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2017年01月19日
2017.1/19.22:30予定ー米国景気指標「Phil連銀製造業景況指数」調査・分析
2017.1/19.22:30に、米国景気指標「Phil連銀製造業景況指数」の発表が予定されています。
今回は同時に住宅着工件数・建設許可件数・新規失業保険申請件数が発表されます。それらの結果次第で本指標結果の影響が見られなくなる可能性があるので、無理にポジションを持つ意味がありません。もともと本指標は大して動く指標ではないからです。
最近の発表結果とその反応を下記の調査・分析に基づき検討した結果、下表のシナリオが成り立ちます。
※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。
本指標の過去の反応は、発表直後1分足の跳幅・値幅が9pips・5pipsで、同10分足の跳幅・値幅が16pips・8pipsとなっています。
フィラデルフィア連銀管轄のペンシルバニア州・ニュージャージー州・デラウエア州の製造業の景況感と現状を指数化した指標です。
具体的内容は、仕入価格・販売価格・新規受注・出荷・入荷遅延・在庫水準・受注残・雇用者数・週平均就業時間などの11項目を、1ヶ月前と比較した現状と6ヶ月後の期待を、「良い」「同じ」「悪い」から選択して指数化したものです。
数値は0を分岐点に景気改善(+)・悪化(−)と読みます。
製造業景気指数は、ニューヨーク連銀製造業景気指数→フィラデルフィア連銀製造業景気指数→リッチモンド連銀製造業景気指数→シカゴ購買部協会景気指数→ISM製造業景気指数があります。ISM製造業景気指数の先行指標がフィラデルフィア連銀製造業景気指数で、フィラデルフィア連銀製造業景気指数の先行指標がニューヨーク連銀製造業景気指数、という見方があります。
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月分から前回2016年12月分までの24回のデータを集計したものです。
本指標の過去の動きを下図に示します。
図から、全般的には改善傾向と言えるでしょう。但し、今回は前回の21.5から市場予想17.5へと、悪化が予想されています。
過去の直前10-1分足・同1分足・直後1分足・直後10分足を下図に示します。
直近のNY連銀製造業景況指数は1/17.22:30に発表されました。同発表では、前回9.0・予想8.5に対し、発表6.5と悪化していました。但し、反応は陰線側に数pipsのヒゲを残して、1分足・10分足ともに陽線で反応しています。
反応性分析では、過去発表直後の1分足と10分足の跳幅と値幅を使います。この分析で十分なpipsが狙えそうな指標か否かが判断できます。また逆に、過去の反応の大きさがわかっていれば、ポジションを持ったときに含損がどの程度になれば損切すれば良いか(もう挽回できそうにないか)がわかります。
直後1分足値幅と直後10分足の跳幅・値幅の差が、それぞれ11pips・3pipsとなっていました。
反応一致性分析は、指標発表前後の反応方向に特徴的な偏りがないかを調べ、ポジションが安全に取れそうな傾向がないかを分析します。
本分析では、過去の指標の発表結果の方向(良否)に特徴的な偏りがないかを調べる指標検証と、発表前後に指標発表の方向とローソク足の向きとの一致に偏りがないかを調べる一致性検証と、を行っています。
直後1分足終値と同10分足跳幅の差が11pipsあります。後述する反応一致性分析では両者の方向一致率が80%あるので、安心してポジションが持てますね。
指標一致性分析は、指標方向と反応方向に特徴的な偏りがないかを調べ、ポジションが安全に取れそうな傾向がないかを分析します。指標方向とは、市場予想から前回結果を引いた事前差異と、発表結果から市場予想と前回結果を引いた事後差異と、を表します。これらの値がプラスのとき反応がプラス(陽線)となっていれば「方向が一致している」と見なします。
本分析では、過去の指標の発表結果の方向(良否)に特徴的な偏りがないかを調べる指標検証と、発表前後に指標発表の方向とローソク足の向きとの一致に偏りがないかを調べる一致性検証と、を行っています。
直前1分足の陰線率が80%あります。また、直後1分足と10分足の方向一致率が80%あります。
以上の調査・分析結果に基づき、下表のシナリオを念頭に取引に臨むことにしました。
事後差異と直後1分足の方向一致率が75%ありました。市場予想では前回結果をやや下回りますが、数値はかなり良さそうです。
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
