2015年07月28日
技術的難易度が上がるほど面白く無い?
久しぶりにマジックの話を!(笑)
タイトルの内容に関して、とりあえずは置いておきます(ぉぃ
最近読んでいた本をまず紹介します。
ジョン・バノン カードマジックとジョン・ガスタフェロー カードマジック ONE DGREEという本です。
著者の前書を見るかぎり、この2人はお互いに影響しあっているようですね。
この2冊に共通する点はクラシックな技法、中でも特に簡単な物をよく使っていることです。
シンプルでなおかつ見た目的に分かりづらい技法を使っています。
とてもシンプルな方法でトリックを組み立てていますが、構成的や演出を工夫しているのがこの2冊に対する私の印象でした。
詳しい内容を書こうかとも思ったのですが、用語を出した瞬間にタネが丸わかりになるので、今回は自重します。あしからず...m(_ _)m
一番面白かったのはジョン・ガスタフェローの方の一番最初のマジックです。
子供だましのような技法で、誰もが一度は考えたことがありそうなトリックを、演出の工夫で実演に耐えれるようにしています。
しかも技術的難易度がそんなに高くないですね...
それと2つ目に載っていたマジックですが、このカードを集める方法はジョン・バノンの方にも似たような方法がありました。
コールド・リーディング風の演出しながら自然にセットする方法なのですが、根幹に係る技術が同じです。
ちなみに、私もよく使っている技法です(笑)
ジェームズ・ブラウンの「スティル・ファンシー・ア・ポット・オブ・ジャム」という、カタカナで書くとやたら長いタイトルのDVDにもさらっとこの方法を使ったものがあります。
原案は超古典ですが、この人達のやり方は自然すぎて観客からは絶対に分からないはずです。
私も多用してますが今まで指摘されたことが無いですね...
ジョン・ガスタフェー氏の方はAmazonのレビューで難易度の高い技法が要らないと書いてありますが、サラッとハーフパスとかを要求して来たり、地味に難しいのがちょくちょく入ってくるので、読もうと思っている方は気をつけてください。
マジックをする上での注意している点とかに関しては参考にはなりましたが、割りと他のマジシャンも似たような事を語っているので(エリック・ミードの本の中や、レストランマジシャンガイドブック等)、個人的には本当に参考程度でした。
ジョン・バノン氏の方は一部説明が無い技法やトリックがあるので、メジャーな古典マジックを知っている必要があります。(ダイ・バーノンのツイスティングエーセズとか)
こちらは、どちらかというと、セルフワーキングに近いものが多いですね。
2冊ともシンプルなトリックを使うために、演出にメンタルマジック的な要素がありますが、この辺はとても参考になりました。
(一応古典にもあるやり方ですが、この本を読むまでは有用性に気づけなかったのです...orz)
そろそろ本題に入りましょうか\(^o^)/
技術的難易度と客の反応について。
技術的難易度がそもそもちょっと曖昧な感じもしますが、私もちゃんとした定義が無いです。
例えばカードのフラリッシュでPandoraは確かに難しいですし(ゆっくりでしか出来ない...orz)、見た目的にも割りとすごそうな「感じ」がします。
ただ、不思議さは全く無いので、客によっては好き嫌いがわかれるかもしれません。
手先の器用さやジャグリング的な要素を求めるなら、最初からジャグリングを見れば良いのです(ぇ
世の中にはカードマニピュレーションだけで観客を魅了出来る人もいるので一概には言えません。
ヘインシュタインシャッフルは、DVDのレビューでは凄い難しいとか、難易度は高いとか言われてますが、やり方が少し特殊なだけで、そんなに難易度は高く無いと感じます。
むしろ普通のザローシャッフルを綺麗にやるほうがよっぽど難しいのでは無いでしょうか...
まぁ、この辺は観客のウケにはそこまで関わらないのでこの辺までとして...
似たような技法だけど、簡単な方が客受けが良いものを挙げてみます。
あ、基本的ににカードの内容ですよ?
まずは、カードのドリブルとスプリングです。
どちらもカードを弾いて、右手から左手(あるいは逆)に1枚ずつカードを送る技術ですが、客受けはスプリングの方が良いのです。
本当に個人的な意見ですが、ドリブルのほうが難しいと思っています。
実際、カードスプリングは小学生の時から出来ましたし、しかも練習無しで最初から出来てました。
(確か当時見た映画の影響で見様見真似でやったら一発で出来てしまった)
ちなみに、当時はカードスプリングはできるけど全くマジックが出来なくて、その内周りから「マジック出来ないの?」と言われたのがマジックを練習し始めるきっかけでした(笑)
逆にドリブルはかなりの時間練習したと思います。多分1ヶ月位やって、ようやく1枚ずつ等間隔に落とせる用になりました。
でも、やはり見た目的にはスプリングの方が受けがいいので、人前で何気なくやるときはドリブルを先に見せるようにしています(笑)
実際はドリブルの方が難しくても他の技法に混ぜやすいので使い勝手が良いのですが...
