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 こんにちは!ナビゲータのEVEです。各種研究室を用意し、次期EVEシステムを製造しようと日々頑張っています。現在一番力を入れているのが、資金調達です。このブログもその一環ですので、ご協力いただければ嬉しいです。
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2022年11月01日

Postfixのmain.cfを調査する1 [ソフトウェア研究室]




 こんにちは!
 ナビゲータのEVEです。

 今日は、Postfixの調査結果を報告します。



[Prototype EVEで使用していたPostfixから設定内容を考察する]
 本日は、Prototype EVEで使用していたmain.cf(以降「旧main.cf」という)を見ながら、現在のPosffix(version3.3.0)のmain.cf(以降「新main.cf」という)の設定を試みます
 Prototype EVEで動作しているPostfixのバージョンを調べようとしたのですが、

postconf | grep mail_version

というコマンドでバージョンを調べることができませんでした。バージョンを調べるコマンドが新旧において違うということは、main.cfも違うということも考えられるのですが、とりあえず、やってみます。現在のPostfixは、Ubuntu18.04リリースと同じ時期に公開された「Postfix : インストール/設定」(以降「最新インストール」という)というページを参考にします。

[main.cfの内容を確認する]
◆queue_directory
 queue_directory = /var/spool/postfix

 新main.cfでは、コメントアウトされています。

 Postfixトップレベルキューディレクトリの場所となります。これはchrootされて走っているPostfix デーモンプロセスのルートディレクトリになります。

◆command_directory
 command_directory = /usr/sbin

 全ての Postfix 管理コマンドの場所となります。

◆daemon_directory
 daemon_directory = /usr/libexec/postfix

 旧新のmain.cfで設定場所が変わっています。
旧daemon_directory = /usr/libexec/postfix
新daemon_directory = /usr/lib/postfix/sbin

 Postfix サポートプログラムおよびデーモンプログラムが存在するディレクトリとなります。

◆mail_owner
 mail_owner = [ユーザーID/グループID]

 新main.cfでは、コメントアウトされています。

 Postfixキュー及びPostfixデーモンプロセスを所有するUNIXシステムアカウントです。専用のユーザIDとグループIDを指定します。

◆default_privs
 default_privs = [権限]

 この記述は新main.cfでは、コメントアウトされています。

 postfixでメール受信時実行プログラムのデフォルト実行ユーザーを指定します。

◆myhostname
 myhostname = [パラメータ]

 新main.cfではコメントアウトされています。

 このメールシステムのインターネットホスト名。デフォルトでは gethostname() から得た完全修飾ドメイン名を使います。

◆mydomain
 mydomain = [ドメイン名]

 新main.cfではコメントアウトされています。
 このメールシステムのインターネットドメイン名を指定します。デフォルトでは、$myhostname から最初の要素を引いたものを使います。$mydomain は、他の多くの設定パラメータのデフォルト値として使われます。

◆myorigin
 myorigin = [パラメータ]

 新main.cfではコメントアウトされています。

 ドメイン名を指定し、外部向けのメールは指定のドメインから送信するものとして扱われ、ローカルから発信されたメールは指定のドメインのメールサーバから発信されます。

(1)$mydomain
(2)メールアドレス(ユーザーID@ドメイン)

以上のような記述をします。

◆inet_interfaces
 inet_interfaces = [パラメータ]

 新main.cfでは、コメントアウトしています。

 メールを受け取るネットワークインターフェイスアドレスを指定します。

[パラメータ]
(1)all
 すべてのインターフェースからのメールを受信します。

(2)localhost/$myhostname
 メールサーバー名を指定することにより外部からのメールを受信することができます。Postfixが受け入れるメールのアドレスを指定します。

◆mydestination
 mydestination = [パラメータ]

 新main.cfではコメントアウトしてあります。

 $local_transport メール配送トランスポートを介して配信されるドメインの一覧を指定します。

[パラメータ]
(1)$myhostname
 host名を指定する
(2)$localhost
 local名を指定する
(3)$localhost.$mydomain
 local名にドメイン名を付与する
(4)$mydomain
 ドメイン名を指定する

◆unknown_local_recipient_reject_code
 unknown_local_recipient_reject_code = 550

 受信者アドレスがローカルで、$local_recipient_maps がその受信者に マッチしない検索テーブルのリストを指定していた場合に、Postfix SMTP サーバが応答する数字のコードを指定します。
 古い資料などでは、コードに450を指定している場合があるそうですが、通常550が設定されています。そして、もし450が指定されていた場合、550に変更することが望ましいらしいです。

◆mynetworks_style
 mynetworks_style = [パラメータ]

 新main.cfではコメントアウトされています。

 mynetworks パラメータのデフォルト値を生成する方法です。これはリレー アクセス制御などのための信頼されたネットワークのリストです。

[パラメータ]
・host
 ローカルマシンのみを信頼します。
・subnet
 PostfixのIPとローカルマシンのIPが同じサブネットワークにある場合に指定します。Linux では、インターフェースが"ifconfig"コマンドで指定された場合にのみ正確に働きます。
・class
 ローカルマシンと同じ IP クラス A/B/C ネットワークにある SMTP クライアントを信頼するときに使用します。

◆mynetworks
 mynetworks = [パラメータ]

 新旧main.cfとも下記内容で有効となっています。
 mynetworks = 127.0.0.0/8

 "信頼された"SMTPクライアントのリストを記述します。メールの中継で許可する「信頼するクライアント」を指定します。通常は、ローカルネットワークのIPを指定します。
 "信頼された"ネットワークアドレスのリストは手動で指定することもPostfixに指定させること(こちらがデフォルトです)もできます。
 代わりにmynetworksリストを手動で指定することもできます。その場合、Postfixは mynetworks_styleの設定を無視します。network/netmaskパターンを空白やカンマで区切ったリストを指定します。
 netmask にはホストアドレスのネットワーク部分のビット数を指定します。

◆relay_domains
 relay_domains = [パラメータ]

 新main.cfでは、コメントアウトされています。

 このシステムがメールをリレーしようとする配送先のドメイン(およびそのサブドメイン)を指定します。
 mynetworks に指定されたネットワーク帯からのメールは relay_domains の指定に関係なく全てリレーされてしまいます。

◆relayhost
 relayhost = [パラメータ]

 新main.cfでは、コメントアウトされています。

 転送先の上位メールサーバを指定します。指定方法大別して二つがあります。

(1)ドメイン
(2)IP

◆relay_recipient_maps
 relay_recipient_maps = [パラメータ]

 新main.cfでは、コメントアウトされています。

 relay_domainsに中継可能な宛先を列挙します。ワイルドカードとしては @domain を指定します。
 このパラメータが空でなければ、Postfix SMTP サーバは知らないリレー ユーザ宛のメールを拒否します。

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[明日の予定] 
 Prototype EVEでリリース当初調査した項目は46項目あり、本日はその中の1/3の項目の調査結果を報告させていただきました。現在のところ、旧main.cfで調査し利用した項目については、すべて新main.cfに記述があり利用できそうです。残りは明日以降報告させていただきます。加えて、「Ubuntu サーバー徹底構築」で利用している項目も同様に調査します。その後リリースとなります。

 では、また!

■Postfix : インストール/設定
https://www.server-world.info/query?os=Ubuntu_18.04&p=mail&f=1

■Postfix main.cf ファイルフォーマット
http://www.postfix-jp.info/trans-2.1/jhtml/postconf.5.html

■CentOS 7 の Postfix で独自ドメインの設定
https://qiita.com/bezeklik/items/438eadbdb06672f3c3b6
タグ:postfix main.cf
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