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今回は同時に住宅着工件数・建設許可件数・新規失業保険申請件数が発表されます。それらの結果次第で本指標結果の影響が見られなくなる可能性があるので、無理にポジションを持つ意味がありません。もともと本指標は大して動く指標ではないからです。
最近の発表結果とその反応を下記の調査・分析に基づき検討した結果、下表のシナリオが成り立ちます。
※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。
【1. 指標概要】
本指標の過去の反応は、発表直後1分足の跳幅・値幅が9pips・5pipsで、同10分足の跳幅・値幅が16pips・8pipsとなっています。
フィラデルフィア連銀管轄のペンシルバニア州・ニュージャージー州・デラウエア州の製造業の景況感と現状を指数化した指標です。
具体的内容は、仕入価格・販売価格・新規受注・出荷・入荷遅延・在庫水準・受注残・雇用者数・週平均就業時間などの11項目を、1ヶ月前と比較した現状と6ヶ月後の期待を、「良い」「同じ」「悪い」から選択して指数化したものです。
数値は0を分岐点に景気改善(+)・悪化(−)と読みます。
製造業景気指数は、ニューヨーク連銀製造業景気指数→フィラデルフィア連銀製造業景気指数→リッチモンド連銀製造業景気指数→シカゴ購買部協会景気指数→ISM製造業景気指数があります。ISM製造業景気指数の先行指標がフィラデルフィア連銀製造業景気指数で、フィラデルフィア連銀製造業景気指数の先行指標がニューヨーク連銀製造業景気指数、という見方があります。
【2. 既出情報】
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月分から前回2016年12月分までの24回のデータを集計したものです。
(2-1. 過去情報)
本指標の過去の動きを下図に示します。
図から、全般的には改善傾向と言えるでしょう。但し、今回は前回の21.5から市場予想17.5へと、悪化が予想されています。
(2-2. 過去反応)
過去の直前10-1分足・同1分足・直後1分足・直後10分足を下図に示します。
(2-3. 関連指標)
直近のNY連銀製造業景況指数は1/17.22:30に発表されました。同発表では、前回9.0・予想8.5に対し、発表6.5と悪化していました。但し、反応は陰線側に数pipsのヒゲを残して、1分足・10分足ともに陽線で反応しています。
【3. 反応性分析】
反応性分析では、過去発表直後の1分足と10分足の跳幅と値幅を使います。この分析で十分なpipsが狙えそうな指標か否かが判断できます。また逆に、過去の反応の大きさがわかっていれば、ポジションを持ったときに含損がどの程度になれば損切すれば良いか(もう挽回できそうにないか)がわかります。
直後1分足値幅と直後10分足の跳幅・値幅の差が、それぞれ11pips・3pipsとなっていました。
【4. 反応一致性分析】
反応一致性分析は、指標発表前後の反応方向に特徴的な偏りがないかを調べ、ポジションが安全に取れそうな傾向がないかを分析します。
本分析では、過去の指標の発表結果の方向(良否)に特徴的な偏りがないかを調べる指標検証と、発表前後に指標発表の方向とローソク足の向きとの一致に偏りがないかを調べる一致性検証と、を行っています。
直後1分足終値と同10分足跳幅の差が11pipsあります。後述する反応一致性分析では両者の方向一致率が80%あるので、安心してポジションが持てますね。
【5. 指標一致性分析】
指標一致性分析は、指標方向と反応方向に特徴的な偏りがないかを調べ、ポジションが安全に取れそうな傾向がないかを分析します。指標方向とは、市場予想から前回結果を引いた事前差異と、発表結果から市場予想と前回結果を引いた事後差異と、を表します。これらの値がプラスのとき反応がプラス(陽線)となっていれば「方向が一致している」と見なします。
本分析では、過去の指標の発表結果の方向(良否)に特徴的な偏りがないかを調べる指標検証と、発表前後に指標発表の方向とローソク足の向きとの一致に偏りがないかを調べる一致性検証と、を行っています。
直前1分足の陰線率が80%あります。また、直後1分足と10分足の方向一致率が80%あります。
【6. シナリオ作成】
以上の調査・分析結果に基づき、下表のシナリオを念頭に取引に臨むことにしました。
事後差異と直後1分足の方向一致率が75%ありました。市場予想では前回結果をやや下回りますが、数値はかなり良さそうです。
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3.換金は『500円』から可能!一部電子マネーは即日換金もOK!