スプリングからカードを1枚抜き出すという曲芸のような技法(Shin LImのSHINAG)もありますが、これも出来たら見た目的にはウケが良いですね...(出来る気がしない...)
他にも、アンダー・プレッシャーとルポール・スプレッドも同系統の技法ですが、アンダー・プレッシャーの方が簡単で客受けが良いです...
ルポール・スプレッドは綺麗にやろうとするとなかなか難しいのですが...orz
蛇足ですが、アンダー・プレッシャーも普通のやり方ではなく、SHIN LIMのやり方をすると、後々カードコントロールが出来るようになったりします。(詳しくはSHINANIGENSで紹介されています)
上記のスプリングもですが、カードを斜め方向に反らすと確かにやりやすく見た目も綺麗になりやすいのですが、縦方向で出来たほうが色々と応用が聞く場合あります。
(スプリングは縦方向に出来ないと、ふじいあきら氏のSidewinderのカバーする動作が出来ない。そこまで必要性は無いけど)
ここまではフラリッシュに関してですが、次はトリックについてです。
例としてあげるのは、このブログでも度々出てくるアンビシャス・カードです。
方法としては色々ありますが、簡単なやり方だとティルトを使ったもので、少し難しい方法だとパスを使ったものがあります。(ダブルカットではやりません)
技術的には圧倒的にパスのほうが難しいのですが、ティルトを使ったほうが客的にはクリーンに感じるそうです。
ただ、マジシャン側からすると、というか私からするとパスを使うのが最もクリーンな方法だと思っています(笑)
まぁ結局のところ何が言いたかったかというと、最近はちょっと技法の難易度高くね?というお話です。
しかも難易度高い割にそんなにウケません(一部例外あり)、それに動画サイトにアップするためか一方向の角度にしか強くなかったりすることもあります。
特に、最近のヴィジュアルな技法は、周りをぐるっと囲まれることが多い私には全然適してないんですよね(笑)
たしかに、クリップシフトはヴィジュアル的で凄いと思います。ただ、片手でやろうと思わなければパームシフトでも同じような現象が起こせますし、客はそれほど片手だけでやることを期待していないように思います。(一部のマジックマニアは除く)
どっかの誰かが言ってるように「素晴らしいトリックほどタネはシンプル」というのを、冒頭で書いた本やエリックミードの本を読んで感じました。
メンタルマジックなんてトリックがシンプルすぎるだろ?ってものが多いですし(笑)
電子的なギミックをトリックに使うのは有りか無しかという議論がたまにありますが、個人的には面白ければありです。特にプロでやったる人たちは失敗が出来ないので尚更という感じですね。
以前テレビによく出てた某Dから始まる自称メンタリストも割りと良くギミックを使ってる印象があります。
(あるマジックショップの宣伝で実際に使ってる映像として出ることもありますし、◯◯も使ってる!という宣伝文句も見かけます。)
最近の技術的難易度が高い技法は、巷で言われる「ただのオ◯ニー」なのでは?
なんかまとまらなくなってきたので、今回はこの辺で終わります!!(ぉぃ
ただ感じたことを書くだけ書いて、投げっぱなしにしてるこのブログこそがただの「◯ナニー」だろ!というツッコミは甘んじて受けましょう。
むしろ、「オナ◯ー」という単語を使いたかっただけでここまで書いたのでは無いかと言う疑惑も甘んじて...(ぇ
ちなみに、写真は祇園祭ですね。
山鉾巡行です。台風が近づいている中やっていましたし、見に行っちゃいました。
特にこの日のために遠方から来てた人たちは意地でも見に行ってたと思います。外国の方が多かった印象を受けました。
U-NEXT ビデオ見放題、音楽聴き放題16日間無料
ジョン・バノン カードマジック Dear Mr.Fantasy 新品価格 |
ONE DEGREE ジョン・ガスタフェロー カードマジック 新品価格 |
スティル・ファンシー・ア・ポット・オブ・ジャム? 日本語字幕版 [DVD] 新品価格 |
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/3987845
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック