昨日遅く14年飼っていた犬のポポが死んだ。
動かないことに気がついた時、すでに体の
硬直が始まっていた。つまり、息を引き取る瞬間には
その場に居なかったという飼い主として恥ずべき
事態に自責の念に襲われている。


ポポは柴犬に近いけど、どう見ても雑種と呼ばれる
部類である。何故か、娘たちが小さい頃に隣に
かわいいテリアが居たのにそれよりも見てくれは
よくないこの犬を犬猫銀行と書かれた所で選んだ、何故か。


時々雪が降ってくる曇天の中をポポの亡骸を車に
載せて娘たちと3人で30キロメートル離れたペット専門の
葬儀社に連れて行き火葬した。
人間60年も生きていると関わってきた人やペットと
呼ばれる骨をいくつか拾ってきた。
その度に自分もこうなるのだと見せつけられて
いるようでもあった。きっとそう遠くないとある確信に
近い思いを抱きながら。


多くのペットたちが眠っています

冷たい風のせいか生きとし生けるものの無常が沁みてくる。
ああ、俺はこれまで何をしてきたのだろうかなどと
いう想いが駆け巡る。長年連れ添ってきたポポの最期さえ
看取ってやれなかった自分は一体今まで何をしてきたのだろうかと。


マイウェイ  プラターズ
この歌を聞くと人前でほとんど泣いた
ことのないasagoがホロッとなります

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