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以上
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2017.1/19.21:45予定ー欧州金融政策「ECB政策金利」調査・分析
2017.1/19.21:45に、欧州金融政策「ECB政策金利」の発表が予定されています。前回(2016年12月発表)は現状維持(0%)、今回の市場予想も現状維持となっています。
最近の発表結果とその反応を下記の調査・分析に基づき検討した結果、下表のシナリオが成り立ちます。
※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。
本指標の過去の反応は、発表直後1分足の跳幅・値幅が24pips・17pipsで、同10分足の跳幅・値幅が27pips・18pipsとなっています。発表直前にも比較的大きく動くので、事前にポジションを持つには注意が必要です。
外務省HPの「ユーロ圏の金融政策と欧州中央銀行制度」(平成28年6月16日)に依れば、ユーロ圏の金融政策は「単一通貨EURが誕生して以降、欧州中央銀行(ECB)及び各国中央銀行からなる欧州中央銀行制度(ESCB)を通じて単一の金融政策として行われており、各国中央銀行は定められた金融政策方針に従って各国内で金融政策を実施することを任務」と解説されています。
そして「金融政策の第一義的な目的は物価の安定を維持することであり、ECBは物価安定の目的に反しない限りにおいて、欧州共同体の全般的な経済政策(経済成長や雇用の増大等)を支持すること」を使命としています。その使命を果たすため、ECBは政策金利変更・量的緩和の内容/規模の変更・為替市場介入を行います。
なお、物価の安定とは「2%未満であるがその近辺(below but close to 2%)」と定義されています。
ドイツのように輸出競争力のある国と、ポルトガル(P)、イタリア(I)、アイルランド(I)、ギリシャ(G)、スペイン(S)といったPIIGS諸国のような財政難で失業率も高い国と、単一の金融政策で纏められるのかという点で、最近は多くの問題点が噴出している状況だと言えます。PIIGS諸国に不満が高まるのは当然のこととしても、ドイツ側にも金融支援などでドイツの税金が投入されることに不満が高まっています。
グリグジット・ブリグジットだけでなく、今後も暫くごたごたが続くという見方が一般的でしょう。
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月分から前回2016年12月分までの16回のデータを集計したものです。
本指標の過去の動きを下図に示します。
次回までに、更に遡って調べておきます。
過去の直前10-1分足・同1分足・直後1分足・直後10分足を下図に示します。
直後1分足に陰線が目立ちます。そして、その陰線跳幅が40pipsにも達することがあり、事前にポジションを持つならば注意が必要です。
対比分析は割愛します。
反応性分析では、過去発表直後の1分足と10分足の跳幅と値幅を使います。この分析で十分なpipsが狙えそうな指標か否かが判断できます。また逆に、過去の反応の大きさがわかっていれば、ポジションを持ったときに含損がどの程度になれば損切すれば良いか(もう挽回できそうにないか)がわかります。
直後1分足値幅と直後10分足の跳幅・値幅の差が、それぞれ10pips・1pipsとなっていました。直後1分足終値でポジションを取り、10分足跳幅で解消するには魅力的です。後述する反応一致性分析では、直後1分足と10分足の方向一致率が86%あるので、かなり安心できるポジションと言えるでしょう。
反応一致性分析は、指標発表前後の反応方向に特徴的な偏りがないかを調べ、ポジションが安全に取れそうな傾向がないかを分析します。
本分析では、過去の指標の発表結果の方向(良否)に特徴的な偏りがないかを調べる指標検証と、発表前後に指標発表の方向とローソク足の向きとの一致に偏りがないかを調べる一致性検証と、を行っています。
