2013年02月15日
日曜小倉〜第47回小倉大賞典(GV)
この日は府中でフェブラリーステークスが行われるから、実質裏開催ということになる小倉大賞典、今年最初のローカルハンデ重賞である。
ハンデと、「小倉巧者の動向」はもちろんだが、それ以外でポイントになるのが馬場。
先週あたりは古馬の500万条件の芝1800m戦で1分46秒台の時計が出ているくらいだから、この時期としてはかなり芝は速い
平坦で小回りコースであることも勘案すれば、典型的なスピードタイプがいかにも台頭しそうな、そんな雰囲気の「荒れるハンデ戦」である。
昨年の勝ち馬・エーシンジーラインは、絶好調ならダイヤモンドステークスではなく、おそらくこちらに回ってきていたはずだが、ここには出てこないおかげで、展開を読むのが非常に難しくなってしまった感も正直ある。
最内枠をひいて行けば行けると思われる3連勝中の55kgパッションダンスではあるけれど、これが人気を背負うだろうから、川田騎手はあまり行きたくないのではないか。
とすると、押し出される形で55kgマルカボルト(3枠6番)あたりが行くことになるのだろうか?
いずれにしても、この距離のオープンとしてはかなりのスローで、後半が急激に速くなるような展開が考えられる。
とは言え、直線が長く、坂がある府中コースとは違い、おそらくかなり早めにまくっていくまくり合いの競馬の可能性も十分考えられ、前後半のラップバランスが完全に崩壊した乱ペースになるのではないか、という読みにした。
まあ、多分に「そうなってくれたら楽しい」という願望の部分が大きいのだが、とすると逆に、考えられる以上に底力を問われるレースになる可能性もあるのではないか――平坦コースに替わってガラリ一変がありそうな、52kgの牝馬ダイワズーム(2枠4番)の一発に賭ける。
血統的には典型的な平坦巧者のスピード血統でいいが、この馬、昨年ジェンティルドンナが勝ったオークスでは、ジェンティルドンナの前で厳しい流れを折り合って6着。
2着のヴィルシーナとはコンマ3秒差、ハナズゴールにはクビ差先着だった。
あの流れを55kgで中団追走からジリジリ伸びたあたりは、血統からくる軽い印象以上に底力はありそう。
成長があったとは言え、秋は少し重かった印象もあり、短期放牧に出したリフレッシュ効果も期待できそうな気がする。
今年の4歳牝馬は、3冠牝馬とハナズゴールを除けば稀に見る低レベルである可能性や、府中コースの異常な高速馬場だからこそ非力な牝馬でも乗り越えられてしまうという危険性はあるが、すべての面で条件好転のダイワズームにあえて期待したい。
相手は、このレースと夏の小倉記念で買わなければいつ買うのだというくらいの小倉巧者である57kgエクスペディション(6枠11番)、これは人気でも買う。
オルフェーヴルやゴールドシップ、さらにはナカヤマフェスタなどの出現により、一躍「名種牡馬」の道を独走しはじめた感もあるステイゴールドだが、しかし以前の産駒は、牝馬でタフに走り続けたアルコセニョーラに代表されるように、「ローカルでこそ」というタイプの産駒がほとんどだった。
エクスペディションもその典型と見てまず間違いない。
前走の大敗やオープン入り後57kgで好走実績がないこと、さらには「夏」のイメージがあまりにも強いことから、ここは意外と売れないのではないかという下心丸だしで対抗とする。
単穴は、前走落馬寸前の不利を受け、降着基準の新ルールを「だから言わんこっちゃない・・・」というくらいに体現してみせた57kgゲシュタルト(8枠15番)、前走に続いて今回も狙う。
私など、以前から新ルールには懐疑的なスタンスを貫き通していたが、本命にしたAJCCのゲシュタルトでアホらしいくらいの矛盾裁定の被害を被ったのだからおもしろくない。
とは言え、一番おもしろくないのはゲシュタルト本人と陣営だろう。
ゲシュタルトはとにかく気の毒、数字だけ見れば「9着」と惨敗ながらも、よく馬を無事に操縦してくれたと、ゲシュタルトのファンからは勝浦騎手を讃える声さえ聞こえてくるほど、あの裁定はひどいものだった。
ここは私も俄然ゲシュタルトに肩入れである。
あまり向くとは言えない馬場に斤量だが、がんばってほしい。
そして押さえは、パッションダンスは当然として、馬場が合うダコール(1枠2番)は、今度は巻き返す。
それから、正直高速馬場で平坦コースが合うとは思えないが、この時期のオペラハウス産駒で、55kgまで軽くなればそろそろ走りそうなテイエムアンコール(5枠9番)を大穴で、そして万一上がりだけの勝負になったときには55kgダローネガ(6枠12番)、平坦コースに実績あるロベルト系の55kgキングストリート(4枠7番)、ここまで押さえる。
◎ ダイワズーム
〇 エクスペディション
▲ ゲシュタルト
△ パッションダンス
△ ダコール
△ テイエムアンコール
△ ダローネガ
△ キングストリート
ハンデと、「小倉巧者の動向」はもちろんだが、それ以外でポイントになるのが馬場。
先週あたりは古馬の500万条件の芝1800m戦で1分46秒台の時計が出ているくらいだから、この時期としてはかなり芝は速い
平坦で小回りコースであることも勘案すれば、典型的なスピードタイプがいかにも台頭しそうな、そんな雰囲気の「荒れるハンデ戦」である。
昨年の勝ち馬・エーシンジーラインは、絶好調ならダイヤモンドステークスではなく、おそらくこちらに回ってきていたはずだが、ここには出てこないおかげで、展開を読むのが非常に難しくなってしまった感も正直ある。
最内枠をひいて行けば行けると思われる3連勝中の55kgパッションダンスではあるけれど、これが人気を背負うだろうから、川田騎手はあまり行きたくないのではないか。
とすると、押し出される形で55kgマルカボルト(3枠6番)あたりが行くことになるのだろうか?
