2016年06月22日
筋力について
マジックに筋力はいるか?と聞かれれば、間違いなく「要る」と答えるジャンです。
(写真は筋トレグッズですが、マジックには関係なく、テニス肘予防のために前腕を鍛えているだけです)
今回は筋力、筋肉についてです。
いつものように独断と偏見に満ちた持論が繰り出されますので、ここで読むのをやめてくれても全く構いません(笑)
筋肉でわかり易い例は...
コインマジックでマッスルパスという技法があります。
読んで名のごとく筋肉を使ったパス。
練習せずに出来る人がいたら驚きです。
掌の筋肉の瞬発力を鍛える必要があるため、そこそこ時間が掛かります。
私は大体2週間でコインが一回転する程度、1ヶ月位でようやく20センチちょい飛び、3ヶ月位で30センチほどの飛距離が出るようになりました。
(練習したのは14年前くらいですw)
この仕上がるペースって、まんま筋肉トレーニングと同じなんですよね...
筋トレの効果が出始めるのは大体1ヶ月前後と言われています。
私の場合2週間でコインが動き始めたのは、そこの筋肉を意識して素早く動かせるようになったためで、飛距離が出なかったのは筋肉が十分に発達していなかったからだと推測できます。
んで、筋トレの効果が出始めるのは1ヶ月前後、効果がハッキリ分かるのが3ヶ月前後(個人差あり)、筋肉の肥大が見た目でわかるのが大体6ヶ月と言われてたと記憶しています。
(記憶違いだったら申し訳ないです...orz)
ちなみに、この筋肉が付く過程は、プロテインの摂取である程度加速することが出来るわけですが...
突拍子もない仮説を立てました。
「マジックの技法の練習しながらプロテインを摂取した場合、出来る様になるのが早くなる。」
証明しようが無い気がします\(^o^)/オワタ
前田知洋氏がASCIIのコラムで、「マジックのテクニックは習得するのに時間がかかります。その理由は、指先など、使う筋肉が小さいので疲労が激しく、何時間も練習できません。」と書いていたのを見て、思ってしまったのです。
「筋肉が原因なら筋トレの理論で効率上がるんじゃね?」と.../(^o^)\
例えば、新しい技法を覚えようとして毎日練習しても出来ず、しばらく中断していたら突然出来るようになったことはありませんか?
これ、もしかすると間に休息を挟んだことで、筋肉の超回復が起きたのかも知れません。
筋トレをした後には個人差はありますが、48時間から72時間休息を取った方が良いとされています。翌日に続けてトレーングをした場合、筋断裂が完全に治っていないので、筋肉が張っていたり、炎症を起こしていることがあります。この状態で同じ負荷のトレーニングをしても効果が上がらないだけでなく、逆効果にもなることもあるそうです。
休息を挿れて筋肉が回復してからトレーニングを再開したほうが効率が良いと言われています。
プロテインを摂取することで超回復の効果を上げることも出来ます。
まぁ、小さい筋肉しか使っていないのであれば、普通の食事だけで十分なタンパク質を摂取できると思います...(むしろその程度の運動量でプロテイン摂ったら確実に太ります!)
私が言いたいことは、初めて覚える技法は毎日ではなく、間に1〜2日開けて練習した方が良いかもしれないということです。(筋肉を育てる必要のある技法に限り)
ちなみに、力まずにスムーズに出来るようになってからは、逆に毎日練習したほうが良いです。
これもスポーツで言われている理論ですが...
プロスポーツ選手が何故毎日練習するのかという話になります。
趣味でテニスをやっているので、テニスのサーブを例にします。
実はプロのテニスプレーヤーというのは数ヶ月練習をしていなくても筋力が落ちていない限りサーブの球威やコントロールはあまり変わらないと言われています。しかし、それでも毎日練習をするのは必要な集中力を少なくするためです。
集中力は有限というのがスポーツの世界では一般的に言われていることで、仮に個人が持っている最大値を10とします。
もし、サーブを打つのに8割の集中力を使ってしまったら、残りの2割で相手のリターンに対応しなければなりません。更に相手のリターンに対応するために2のリソースを使ったら、その次の返球のために使えるリソースが0になってしまいます。男子テニスは基本的にミスをした方が負けるスポーツですので、先に集中力が切れるのは絶対に避けなければなりません。
毎日練習するのは8の集中力が必要だったサーブを大体2〜3くらいのリソースを割くだけで打てる様にするためなのですそして、残りの7〜8の集中力を他の技術(ストロークやフットワーク)などに充てて、試合運びを有利にします。
これってマジックの技法にも同じことが言えるのでは無いでしょうか?
ただ技法が出来るようになったからと言って人前で見せることは出来ないのは多くの人が理解していると思います。実際には台詞を口に出しながら、相手の反応を伺いいつつ、更には現象を起こさなければなりません。
もし、技法だけで9くらいのリソースを消費してしまい、残りの1で台詞を言えたとしても、不測の事態が起きた場合全く対応できません。それに演技全体で10すべてを使ってしまったら、精神的な余裕が無いことになってしまいますし、その状態は結構表情や仕草に出てしまうものです....
高度な技法を無理して繰り返すよりは、簡単に出来る範囲の技法を使って相手のリアクションに対応した演技をしたほうが受ける場合が多いです。
もっと言うと、台詞を予め用意して暗記しておくというのも、必要なリソースを減らすという意味では非常に重要だったりしますが、これは別お話ですね。
技法は特に意識せずに出来る様になるまで練習する必要がありますし、練習し続ける必要があります。
間を空けすぎると必要な集中力が増えますし、あまりにも練習をしていないと筋力が落ちて、かつて出来ていたことがスムーズに出来なくなります。
筋肉は約2週間動かさないと衰え始めます。
(完全にできなくならないのは、怪我や入院で無い限り筋肉を全く動かさないということが無いから)
長々と書いてしまいましたたが、私の結論は「筋肉が必要な技法は2〜3日に1回のペースで、出来るようになった技法はなるべく毎日練習するのが望ましい。」です。
他にも動かす筋肉を意識していると良いとか、色々言い出すと切りがりませんので、詳細に知りたい方はそういった書籍を購入されるか、他のサイトの情報を参考にして下さいm(_ _)m
久しく動かしてないと衰える例を...(笑)
コインロールには結構自信があったんですけどね...
半年やってないとこうなりますwww
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