直前1分足の陰線率が93%、直後1分足の陽線率が86%あります。また期待的中率75%には達していませんが、直後10分足の陽線率も73%あります。そして、直後1分足と10分足の方向一致率は86%となっています。
どうも、指標発表の直前だけ売ポジションで、指標発表後は買ポジションを持つしかないようです。この数字で逆の情報を得ても、なかなか逆のポジションは持てません。
指標一致性分析は、指標方向と反応方向に特徴的な偏りがないかを調べ、ポジションが安全に取れそうな傾向がないかを分析します。
但し、今回の調査範囲では実際の利下げが1回しか行われていないので分析を割愛します。
以上の調査・分析結果に基づき、下表のシナリオを念頭に取引に臨むことにしました。
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者、FX手法研究会、及び、本ブログ運営会社のそれぞれに対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
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最近の発表結果とその反応を下記の調査・分析に基づき検討した結果、下表のシナリオが成り立ちます。
※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。
【1. 指標概要】
本指標の過去の反応は、発表直後1分足の跳幅・値幅が24pips・17pipsで、同10分足の跳幅・値幅が27pips・18pipsとなっています。発表直前にも比較的大きく動くので、事前にポジションを持つには注意が必要です。
外務省HPの「ユーロ圏の金融政策と欧州中央銀行制度」(平成28年6月16日)に依れば、ユーロ圏の金融政策は「単一通貨EURが誕生して以降、欧州中央銀行(ECB)及び各国中央銀行からなる欧州中央銀行制度(ESCB)を通じて単一の金融政策として行われており、各国中央銀行は定められた金融政策方針に従って各国内で金融政策を実施することを任務」と解説されています。
そして「金融政策の第一義的な目的は物価の安定を維持することであり、ECBは物価安定の目的に反しない限りにおいて、欧州共同体の全般的な経済政策(経済成長や雇用の増大等)を支持すること」を使命としています。その使命を果たすため、ECBは政策金利変更・量的緩和の内容/規模の変更・為替市場介入を行います。
なお、物価の安定とは「2%未満であるがその近辺(below but close to 2%)」と定義されています。
ドイツのように輸出競争力のある国と、ポルトガル(P)、イタリア(I)、アイルランド(I)、ギリシャ(G)、スペイン(S)といったPIIGS諸国のような財政難で失業率も高い国と、単一の金融政策で纏められるのかという点で、最近は多くの問題点が噴出している状況だと言えます。PIIGS諸国に不満が高まるのは当然のこととしても、ドイツ側にも金融支援などでドイツの税金が投入されることに不満が高まっています。
グリグジット・ブリグジットだけでなく、今後も暫くごたごたが続くという見方が一般的でしょう。
【2. 既出情報】
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月分から前回2016年12月分までの16回のデータを集計したものです。
(2-1. 過去情報)
本指標の過去の動きを下図に示します。
次回までに、更に遡って調べておきます。
(2-2. 過去反応)
過去の直前10-1分足・同1分足・直後1分足・直後10分足を下図に示します。
直後1分足に陰線が目立ちます。そして、その陰線跳幅が40pipsにも達することがあり、事前にポジションを持つならば注意が必要です。
(2-3. 関連指標)
対比分析は割愛します。
【3. 反応性分析】
反応性分析では、過去発表直後の1分足と10分足の跳幅と値幅を使います。この分析で十分なpipsが狙えそうな指標か否かが判断できます。また逆に、過去の反応の大きさがわかっていれば、ポジションを持ったときに含損がどの程度になれば損切すれば良いか(もう挽回できそうにないか)がわかります。