いずれにしても、この距離のオープンとしてはかなりのスローで、後半が急激に速くなるような展開が考えられる。
とは言え、直線が長く、坂がある府中コースとは違い、おそらくかなり早めにまくっていくまくり合いの競馬の可能性も十分考えられ、前後半のラップバランスが完全に崩壊した乱ペースになるのではないか、という読みにした。
まあ、多分に「そうなってくれたら楽しい」という願望の部分が大きいのだが、とすると逆に、考えられる以上に底力を問われるレースになる可能性もあるのではないか――平坦コースに替わってガラリ一変がありそうな、52kgの牝馬ダイワズーム(2枠4番)の一発に賭ける。
血統的には典型的な平坦巧者のスピード血統でいいが、この馬、昨年ジェンティルドンナが勝ったオークスでは、ジェンティルドンナの前で厳しい流れを折り合って6着。
2着のヴィルシーナとはコンマ3秒差、ハナズゴールにはクビ差先着だった。
あの流れを55kgで中団追走からジリジリ伸びたあたりは、血統からくる軽い印象以上に底力はありそう。
成長があったとは言え、秋は少し重かった印象もあり、短期放牧に出したリフレッシュ効果も期待できそうな気がする。
今年の4歳牝馬は、3冠牝馬とハナズゴールを除けば稀に見る低レベルである可能性や、府中コースの異常な高速馬場だからこそ非力な牝馬でも乗り越えられてしまうという危険性はあるが、すべての面で条件好転のダイワズームにあえて期待したい。
相手は、このレースと夏の小倉記念で買わなければいつ買うのだというくらいの小倉巧者である57kgエクスペディション(6枠11番)、これは人気でも買う。
オルフェーヴルやゴールドシップ、さらにはナカヤマフェスタなどの出現により、一躍「名種牡馬」の道を独走しはじめた感もあるステイゴールドだが、しかし以前の産駒は、牝馬でタフに走り続けたアルコセニョーラに代表されるように、「ローカルでこそ」というタイプの産駒がほとんどだった。
エクスペディションもその典型と見てまず間違いない。
前走の大敗やオープン入り後57kgで好走実績がないこと、さらには「夏」のイメージがあまりにも強いことから、ここは意外と売れないのではないかという下心丸だしで対抗とする。
単穴は、前走落馬寸前の不利を受け、降着基準の新ルールを「だから言わんこっちゃない・・・」というくらいに体現してみせた57kgゲシュタルト(8枠15番)、前走に続いて今回も狙う。
私など、以前から新ルールには懐疑的なスタンスを貫き通していたが、本命にしたAJCCのゲシュタルトでアホらしいくらいの矛盾裁定の被害を被ったのだからおもしろくない。
とは言え、一番おもしろくないのはゲシュタルト本人と陣営だろう。
ゲシュタルトはとにかく気の毒、数字だけ見れば「9着」と惨敗ながらも、よく馬を無事に操縦してくれたと、ゲシュタルトのファンからは勝浦騎手を讃える声さえ聞こえてくるほど、あの裁定はひどいものだった。
ここは私も俄然ゲシュタルトに肩入れである。
あまり向くとは言えない馬場に斤量だが、がんばってほしい。
そして押さえは、パッションダンスは当然として、馬場が合うダコール(1枠2番)は、今度は巻き返す。
それから、正直高速馬場で平坦コースが合うとは思えないが、この時期のオペラハウス産駒で、55kgまで軽くなればそろそろ走りそうなテイエムアンコール(5枠9番)を大穴で、そして万一上がりだけの勝負になったときには55kgダローネガ(6枠12番)、平坦コースに実績あるロベルト系の55kgキングストリート(4枠7番)、ここまで押さえる。
◎ ダイワズーム
〇 エクスペディション
▲ ゲシュタルト
△ パッションダンス
△ ダコール
△ テイエムアンコール
△ ダローネガ
△ キングストリート
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