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2024年06月04日

伊弉冉が天神から与えられた神言

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イザナギ・イザナミが与えられた 秘伝の言葉.png

大祓詞の中で


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「天津祝詞太祝詞を宣れ」とあり


本居宣長、賀茂真淵は「大祓詞」自体を「天津祝詞太祝詞」ととらえ、


内務省や、神社本庁もこの解釈を取っています。


 


しかし、本居宣長などは


藤原行成「権記」より


「いま大宣を読まざる前、先に中臣(「大祓詞」のこと)をして祓詞を読まさしむ」

とあることから別のものがあると考えた。


 


ということで、解釈を理解するために


 


天津祝詞太祝詞孝1.png



買っちゃった。



買ってみたけれど



平田篤胤の「天津祝詞考」は江戸時代の文化年間。


Hirata_Atsutane02.jpg



大国隆正の「天津祝詞太祝詞孝」明治時代。



字や文が古くて頭に入らない。



なので、わかる範囲で



 



平田篤胤は天津祝詞



平田篤胤「天津祝詞孝」を研究し、収集したものから



各神社の禊祓詞を編纂して、いまの「天津祝詞」をて示しました。



詳しくは大祓祝詞の謎の一文



 



大国隆正は天津祓



さて、大国隆正は天津祓いである


p_Ohgunitakamasa.jpg


「吐普加美依身多女(とおかみえみため)」しました。

 



延喜式以前には「天御祖命の大御口伝え坐せる」



「祓戸の神たちに祈白す詞」があったが

「重要な言葉なので省略した」とあり



 



それを伊弉諾・伊弉冉が天神から授けられた神言



「吐普加美依身多女(とおかみえみため)」と考えました。



 

「延喜式神名帳」太詔戸命神より
布斗能理斗(太祝詞)とあり、この神言と確信しました。

それは、三種祓詞の一つであり



三種の祓いは天津祓・国津祓・蒼生祓からなります。



吐普加美依身多女(とおかみえみため)は天津祓。

伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が禊をしたとされる

「みそぎ池」で、神々にお願いする祝詞です。




寒言神尊利根陀見(かんごんしんそん りこんだけん)国津祓。



方位を守護する目的で八方の諸神に対してお祈りし、外部からの穢れの侵入を祓ったことに由来します。





波羅伊玉伊喜余目出給(はらひたまひきよめたまへ)蒼生祓



一般的には「蒼生=ふつうの人という意味」とされ、自らの行いを正すことができる祝詞です。



 



「吐普加美依身多女(とおかみえみため)」



直訳すると「神様微笑んで」なのですが

占いに用いられた言葉なので

「神様の御心があきらかになりますように」と



解釈されています。



 



「天津祝詞」も「天津祓」も



力のある祝詞です。



 



祓いは



災害や厄災などは不浄や邪気が原因と考え、



祓い、清らかな状態を取り戻し



 



幸運や良い流れを引き寄せたり、



新しいスタートを切るために清らかな状態で臨みために



行なわせれています。



 


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posted by apricotbrain at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 神道
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神様・仏様が大好きなヒーラーが 30年かけて学んだ記録です 神話の内容ばかりでなく 歴史的な視点・エネルギー的な視点・信仰の三点から 書いています。
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