直後1分足値幅と直後10分足の跳幅・値幅の差が、それぞれ10pips・1pipsとなっていました。直後1分足終値でポジションを取り、10分足跳幅で解消するには魅力的です。後述する反応一致性分析では、直後1分足と10分足の方向一致率が86%あるので、かなり安心できるポジションと言えるでしょう。
【4. 反応一致性分析】
反応一致性分析は、指標発表前後の反応方向に特徴的な偏りがないかを調べ、ポジションが安全に取れそうな傾向がないかを分析します。
本分析では、過去の指標の発表結果の方向(良否)に特徴的な偏りがないかを調べる指標検証と、発表前後に指標発表の方向とローソク足の向きとの一致に偏りがないかを調べる一致性検証と、を行っています。
直前1分足の陰線率が93%、直後1分足の陽線率が86%あります。また期待的中率75%には達していませんが、直後10分足の陽線率も73%あります。そして、直後1分足と10分足の方向一致率は86%となっています。
どうも、指標発表の直前だけ売ポジションで、指標発表後は買ポジションを持つしかないようです。この数字で逆の情報を得ても、なかなか逆のポジションは持てません。
【5. 指標一致性分析】
指標一致性分析は、指標方向と反応方向に特徴的な偏りがないかを調べ、ポジションが安全に取れそうな傾向がないかを分析します。
但し、今回の調査範囲では実際の利下げが1回しか行われていないので分析を割愛します。
【6. シナリオ作成】
以上の調査・分析結果に基づき、下表のシナリオを念頭に取引に臨むことにしました。
以上
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2017年01月18日
2017.1/19.09:30予定ー豪州雇用指標「新規雇用者数・失業率」
2017年1月19日09:30に、豪州雇用指標「新規雇用者数・失業率」の発表が予定されています。今回は、
2016年12月分の発表となります。
下記の調査・分析結果に基づき、下表のシナリオが成り立ちます。
※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。
本指標の過去の反応平均値は、指標発表直後1分足で跳幅42pips・値幅31pips、10分足で跳幅48pips・値幅33pipsと、かなり大きくなります。これは、AUDが動きやすいというより、本指標の予想が大きく外れやすいため、と言われています。
新規雇用者数の調査は、事業者の給与支払い帳簿を基に集計したものです。指標の良し悪しを見る上で、豪州人口が自然増であることや毎月の離職者も存在することを踏まえると、+1万人ぐらいが中立的な数字ではないでしょうか。
同時に失業率も発表されますが、選挙や金融政策見直しが必要な時期以外には、多少の数字の変化が反応にはあまり結び付かないようです。
豪統計局が翌月中旬に発表しています。
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月分から前回2016年11月分までの23回のデータを集計したものです。
本指標の過去の動きを下図に示します。
図から、今回は前回よりも新規雇用者数が減り失業率の悪化が予想されています。このことは離職者が増えたということを表しています。
過去の直前10-1分足・同1分足・直後1分足・直後10分足を下図に示します。
直前1分足の陰線が目立ちます。
直後1分足は値幅が20pips以上だったことが17回(母数23回)あります。この18回のうち、1分足値幅方向と10分足値幅方向が一致したことは12回あります。12回全てが1分足よりも10分足の方が大きかった訳ではないので、初期反応が大きいものの、その後にポジションを持つには注意が必要です。
対比分析は割愛します。
反応性分析では、過去発表直後の1分足と10分足の跳幅と値幅を使います。この分析で十分なpipsが狙えそうな指標か否かが判断できます。また逆に、過去の反応の大きさがわかっていれば、ポジションを持ったときに含損がどの程度になれば損切すれば良いか(もう挽回できそうにないか)がわかります。
