig Maurizi)氏が昨年、米国体操連盟(USA Gymnastics)の元医師ラリー・ナサール(Larry Nassar)被告による虐待スキャンダルの中で、大きな注目を浴びたことで知ったと語った。
マウリツィ氏は1999年にUSFSAに対して、1977年から86年までの間にキャラハン氏から性的虐待を受けたと訴えていた。当時の訴状には同様の虐待を受けていたり、キャラハン氏の性的暴行を目撃したりしていた人々の供述が含まれていたが、同氏は疑惑を否定。USFSAは当時、協会の規則では不正行為などの問題については60日以内に報告することが定められているとして訴えを退けており、これによってキャラハン氏は指導を続けることが許されていた。
シュミットさんは、この判断がキャラハン氏の「衰えることなく続く」虐待行為を許し、自身の精神的なダメージにつながったとの認識を示した。また訴状ではUSFSAが「性的暴行疑惑を明確に把握していながらも、調査を行うことや(シュミットさんに)前もって同氏の悪行を警告することを怠り、(キャラハン氏が)スケートのレッスン中や帯同している大会で未成年の子どもたちに接近することを阻止する手立てを何も講じなかった」と記されている。
「(キャラハン氏が)性的虐待を繰り返しているという告発があったにもかかわらず、(同氏は)2018年まで(USFSAと)良好な関係を続けていた」
マウリツィ氏は米国セーフスポーツセンター(US Center for SafeSport)にキャラハン氏に対する疑惑を再度訴えており、この問題については1年半にわたり調査が行われている。
キャラハン氏の代理人は、シュミットさんがABCに語った内容について、「シュミット氏の申し立ては100パーセント虚偽である」「その中に真実は何もない」と否定した。
シュミットさんによると、虐待行為の主な現場となったのはミシガン州ロチェスター(Rochester)のオニキス・アイスアリーナで、このスケート場が(キャラハン氏の)性的虐待行為を知りながら、子どもたちへの指導を続けさせていたとされている。当初デトロイトのスケート場で始まった虐待行為は、ロチェスターでエスカレートしていき、氷上での不適切な接触は、キャラハン氏のオフィスでも続いたという。
「氷の上でのレッスンが終わってから彼のオフィスに行く機会が、どんどん増えていった」「そして、行為はもっと生々しいものになっていった」 (c)AFP
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August 11, 2019 at 04:24AM