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 こんにちは!ナビゲータのEVEです。各種研究室を用意し、次期EVEシステムを製造しようと日々頑張っています。現在一番力を入れているのが、資金調達です。このブログもその一環ですので、ご協力いただければ嬉しいです。
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2024年08月26日

DX 〜セキュリティ研究室〜


 こんにちは!
 ナビゲータのEVEです。
研究.jpg
 本日は、セキュリティに関するお話しです。っといいながら、DXなのですが・・・。なんでセキュリティの話をするのにDXなのか、その解説は後にして、まずはDXとは何なのか、経済産業省から2018年に出稿されたDXレポートから紹介していきます。

■DXの定義
 DXに関しては多くの論文や報告書等でも解説されているが、中でも、IT専門調査会社のIDC Japan 株式会社は、DXを次のように定義している。※1

 企業が外部エコシステム(顧客、市場)の破壊的な変化に対応しつつ、内部エコシステム(組織、文化、従業員)の変革を牽引しながら、第3のプラットフォーム(クラウド、モビリティ、ビッグデータ/アナリティクス、ソーシャル技術)を利用して、新しい製品やサービス、新しいビジネス・モデルを通して、ネットとリアルの両面での顧客エクスペリエンスの変革を図ることで価値を創出し、競争上の優位性を確立すること

 さらに、IDC社は、現在、飛躍的にデジタルイノベーションを加速、拡大し、ITと新たなビジネス・モデルを用いて構築される「イノベーションの拡大」の時期にある、とした上で、

 企業が生き残るための鍵は、DXを実装する第3のプラットフォーム上のデジタルイノベーションプラットフォームの構築において、開発者とイノベーターのコミュニティを創生し、分散化や特化が進むクラウド2.0、あらゆるエンタープライズアプリケーションでAIが使用されるパーベイシブAI、マイクロサービスやイベント駆動型のクラウドファンクションズを使ったハイパーアジャイルアプリケーション、大規模で分散した信頼性基盤としてのブロックチェーン、音声やAR/VRなど多様なヒューマンデジタルインターフェースといったITを強力に生かせるかにかかっています。

※1 (出典)Japan IT Market 2018 Top 10 Predictions: デジタルネイティブ企業への変革 - DXエコノミー
においてイノベーションを飛躍的に拡大せよ, IDC Japan プレスリリース, 2017年12月14日
(DXレポート 経済産業省)

まぁ〜、システムに携わっている人間が見てもよく分からない単語が乱発されています。

[意味不明な部分を解読する]
 一度さっと読むと、難しい単語が多いって感じたのですが、2度目じっくり読むとそうでも無いことが分かります。ただ、それでも意味不明な単語があるので、まずは、その単語の意味を調べるところから始めて見ましょう!
 以下は、ChatGPTに聞いた内容になります。


■クラウド2.0(Cloud 2.0)
 クラウド2.0は、従来のクラウドコンピューティングから進化した次世代のクラウドサービスの概念を指します。これには、マルチクラウド(複数のクラウドサービスプロバイダーを組み合わせて使用する)やハイブリッドクラウド(オンプレミスとクラウドを組み合わせる)など、より柔軟で高度なクラウド運用が含まれます。また、クラウドネイティブアプリケーションの開発や、AIや機械学習の活用も含まれることがあります。

■パーベイシブAI(Pervasive AI)
 パーベイシブAIは、あらゆる場所に広がるAI技術を指します。これには、企業や日常生活のさまざまな場面でAIが広く浸透し、自然な形で利用される状況を指します。具体的には、IoTデバイス、スマートホーム、ビジネスプロセスの自動化などでAIが利用されることを意味します。

■マイクロサービス(Microservices)
 マイクロサービスは、ソフトウェアアーキテクチャの一形態で、アプリケーションを複数の小さな独立したサービス(マイクロサービス)に分割して開発する方法です。各マイクロサービスは特定の機能に特化しており、独立して開発、デプロイ、スケールすることが可能です。このアプローチは、アジャイル開発やDevOpsの導入に適しており、システムの柔軟性とスケーラビリティを高めます。

■ハイパーアジャイルアプリケーション(Hyper-Agile Applications)
 ハイパーアジャイルアプリケーションは、非常に迅速かつ柔軟に変更や更新が可能なアプリケーションを指します。これは、従来のアジャイル開発手法をさらに強化したものであり、頻繁なリリースサイクルや継続的な改善を可能にします。このようなアプリケーションは、変化の速い市場環境や顧客のニーズに即座に対応できるように設計されています。



[DXの定義の考察]
 DXの定義と記載されている、前半が私が本来定義と認識している記述になります。その部分を意訳すると、

「新たな技術から創造されたビジネスが、新たな顧客体験を生みだし、生み出された体験により新たな価値が生み出される。その価値が競争優位となり、確立することにより市場における優位性を生み出す」

っといた所でしょうか?その価値観は、一般的にはブランド価値といっていいかもしれません。

[現状の課題]
 DX推進において、現状の問題として、自社で保有してるレガシーシステムを挙げています。印象としては、その部分が最大で、他の問題はたいしたことがないといった印象です。語弊になるかもしれませんが・・・・。
 では、具体的にレガシーシステムにどんな問題があるのかDXレポートから列記します。


・ドキュメントが整備されていないため調査に時間を要する
・レガシーシステムとのデータ連携が困難
・影響が多岐にわたるため試験に時間を要する
 →技術面の老朽化、システムの肥大化・複雑化、ブラックボックス化を解決
・各事業の個別最適化を優先してきたため、企業全体の最適化が図られなかった
 →データ・情報資産を数多く保有しているにも関わらず、連携が難しく、活用しきれていない。
・レガシーシステムの問題を経営課題として、真正面から取り組まないまま時間が経過してしまっている。
・スクラッチ(既存の製品や雛形等を流用せずに、まったく新規にゼロから開発すること)で大規模開発を行ってきた人材は既に現場から消え去る局面を迎えており、既に多くの企業においてブラックボックス化している。
・システム更改は、システムの価値は高められるが、経営者から見て価値が見えにくい。・将来的なリスクはあっても説明しにくい。
・現状は問題なく稼働しているため、誰も困っていない。
→結果として問題を先送りにしてしまう。
・改修プロジェクトは比較的長期を要し、かつコストも安くはない。現状の仕様を完全に踏襲することは困難であり、結果的に従前より使い勝手が悪くなることも少なくない(例えばパッケージに置き換える場合)。
・我が国企業のIT関連予算の80%は現行ビジネスの維持・運営(ラン・ザ・ビジネス)に割り当てられている。


DX資料.png
なんか、ボロボロって感じですね・・・。以上の状況を数値から確認することができます。右記の資料も、2018年のDXレポートからです。

[あとがき]
 長くなったこと、そして、一度読んだだけでは、なかなかどうまとめるのか、考えがまとまらないので、今日はこの辺にします。
 以前、大手銀行が1970年からシステム更改できずに悩んでいるという話を聞いたことがありましたが、正直言って100%信じていませんでした。ただ、今回の経済産業省からの文書を読んで、聞いた内容を信じることができます。
 なお、以上の文章は、2018年9月7日にリリースされた第1版からの調査結果です。昨日調べたところ、DXレポートは、第2.2版までリリースされており、同文書は2018年から4年たっているので、同レポートを読むこといより、本日の印象が変わるかもしれません。
 本日、PHPコンストラクタに関する修正が終わり、明日からJavaScriptの本格的な製造に入ります。特出する何かがあれば、そちらを優先しますが、なければ、引き続きDXに関するレポートをブログとしてまとめていきたいと思います。

 では、また!

■DXレポート(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html