直後1分足値幅と10分足の跳幅・値幅の差が、それぞれ17pips・1pipsとなっています。一方、1分足跳幅との差はそれぞれ6pips・△9pipsとなっています。もし1分足跳幅でポジションを取得しても10分足跳幅でワンチャンスあります。比較的安全に取引できる指標だと言えるでしょう。
反応一致性分析は、指標発表前後の反応方向に特徴的な偏りがないかを調べ、ポジションが安全に取れそうな傾向がないかを分析します。
本分析では、過去の指標の発表結果の方向(良否)に特徴的な偏りがないかを調べる指標検証と、発表前後に指標発表の方向とローソク足の向きとの一致に偏りがないかを調べる一致性検証と、を行っています。
直前1分足の陰線率が81%あることがわかりました。過去のデータを調べてみると、直前1分足跳幅は平均11pips、同値幅は6pipsありました。
直後1分足と10分足の方向一致率が81%あることがわかりました。反応性分析の結果から、直後1分足終値と10分足の跳幅・値幅との差は、それぞれ17pipsと1pipsです。10分足終値までポジションを持たずに、跳幅狙いで解消しなければいけません。
指標一致性分析は、指標方向と反応方向に特徴的な偏りがないかを調べ、ポジションが安全に取れそうな傾向がないかを分析します。指標方向とは、市場予想から前回結果を引いた事前差異と、発表結果から市場予想と前回結果を引いた事後差異と、を表します。これらの値がプラスのとき反応がプラス(陽線)となっていれば「方向が一致している」と見なします。
本分析では、過去の指標の発表結果の方向(良否)に特徴的な偏りがないかを調べる指標検証と、発表前後に指標発表の方向とローソク足の向きとの一致に偏りがないかを調べる一致性検証と、を行っています。
残念ながら、有望なシナリオ案に結び付く特徴は見いだせませんでした。
但し、期待的中率75%には僅かに達しないものの、事後差異と直後1分足の方向一致率が73%ありました。
以上の調査・分析結果に基づき、下表のシナリオを念頭に取引に臨むことにしました。
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2016年12月分の発表となります。
下記の調査・分析結果に基づき、下表のシナリオが成り立ちます。
※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。
【1. 指標概要】
本指標の過去の反応平均値は、指標発表直後1分足で跳幅42pips・値幅31pips、10分足で跳幅48pips・値幅33pipsと、かなり大きくなります。これは、AUDが動きやすいというより、本指標の予想が大きく外れやすいため、と言われています。
新規雇用者数の調査は、事業者の給与支払い帳簿を基に集計したものです。指標の良し悪しを見る上で、豪州人口が自然増であることや毎月の離職者も存在することを踏まえると、+1万人ぐらいが中立的な数字ではないでしょうか。
同時に失業率も発表されますが、選挙や金融政策見直しが必要な時期以外には、多少の数字の変化が反応にはあまり結び付かないようです。
豪統計局が翌月中旬に発表しています。
【2. 既出情報】
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月分から前回2016年11月分までの23回のデータを集計したものです。
(2-1. 過去情報)
本指標の過去の動きを下図に示します。
図から、今回は前回よりも新規雇用者数が減り失業率の悪化が予想されています。このことは離職者が増えたということを表しています。
(2-2. 過去反応)
過去の直前10-1分足・同1分足・直後1分足・直後10分足を下図に示します。
直前1分足の陰線が目立ちます。
直後1分足は値幅が20pips以上だったことが17回(母数23回)あります。この18回のうち、1分足値幅方向と10分足値幅方向が一致したことは12回あります。12回全てが1分足よりも10分足の方が大きかった訳ではないので、初期反応が大きいものの、その後にポジションを持つには注意が必要です。
(2-3. 関連指標)
対比分析は割愛します。
【3. 反応性分析】
