伝説のスター、ジェームズ・ディーンの代表作にして青春映画の金字塔と

言われる「エデンの東」・・・ご覧になったことはおありでしょうか?






この写真のような表情を彼、ジェームス・ディーンは大抵していますね。
いつも、愛に飢えている表情です・・・







映画は19世紀後半から第一次世界大戦に至る時期の
アメリカ合衆国カリフォルニア州を舞台に、
アイルランド移民であるサミュエル・ハミルトン家と、
東部から来たアダム・トラスク家の2家族の歴史を描いたものでした。




      ・・・・・・あらすじ・・・・・


第一次世界大戦の直前、場所はカリフォルニアのサリナス。
厳格な父のもと生まれ育った二人の兄弟がいた。
素直で素行もよい優等生の兄のアーロンとは対照的に、
弟のキャル(ジェームス・ディーン)はいつも攻撃的で
ひねくれた性格の持ち主だった。


アーロンにはエイブラという美しい恋人がいたが、
エイブラはキャルのはかりしれない攻撃性におびえているようだった。

ある日キャルは汽車に乗り、モンタレーまで出向いた。
そしてある初老の金持ちそうな女を後からつけ、その夫人と話がしたいとキャルは言う。
しかし用心棒に追い出されてしまった。

それでも彼は諦めなかった。ある晩、キャルはその女が経営する酒場に行き、
その女主人の部屋に勝手に入っていった。
しかしキャルはまたしても用心棒に追い出されてしまう。
しかし、保安官のサムからケートはその売春宿の女主人が
自分の実の母であることを聞かされる。


ある日の畑仕事の昼休み、キャルはエイブラと話をした。
エイブラは「本当は自分はそんなに良い人ではないのに」という気持ちが
いつも心の中にある、ということをキャルに語った。二人は話が合った。

そんな頃、低温保存技術に自信を持った父親は、
貨物列車でレタスを輸送しようと試みた。
しかし途中で列車が立ち往生にあい、氷が全部溶けてしまったのだ。
そして父は4000ドルもの大損をしてしまった。

父は聖書の朗読さえまともにしようとしないキャルより、
兄アーロンのことが好きなようだった。
ある晩、キャルは死んだと言われてきた母親が
本当は生きているのではないか、と父親に問いただした。
父親はそれを認めはしたがどこに住んでいるかはわからないと言う。

肩の傷の本当の原因は教えようとしなかった。


ヨーロッパで起っていた戦争にアメリカが参戦すれば、
豆の値段が高騰するだろうという情報を聞かされたキャルは
豆の栽培を始めることを決意する。

しかしビジネスを始めるにも元手のないキャルは、
母親の元を訪ね金を借りる。戦況は悪化していった。

町の徴兵委員となった父親とアーロンは戦争のことで心をいためていった。
そして父親の誕生日、アーロンとの待ち合わせに
早く来てしまったエイブラとキャルは祭りで遊ぶ。

二人は観覧者に乗り、キスをした。
エイブラの心はキャルに傾いていっているようだった。
その頃、アーロンが到着したが、祭りでは戦争のことで
ちょっとした言い争いが起きていた。

戦争の残酷さと、それが人々のいさかいの種になっている
ことに心をいためるアーロン。

キャルは父親にとっておきの誕生日プレゼントを用意していた。
自分が豆で儲けた4000ドルをプレゼントしようとしたのだ。

しかし、エイブラとの婚約をプレゼントすると行ったアーロンに対して、
戦争によって儲けた金をプレゼントしようとしたキャルを父親は激しく罵った。
「こんな金は受け取れない!」。
またしても父親への愛が伝わらなかったキャルは自暴自棄になり、
アーロンに実の母親はモンタレーで生きてい売春宿の女主人をしていると告げた。
そしてアーロンを無理矢理母親の元に会わせに行った。

しかし、そのショックに精神を病んでしまったアーロンは、
その晩、列車に乗って戦地へいってしまった。
それを知った父親もひどいショックを受け、脳卒中で倒れてしまった。


意識があるのかないのかもわからずベッドに横たわる父親に対して、
キャルは涙ながらに話しかけ続けた。
そして遂に父は「俺の面倒を見ろ」とキャルに話しかけた。
キャルは始めて自分の父親への愛が通じたことを感じたのだった。

     ・・・・・・・・・・・・・・・・



いつも愛に飢えているジェームス・ディーンに、はまり役の映画だったと思います。
テーマ曲も美しいです。
 



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エデンの東 パーシーフェイスオーケストラ



※あらすじは既刊の解説を参考にしています
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