はなしあいて

ステイホームで
主婦にとっての自由な時間が消えた

毎日が、休日の、用事するだけの存在

同じ屋根の下に誰かといることは
自分の自由な人生ではないということ

大きな家だろうと豪邸だろうと
同じ屋根の下に自分ひとりじゃなければ
自由はそこにない

共有する場所以外、部屋にひとりで籠っているとしても
ひとりでなければ
自由はない

気配がある限り
制限されることになり
面倒な家事をすることが増えるだけで

楽しいと思うことはそこにない

人と暮らせない理由は
心が解放されないからだ

誰かがいると
見えてなくても
完全な自由じゃないからだ

何かを我慢
自分のことは自分で
家族のことをやる時間も増える

何も自分にはプラスはないのだ

たくさん我慢しながら
たくさん頑張ってきた

味方のいない場所で嫌な思いしながら
誰にも愚痴らず頑張ってきた

家族がテレワークで毎日、在宅していることで

憂鬱になって
なんにもしたくなくて
寝てばかりになったっていいでしょ

これこそ
まるで女中さん
無給の、しかも
やるのが当たりまえの万能な家事する人

そんな毎日は要らない
平日の自由があったからこそ
なんとか苦手なりに家事も手を抜きながら
やってきて
自由に過ごせていた

お給仕することに幸せは感じない
他人に尽くすとかに幸せは感じない

人と暮らせない理由は
自由が欲しいから
心を解放して生きたいから
なんで
縛られないといけないのかと思ってしまうから

主婦だからって
自己主張できない人生なんか要らない
人に合わせて
本当に選びたいものを我慢する人生なんか要らない

涼しいリビングを毎日１日中占領されて
エアコンのつけられない部屋に籠り
飯炊きだけを毎日繰り返す

この私を気遣う人はこれまでもどこにも
いなかった
だから
人と暮らせない