大祓で唱える大祓祝詞は
目的は「天下万民の罪穢れを祓う」。
内容は
1.大祓の担当官に告知する。
2.人々による罪の発生から、神々による罪の抹消に至るまで
祓の過程を告知する。
3.卜部氏への指示を告知する。
というものです。
唱えるだけの功徳
真言・念仏などの影響が入り
「唱えるだけで功得が得られる」と考えられ
数えるだけ数えるとよいともされていました。
罪は
天つ罪・・・国家に対する罪。
主に農作を妨害する罪で、
飛鳥の昔も令和の今も、食料政策は国家の根幹です。
特に昔は「天照大御神が授けた稲作」を妨害する罪でした。
国つ罪・・・反道徳的な性行為、天災などの呪い、犯罪行為
なぞの天津祝詞の太祝詞事
「天津祝詞の太祝詞事」は
「口伝で伝えられた秘伝の祝詞」との説もありますが
内務省・神社本庁大祓詞自体のことであるとする」としています。
平田篤胤は
「天照大神から口伝されてきた天津祝詞之太祝詞事という祝詞があり、
中臣家にのみ相伝されたのだ」という説を唱え
研究した中で「天津祝詞の太祝詞事」の形を捉え
現在の「天津祝詞」として神道で採用されています。
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