2013年04月19日
土曜福島〜第10回福島牝馬S(GV)
6日目に組まれている福島牝馬ステークスであるが、今開催は過去4日のうち、2日目に1日だけ不良馬場で行われたものの、福島の芝コースはほぼ全面的にエクイターフが導入されている関係で、6日目とはいっても、それほど馬場の悪化はないはず。
従来の福島のように、「見るからに極悪馬場の良馬場」ではない、良好な馬場での福島牝馬Sが期待できる。
馬場は良好でも、馬券はそう簡単に「良好」にはならなそうなメンバー15頭、というのも、たとえば昨年の覇者オールザットジャズは、少し復調してきた感はあるものの、それでも昨年ほどの好調では明らかにない。
とすると、人気はおそらく前走の中山牝馬Sを快勝していたマイネイサベルのほうか。
マイネイサベルは斤量的には前走と同じ56kgで、メンバー的には前走とさして変わらず、しかし、GTでは掲示板さえ確保できない牝馬が2戦続けて56kgで本当に信頼がおけるのかというと、これもまた怪しい気がするし、何より紛れの多い福島の芝1800m戦というだけで、波乱の決着を期待したくなってしまう。
とは言え、ハンデ戦ではないからそれほど斤量差も大きくはならず、しかも馬場もそれほど内外の差はない印象があり、それならば穴人気でも器用さのあるゴールデンナンバーの格上挑戦に期待しようかなぁ・・・などと考えていたのだが、しかしゴールデンナンバーは7枠13番い入ってしまい、もう一度内のほうを見直してみたところ、この馬は出ているとどうしても買ってしまうサンシャインが3枠4番に入って中舘騎手、スロー濃厚であることを考えても、やはり魅力はこちらのほうになってしまう。
サンシャインは、お母さんの系統がヨーロッパの重厚な血が重ねられた非常に厚みのある血統背景で、お父さんのハーツクライの産駒はどうも勝ち身に遅いタイプが多いために、血統的には現代の日本の競馬にふさわしいとはとても思えない配合ではあるけれど、いかにも福島の目立たない重賞では気を吐きそうなタイプのように感じる。
前走は小柄な牝馬が大幅に身体を減らしてしまって見せ場は作れなかったが、着順ほど負けた印象はない。というか、力を出せる状態ではなかったように映った。
身体をもどして、そしてひと雨あれば・・・という気がする。
雨雲が速く北上するのを祈りたい。
相手は、ゴールデンナンバー。
これはセルカークの肌にダイワメジャーという配合で、セルカークは大河・レッドゴッドの流れではあるものの、ブラッシンググルームを経由していないため、この系統では完全に傍系に入ってしまう印象も実はあるが、しかし牝系は優秀(オルフェーヴルや、古くはニジンスキーらと同じ一族)で、このファミリーの末裔はなぜか、エクイターフ導入以降に活躍するケースが増えているとされる。福島では走ってくださいという感じの血統であると思いこむことにする。
単穴は、間違いなく力をつけているアロマティコ。
外枠はありがたくないが、2走前の秋華賞の、ジェンティルドンナ、ヴィルシーナに続く3着は、かなり骨っぽい相手だった前走の内容を見る限り、フロックではなさそう。
押さえは当然マイネイサベルとオールザットジャズ、オメガハートランドにアカンサス、脚の使いどころが難しい気もするが、いちおうトーセンベニザクラと、このあたりはすべて人気どころになってしまうなぁ・・・
だったら超大穴のスピードリッパーあたりも押さえることにする。印は回らないけれど・・・
◎ サンシャイン
〇 ゴールデンナンバー
▲ アロマティコ
△ オメガハートランド
△ マイネイサベル
△ オールザットジャズ
△ アカンサス
△ トーセンベニザクラ
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