NHKの番組で「SONGS」というのをやっていました。

アリスが今回の出演者でした。

私とほとんど同年代であり20代の頃は彼らの歌を

よく聴いていました。



やはり、時間の経過は容赦ないほど

彼らのそれぞれの顔に刻まれていました。

それは自分もまったく同じで日々の変化には気づかなくても

数十年の積分は誰の眼にもはっきりと変化を感じるわけです。



番組で流れてきた曲は「チャンピオン」 「遠くで汽笛を聞きながら」

そして初めて聴く最近の曲「ユズリハ」という3曲でした。



当時は聴いていても何となく意味がわかった様な感じでいた曲も

今聞くと経てきた時間からか、あるいは経験からか

違う意味で感動するというか、気持ちを揺さぶられることがあります。

なかでも自分の遥かに過ぎ去った当時の思い出と重なることが多い

「遠くで汽笛を聞きながら」が一番、心に堪えます。

カラオケが流行りだした頃、私の持ち歌でよくこの曲を唄ってました (笑)





随分、人に迷惑をかけてきて馬鹿なこともしてきましたし、

何一つ誇れるようなことをしてきたわけではありませんが

それでも、その時その時で一生懸命ではあったような気がします。



過ぎた時間と今から生かされて在る時間とを比べれば

はるかに短い「在る時間」も出来れば自分のためばかりでなくて

人のために役立てれば・・・などと、めずらしく殊勝なことを

アリスの曲を聞きながら思いました。



遠くで汽笛を聞きながら   堀内孝雄さん
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