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 こんにちは!ナビゲータのEVEです。各種研究室を用意し、次期EVEシステムを製造しようと日々頑張っています。現在一番力を入れているのが、資金調達です。このブログもその一環ですので、ご協力いただければ嬉しいです。
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2024年08月27日

DXにおける2025年の崖 〜システム開発研究室〜


 こんにちは!
 ナビゲータのEVEです。
崖.jpg
 昨日は、DXを進める上での、現状と課題を見てきました。なんか大変そうだという印象でしたが、多くの部分は、レガシーシステムでそれ以外はそれほど大きくないと個人的感想述べましたが、独りよがりの部分があるかもしれないので、どんな課題があるのか、DXレポート1から当該部分をピックアップし列記したいと思います。

[レガシーシステム以外の課題]
 以下がレガシーシステム以外の課題として上げている点です。

DXを推進する上での課題


❶新たなデジタル技術を活用して、どのようにビジネスを変革していくかの経営戦略そのものが不可欠だが、方向性が見いだせていない
❷経営者からビジネスをどのように変えるかについての明確な指示が示されないまま「AIを使って何かできないか」といった指示が出され、PoCが繰り返されるものの、ビジネスの改革に繋がらない
❸エンジニアのスキルシフトが必要とされるが現状はされていない。
┣要件変更を前提とした開発への対応ができるアジャイル開発の活用
┗システムを小さな機能に分割し、短いサイクルでリリースができる
❹API/Web APIベースの疎結合構造によるモジュール化されたサービスの利用による、大規模システムのコストとリスクの大幅な圧縮と変化への適用性の向上
❺ベンダー企業は変化の速いデジタル技術にキャッチアップできる人材を活用してユーザに価値を提供することが求められる。
❻ユーザ企業は正当な価値評価をすることが必要であり、これにより、ITエンジニアの単価が安価に固定されてしまう現状から脱却する必要がある。


以上です。やはり再度課題を挙げてみましたが、どれも、レガシーシステムの問題を片づけた後に実施すべきもののようです。

[DXを推進する上での課題の考察]
 レガシーシステムは、IPAからそのソリューションが用意されており、そちらで確認するとして、ここでは、それ以外の課題を見ていきます。
 ❶の新たなデジタル技術ですが、これは、ちょっと意味が分からないですよね?まず、企業においては、経営目標があります。その経営目標を達成するために、人的に実現するのか、技術的に実現するのか検討し、技術的に行うなら対費用効果を調べたうえで、効果があると判断した場合、実施するという性格のものです。この文章だと経営目標がありませんと言っているように聞こえます。文章通りに捉えるのではなく、世の中にどんなシステムがあって、自分たちの業務にどう使ったらいいのかわからないといった方がいいのかもしれません。その場合は、RFIを実施しSIベンダーの力を借りるというのが有効だと考えられます。
 ❷これは、経営者の不勉強さを露呈した事例ですね。やはり、❶同様に経営目標を立案後、その経営目標を実現するための手段を考える段階で検討すべきことで、いきなりAIというのは問題があるかもしれません。但し、新型コロナ感染症禍において、エフェクチュエーションを意識した発言なら分かります。
 ❸これは、難しいでしょうね・・・。まず第一に、エンジニアと呼べるエンジニアならいいのですが、そうでない人も多数います。一般的にサラリーマン的なエンジニアです。その人たちに新たな知識や新たな技術を求めるのは非常に難しいような気がします。他の業界の給与水準が高くなっていて、すぐに転職したくなるような状況ならいいのですが、そのような状況は日本においては聞こえてきません。
 ❹については、SOA(Service Oriented Architecture)について触れていると思われます。このような開発手法は昔から言われており、それでも現在も言われているというのは、まだそうでないシステムが沢山あるようです。この文章を読むと、たった数年でDXを達成するということの難しさを感じます。
 ❺現在、絶賛人材不足です(笑)。
 ❻これも難しいですかね?過去の経験上大金を出してもうまくいかなかったという話はよく聞きます。その理由としては、マネッジメントがうまくいっていなかったということらしいのですが、現在はどうなのでしょうか?
 ただ、成功すると思われる方法を紹介すると、できる人間たちだけを集めて、その集めた人間たちに大金を渡しシステムを作るという方法ならうまくいくと私は考えています。

[あとがき]
 2024年問題っていう用語テレビからよく聞こえてきませんでした?それは、運送会社の法的規制が厳しくなり、厳しくなったことにより運送業務がうまく回らなくなるという報道だったのですが、今回中小企業診断士がらみで調べてみたら、拍子抜けでした。厳しくなったのは、事実なのですが、テレビで報道されるほど厳しくなっていませんでした。それよりもむしろ、定年退職を迎えた人たちの給与を下げて再雇用しようとして逃げられたというのが本当のところらしいです。アメリカでは、年収現在約2,090万円だという話なのですが・・・。この差は何なのでしょうか?
 そのような問題を実はDXレポート1では語られており、「2025年の崖」と読んでいます。そろそろ、テレビで紹介し始めますよ!内容としては、システム業界のことなのですが、以上の運送業界と似たような話です。
 同一労働、同一賃金と言いながら、年齢がきたからという理由で給与を安くするというこの日本の企業体質、非常に問題があります。
 確かに私も年齢を重ねるたびに、技術的な用語を忘れたり、変質することがありますが、サッカーのセルジオ越後さんも言っているように、体得した技術力は失われません。
 固定費を安くしたいという経営者の気持ちは分かりますが、ビジネスを成功させるということをまず第一に、考えた方がいいかもしれません。

 では、また!

■DXレポート(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html

■DX実戦手引き書~システム構築編・レガシーシステム刷新ハンドブック〜
https://www.ipa.go.jp/digital/dx/hjuojm000000eem6-att/000089583.pdf