荒川太郎ニュース

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FIFAワールドカップ1次リーグ　グループB　スペインvsオランダ。

FIFAランク1位で南アフリカ大会優勝のスペインと、FIFAランク15位で南アフリカで準優勝のオランダの対戦。

前回の南アフリカ大会の決勝戦と同じカードが、1次リーグで実現した。

南アフリカの決勝では、延長戦の末イニエスタのゴールでスペインが優勝を決めた。

オランダは当然リベンジに燃えている。


オランダのファンファール監督と、スペインのデルボスケ監督。

ファンファールはかつてバルセロナを率い、同時期にデルボスケはレアルマドリードを率いており、両者は対戦したことがある。

何かと因縁のある対決となった。


スペインは、FWにアトレティコマドリードでリーグ優勝に貢献したディエゴ・コスタを先発で起用。

オランダは5バックの陣形を取り、守備を固めてきた。

これが機能し、スペインの細かいパス回しはいつものようには回っていなかった。


イニエスタ→ダビド・シルバ→シャビ→ディエゴ・コスタとボールが渡り、コスタが倒されてスペインがPKを獲得、これをシャビ・アロンソが決めて27分にスペインが先制した。

これでスペインがのっていくかと思われたが、44分にオランダが追いついた。

左サイドからのロングボールをファンペルシーがヘディング、これがキーパー・カシージャスの上を越えてゴールに入った。

オランダは前半終了間際に同点に追いついた。


後半8分、ロッベンがDFをかわして得意の左足でゴールを決めて2-1とオランダが逆転に成功。

19分には、フリーキックからデフライが決めてオランダに追加点が入った。

27分には、ファンペルシーがキーパー・カシージャスのミスを突いてこの日2点目を決めた。これで4-1。

オランダの攻撃力が爆発し、スペインは崩壊した。

さらに35分にロッベンがゴールを決めて、なんと5-1。


前回王者のスペインは、まさかの大惨敗を喫してしまった。

スペインがここまで大崩れするとは予想できなかった。

オランダは5バックにして守備を固めカウンターからファンペルシーとロッベンが得点するという、思い描いた通りのサッカーで4年前の雪辱を晴らした。

前回王者スペインは、いきなり窮地に立たされることになった。