お迎えするのに「迎え火」を焚く。
と言っても、夜に庭先で煌々と火を焚いていたのでは
向かいのアパートの方から「火事だ! 119番」と
なりそうなので、迎え火の代わりに提灯に明かりを灯す。
本来は蝋燭に火をつけるのが正しい?のだろうが
3日前に仏具屋で買い求めたものは単3電池2個が電源の
豆電球方式である。
「ご先祖様は、こんな電球じゃあ迷われるのではないかねえ」
と、奥様が冷やかし半分で言う。
「なーに、男なら迷わずに来られるって」と私。
男は昔、食糧を得るために狩りに出ていき迷わずに家に帰っていた。
でなきゃあ、家人を飢え死にさせるから・・・
自分も安住するところがないことになる・・・
ま、中には途中事情で帰ってこない浮気者も居たろうけど・・・
いまでも居るし・・・
だから、迎え火がなくても、ナビがなくても
男は本能として身についている方向感覚で家に戻るのだ。
などと、知ったようなことを言う私でした(笑)
すかさず、奥様から
「この前、ハウステンボスに行ったときにナビみてても
なかなか辿り着けなかったのは、どなたでしたっけ?」
ところで、
先ほどの迎え火用の提灯、
材質が絹で出来たものが、最近は多いみたいで
1本(数え方は正しい?)が2万いくら・・・
で、びっくり。
先祖様をお迎えするのに2万円以上の経費が掛かるなんて・・・
紙でできた提灯だと、雨に濡れたりすると劣化が早く、
すぐに使い物にならなくなるような気がしますが、絹製だと
長持ちするのかなあ?
何か盆特需を狙った仏壇業界の陰謀?のような気もするけど
みなさんのお宅では迎え火はどうされているのでしょうか?
もうじき送り火ですね。
>>>精霊流し
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