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2013年04月16日

映画「船を編む」を見ました

映画「船を編む」を見た。船を編むってどういうことだろうと思っていた。これは一冊の辞書ができるまでの物語。辞書の名は「大渡海」。限りなく膨大な数の日本語の単語。この言葉の大海原に浮かぶ一艘の船。これが辞書。

辞書を作ることは、この膨大な数の言葉の一つ一つの意味を表現し説明するという、地味で気が遠くなるような時間のかかる作業だ。例えば「右」という言葉をどう表現するか。「西を向いたときに北に当たる方」「数字の10の0にあたる方」。このような無限に広がる言葉の意味一つ一つを説明し表現してゆく。この「大渡海」が完成するまでには15年もの歳月がかかる。

しかも言葉は生き物のようにどんどん変わっていく。新しい言葉も次から次に生まれてくる。例えば、「やばい」という言葉は、はじめは「まずい、困った」という意味で使われていたが、最近の若者の間では肯定的な意味で使われている。例えば激うまラーメンを食べた時、「やばい」と言う。これは「美味すぎる、美味すぎてやばい」という意味なのだ。

それから「ら」抜き言葉。「食べられる」⇒「食べれる」。年配の方々は、最近の若者のあいだで使われている言葉を、おかしい、日本語が乱れていると言う。しかし、言葉というものはどんどん変化していくものだと思う。平安時代に使われていた言葉、江戸時代に使われていた言葉、現代の言葉、全て違う。これからもどんどん変わっていくはずだ。

大渡海はこうした言葉の変化や新しい言葉にも対応した辞書として作られていく。主人公の、まじめ(あだ名ではなく苗字)は、その名の通りの超真面目人間。下宿している家のおばさんの孫(宮崎あおい)と結婚する。宮崎の演技は、ますます素晴らしくなっている。会社の同僚役のオダギリジョー、彼かっこいい、と初めてそう思った。この映画には派手さはない。しかし見たあとで何故か、スカッとして気持ちよかった。興味のある方は映画館へどうぞ!
posted by 荒川太郎 at 06:52| 映画・テレビ
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