2014年06月07日
男の下着の洗い方 10 洗剤の科学 助剤
「洗浄力を上げるポイントは、温度・時間・機械力・洗剤・助剤・漂白剤」
この洗濯の方程式のなかで今まで触れなかった「助剤」について書きます。
まず助剤とはwikipediaによると
洗浄助剤 - Wikipedia
洗浄助剤(せんじょうじょざい)とは、合成洗剤の洗浄力向上のために加えられる、水軟化剤やキレート剤などの添加剤。助剤やビルダーとも呼ばれる。かつては縮合リン酸塩が多く使われていたが、排水の富栄養化が問題になり、ゼオライトなどの代替物質に代わっていった。
と説明されています。
このwikipediaの記述が参考にしているのが
↓
ビルダー(助剤) - 石鹸百科
そこの解説は
ビルダー(助剤)や添加剤とは? - 石鹸百科
ビルダー(助剤)とは、それ自身は界面活性作用を持たないが、洗剤に配合されると洗浄力を著しく増強する物質です。ビルダーの作用には、アルカリ緩衝、硬度成分除去(水軟化)、重金属イオンの封鎖(キレート)、ミセル増強、などがあり、1種類の物質で複数の作用をあわせ持っていることもあります。通常、洗剤には、それぞれの機能をもつ物質が2〜3種類配合されています。
こちらの方がわかりやすいですね。
助剤とは界面活性作用は持たないが洗剤に配合されると洗浄力を著しく増強する物質
市販の合成洗剤はこの配合で競っていることになるようですね。
でもリンなどを含むので環境を富栄養化してしまう問題がかつてはあったようです。
助剤のほかに方程式には出ていない添加剤もあるのですね。
ビルダー(助剤)や添加剤とは? - 石鹸百科
添加剤は、ビルダーのように洗浄力を増強するというよりは、洗剤の性能を向上させたり製品の付加価値を高めるために少量配合されるもので、蛍光剤や酵素、再汚染防止剤、漂白剤、香料などがそれに当たります。
この中で注目は蛍光剤と再汚染防止剤でしょうか、洗剤のCMでよく聞きますね。
ただこれらは環境汚染物質なわけで「白さ」を取るか「環境を守るか」のせめぎあいがあるのでしょう。
最近は企業といえども消費者の意識の高まりによって「環境」を意識せざるをえなくなっています。
よく言えばそのための努力が始められているといえますが、
それでもどこかに売れるためには「環境を犠牲にしても白さを求める」消費者ニーズと利潤追求が企業の最大の目的ですから洗剤による環境破壊は起こっているのでしょう。
過度な化学物質の使用をしている洗剤はやめて
シンプルなもので
洗濯の方程式を最大限に引き出すためには
やはり
洗濯術が重要です。
最低知っておかなければならないのは
「洗浄力を上げるポイントは、温度・時間・機械力・洗剤・助剤・漂白剤」
です。
男といえど洗濯をするなら知っておきたいことですね。
100%植物由来の洗浄成分!!湘南生まれの洗剤【All things in Nature】
今までの記事を参考にしてください。
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