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日曜京都〜第53回きさらぎ賞(GV)

クラシックへの登竜門として注目を集めることになるきさらぎ賞、今週の日曜京都のメインである。
今年は9頭ということで、ちょっと寂しい印象もあるが、しかしここはきさらぎ賞ということで、今年もクラシックで活躍が期待されるディープインパクトの子どもたちが3頭も出走してきた。

中でも注目は、デビュー勝ち以来の2戦目となるリグヴェーダ(6枠6番)ということになるか。
中止になった京成杯の予想のところでも少し触れたが、血統的な部分(ゴールドアリュールやゴールスキーの下)以上に、デビュー戦の内容が非常に素晴らしかった。
京成杯の中止で順調度にはケチがついたが、ここは十分勝ち負けできるだけの素質はありそう。

さらに、馬体のスケールという意味では、おそらくこのメンバーで抜けていると思われる大外のラストインパクト、これは前走のエリカ賞で、勝ったマイネルマエストロにうまく乗られてしまった印象の2着。
ただ、身体の感じは母方のティンバーカントリーが出ている印象で、これからどんどん良くなっていきそうな気配はあった。

そして、人気になりそうなのが、善戦血統のタマモベストプレイ(3枠3番)、ただ、前走のシンザン記念の3着は、完成度の高さで4着以下を上回った印象だった。
それから当然、もう1頭のディープ産駒・インパラトール(8枠8番)、個人的にディープ産駒3頭の中ではこれを一番高い評価にしているのだが、かなりの久々を克服できれば、ここに入っても十分やれるポテンシャルはある。

もちろん、頭数の割になかなかシブいメンバーが他にもそろっているが、いちおうこの4頭が主力かな、という気がしている。

で、狙うのはこれら以外ということになるのだが、今週は、基本は東京新聞杯が勝負レースということで、ここは少額で大穴を勝って遊ぼうという気がしている。
そしてここまで、なぜかそういう馬券がよく的中しているというのがちょっとクセになっているのだが、ここは思い切って武豊騎手のアルムダプタ(5枠5番)にした。

3戦すべてダートばかりを使われ、しかもデビュー戦以外の2戦は交流重賞を使われて、トータルで3戦2勝だが、確かに前駆が勝ったタイプで、いかにもお母さんの系統からくるダート適性は高そうではある。

しかし、典型的なアメリカ競馬のスプリンターだった芦毛のルビアノ(その父ファピアノ)は、ニジンスキーの系統をはじめ、やや重厚な血もしっかりと入っており、アルムダプタ自身の父はスペシャルウィーク、肝心な身体のラインはこれを彷彿とさせなくもない。

週末は雨予報の京都で、全体に時計がかかる芝であることを考えると、パワーに勝る同馬がアッと言わせるシーンもあるのではないか・・・という狙いにした。
苦しいのは承知で、敢えて期待したい。

行けばクラウンレガーロ(4枠4番)が速そうだが、控えるならもしかしたらこれが行くのかもしれない。
こういうときの豊ジョッキーは怖い。

そして相手はインパラトール。
とにかく2000m以下なら、京都の外回りはディープの子を買っておけばまず間違いないということで、3頭の中では最も人気がなさそうなこの馬が事実上の連軸という感じ。

正直休み明けの今回はどうかわからないが、先々はこれが一番走ってくるような印象がある。
ただし、この馬はストームキャットの系統だけに、このあと距離を延ばしてどうかだが、ただ、これはどちらかと言えばストームキャットよりもジャパンカップ2着のマジックナイト(その父ルネンジョン)のほうが出ている印象があるので、ちょっと先まで見てみたい気がする。
まあここでそんなことを言っても仕方がないのだが・・・

そして単穴は、とにかく京都外回りは、2000以下ならディープの子を・・・以下同文ということで、3頭のうち2番目に人気がなさそうなラストインパクトにした。
名種牡馬の条件として、「母方のよいところを引き出す」ことが挙げられるが、ディープインパクト産駒の走る馬は総じて、お母さんの系統の良さが非常に出ている印象があり、これもその典型か。

少なくともお父さん似ではない。
そして、ディープ産駒に限れば私はお父さんに似ていない子のほうが走るのではないかという気がしている。

押さえは、キャリアを積んでだんだんと良くなってきている印象のアドマイヤドバイ(7枠7番)、当然リグヴェーダ(6枠6番)、そして最内で先行できるバッドボーイまで。

さあ、クラシックを見据えて、果たしてどんな競馬が展開されるのか、馬券は少額でも注目は大きい!

◎ アルムダプタ
〇 インパラトール
▲ ラストインパクト
△ アドマイヤドバイ
△ リグヴェーダ
△ バッドボーイ




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