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2021年05月20日

2020年度の企業の3月期決算を見て思うこと

このところ、20202年度の企業3月期決算が続々と

発表されていますよね。

とにかく、昨年度は企業にとっても新型コロナ対応で

振り回された1年だったのではないでしょうか。

しかし、決算報告などを見ていると新型コロナの影響で

企業業種ごとに明暗が二極化していることがくっきりと

あらわれているようです。

いわゆる「巣ごもり需要」で利益を伸ばした企業がある

一方で、ほぼ1年中にかけた外出自粛の影響を受け

売り上げに苦しむ企業がはっきりと分かれているのです。

「巣ごもり需要」の恩恵を受けている典型がゲーム業界

でしょう。

家庭用ゲーム機やソフトがバカ売れし、営業利益や純利益

共々、過去最高の業績を残した企業があるようです。

また、外出自粛やテレワークの普及なども相まって

各家庭における在宅時間が増え生活家電関連の企業も

軒並み業績を上げているようです。

日本電機工業会によると、生活家電の出荷額は26年ぶりの

高水準になったそうです。

家電やパソコンの売れ行きにあわせて、電子部品や半導体も

軒並み需要が伸びたようです。

その一方で業績不振で苦境に追い込まれている企業も目につきますね。

新型コロナで人の流れが抑えられたことや、時短要請などで苦しんで

いる飲食関連の小売業界や、運輸、観光などは軒並み減収減益で

休業や閉店に追い込まれている企業も少なくないようです。

空輸や鉄道、タクシーなどの運輸関連企業は軒並み過去最大の

赤字を出しているようですよ。

このように昨年度の決算は新型コロナで明暗がはっきりと

あらわれているのが特徴ではないかと感じますね。

そう考えると、昨年度は国の要請などもあり、業種によって

経営環境そのものが違っていて市場における不公平性が

あきらかに作用したのではないかと思いますね。

3度の緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などにより、

業績不振の企業においては、通常の経営が出来なかったことも

事実であり、ある程度の国の補償があってもいいのではと

思ってしまいますね。

あるいは、再分配により不公平性をある程度補うような措置を

とってもいいのではと考えるのですがね。

このように考えるのは私だけなんでしょうか。

いずれにせよ、経済再建において新型コロナを一刻も早く

抑え込むことが最優先課題であることは言うまでもないでしょう。













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