先週、奥さんの友人の息子さん(たぶん30代?)が
夏休みだということで、
我が家からもそう遠くない渓谷らしきところに
自分の子供さん3人を連れて遊びに行かれていました。
ところが、ヒトと云うモノは一寸先は闇で
何が起こるか分からないものです。
楽しいはずの渓谷遊びが一転してしまいました。
息子さんが岩の苔に足をとられて転倒、
そのはずみで頭を岩に打ち付けてしまわれました。
右側頭部を激しく強打したようで、まったく動けなくなり
子供がちかくにいた人に助けを求めたとのことでした。
救急車で運ばれた先で、応急処置はされたようですが、
くも膜下に出血がみられるのと、脳内にも出血が
確認されているとのこと。
「神様、お父さんを助けてください。お父さんを
助けてください」
倒れたお父さんのそばで、子供が叫んでいたそうです。
情景を想うとなにか、胸が張り裂けそうです。
事故から四日目を迎えていますが、息子さんは言葉を
しゃべれて、意識も比較的しっかりしているとのこと。
しかし、左半身が麻痺しており、視力にも重篤な影響が
出ているようで、意識の明瞭なのは気丈さだけでのことでは
ないのかと思われ、今後も予断は許さない状況です。
それにしても、なにも夏休みに楽しんでいる親子に
こんな試練を与えなくてもよいではないか・・・と考えてしまいます。
こういうことを決定づけるなにかの存在があるのだろうか?
その存在は、ヒトを痛い目に遭わせたり、悲しませたりするような
権利がどこに存在するのだろうか?
もう、何十年も前になります。
会社で親しくさせていただいている先輩の子供さんが
海で亡くなったことがありました。
ただただうな垂れていた先輩ご夫婦をまえに
世の非情、不条理を思いました。
あのときの情景もまざまざと蘇ってきました。
なにか理由があってこんな目に遭うのだろうか?
なぜ、自分たちでなければいけなかったのか?
きっとそう思われているだろう。
ご快復を祈るのみです。
.
カテゴリ
タグ