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2021年08月04日

現実味を帯びてきた医療ひっ迫

新型コロナの感染者が爆発的なスピードで拡大している中、

入院制限に事実上踏み切った政府の対応に対して物議を

かもしており、批判が殺到していますね。

先日の2日、政府は新型コロナウイルスの感染者が急増する

地域で入院できるのは、重症患者や重症リスクの高い患者に

限定する、事実上入院制限に転換したのです。

これまでは重症患者だけでなく中等症と軽症の患者に対しても

原則、入院させつつ、無症状などの陽性者に対しても

ホテルなどの宿泊療養を義務化していたのです。

新規感染者が過去最多のペースで急増しているなか、医療崩壊を

招きかねないと判断してのことだそうです。

これは、政府自らが医療ひっ迫状態を認めているのであって、

これまでの新型コロナ感染への対応回避としか言いようがないのでは

ないでしょうか。





ちなみに、厚生労働省の新型コロナウイルス感染症の重症度分類によると、

重症は、ICUに入室、人工呼吸器が必要

中等症Uは、呼吸不全ありで酸素投与が必要

中等症Tは、呼吸不全は無いが、呼吸困難、肺炎の所見あり

軽症は、せきのみで呼吸困難なし

と4つに分類されています。

比較的軽い症状とも言える中等症Tは血中酸素飽和度が

93%超〜96%未満で呼吸困難や肺炎があり、入院のうえで

慎重に観察することが必要とされています。

軽症は呼吸困難や肺炎はないのですが、急速に症状が

進行することもあるのです。

第4波の時、大阪をはじめ実際に軽症患者が自宅療養中に

急速に悪化し死亡した例も少なくないのです。

このような経緯を考えてみると、今回の入院制限に転換した

政府の対応は全く理解し難いと言わざるを得ません。

国民の不安は高まるばかりで、政府に対する不信は一層

増幅しているようです。

国民の命を守り、社会の安心と安全を確保すべき政府の

責任をまっとうしてもらいたい限りですね。











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posted by アプロ君 at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康
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