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伏見稲荷では伝説的な霊能者がいました。
砂澤たまゑさんです。
伏見稲荷大社が認めた最後のオダイ(行者)として伝説化されています。
その自伝「霊能一代」が復刻されました。
この本のいいところは
神かがりというものはどういうものなのか
その肉声が聞こえることです。
当初、1500部ということもあり
大型書店では一週間で平積みから除かれ
残りは伏見稲荷系列での扱いや、寄付されたようでした。
しかし、いつしかオンデマンドでの出版になり
中古も80万を超える値になっていました。
現在も初版本は5万を超えています。
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第3者や研究者の神がかりに関する本は多いですが
神がかった人の生涯、
稲荷神の眷属の働き方や、付き合い方などがわかります。
作者の砂澤たまゑさんは
大正十一年一月一日生まれで、幼少期から信仰心が篤く、
一生の間に、血の繋がらない子供を9人も育てたという
人に対して思いやりがありました。
神様の声が聞こえ、
いろんなことを教えてもらい
厳しい修行を行い、神様を祀り生涯を過ごしました。
この本は彼女の霊能力の凄さを描いており、
読み直せば読み直すほど、
その霊能力の凄さが理解できると評価されています。
編集に当たった内藤さんが
注釈で記憶違いを指摘訂正しているので
記録としても読み応えに厚みを加えています。
最後の方に開運に対する言葉がありました。
テレビやビデオは毒。
目が疲れると全身がつかれる上に
怖いものやつまらないものを過ぎているので精神がばらばらになる」
神様にも好き嫌いはある
素直で神様の言うことをよく聞く人
感謝の心を持っている人が好かれるといいます。
お賽銭は神様が必ず倍にして返してくれ
お賽銭の意味はここにあります。
などがありました。
人間は自然なしでは生きられない
自然も神様なのです
道を歩けば
お稲荷さんのある家や会社にたくさんあります。
それは、伏見稲荷から御神璽をいただき
準備をしてお祀りするものですが
怪談話などでお稲荷さんは怖いものだと思われています。
たまゑさんはお稲荷さんは明るくゆかいだとおっしゃっています。
お稲荷さんの実態がここにあるように思います。
興味のある方は、ぜひぜひお読みください
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