反応性分析では、過去発表直後の1分足と10分足の跳幅と値幅を使います。この分析で十分なpipsが狙えそうな指標か否かが判断できます。また逆に、過去の反応の大きさがわかっていれば、ポジションを持ったときに含損がどの程度になれば損切すれば良いか(もう挽回できそうにないか)がわかります。
直後1分足値幅と10分足の跳幅・値幅の差が、それぞれ17pips・1pipsとなっています。一方、1分足跳幅との差はそれぞれ6pips・△9pipsとなっています。もし1分足跳幅でポジションを取得しても10分足跳幅でワンチャンスあります。比較的安全に取引できる指標だと言えるでしょう。
【4. 反応一致性分析】
反応一致性分析は、指標発表前後の反応方向に特徴的な偏りがないかを調べ、ポジションが安全に取れそうな傾向がないかを分析します。
本分析では、過去の指標の発表結果の方向(良否)に特徴的な偏りがないかを調べる指標検証と、発表前後に指標発表の方向とローソク足の向きとの一致に偏りがないかを調べる一致性検証と、を行っています。
直前1分足の陰線率が81%あることがわかりました。過去のデータを調べてみると、直前1分足跳幅は平均11pips、同値幅は6pipsありました。
直後1分足と10分足の方向一致率が81%あることがわかりました。反応性分析の結果から、直後1分足終値と10分足の跳幅・値幅との差は、それぞれ17pipsと1pipsです。10分足終値までポジションを持たずに、跳幅狙いで解消しなければいけません。
【5. 指標一致性分析】
指標一致性分析は、指標方向と反応方向に特徴的な偏りがないかを調べ、ポジションが安全に取れそうな傾向がないかを分析します。指標方向とは、市場予想から前回結果を引いた事前差異と、発表結果から市場予想と前回結果を引いた事後差異と、を表します。これらの値がプラスのとき反応がプラス(陽線)となっていれば「方向が一致している」と見なします。
本分析では、過去の指標の発表結果の方向(良否)に特徴的な偏りがないかを調べる指標検証と、発表前後に指標発表の方向とローソク足の向きとの一致に偏りがないかを調べる一致性検証と、を行っています。
残念ながら、有望なシナリオ案に結び付く特徴は見いだせませんでした。
但し、期待的中率75%には僅かに達しないものの、事後差異と直後1分足の方向一致率が73%ありました。
【6. シナリオ作成】
以上の調査・分析結果に基づき、下表のシナリオを念頭に取引に臨むことにしました。
以上
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上
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2017年01月17日
2017.1/18.23:15予定ー米国実態指標「鉱工業生産・設備稼働率」調査・分析
2017.1/18.23:15に、米国実態指標「鉱工業生産・設備稼働率」の発表が予定されています。今回は2016年11月分の発表となります。
以下の調査・分析結果に基づき次のように3つのシナリオが考えられます。但し、pipsも小さく無理をしてポジションを持つ必要はありません。
※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。
設備稼働率は、生産能力に対する実際の生産量の比率を表した指標です。基準年の平均稼働率を100として、製造業・鉱業・公共事業(電気・ガス)の生産能力に対する生産実績の比率から算出します。本指標は、設備投資とインフレの先行指標とされていて、80%を超えると投資が活発化するという経験則があります。
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月から前回2016年11月までの23回のデータを集計したものです。
鉱工業生産・設備稼働率ともに、今回は改善が予想されています。
直前1分足の陰線が目立ちますね。
直後1分足跳幅が10pips以上になったことは僅か3回しかありません。これでは指標に反応するのか、指標発表前のトレンドに反応するのか、区別がつきません。
対比分析は割愛します。
過去平均からは、直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し10分足跳幅で5pips程度を狙うか、10分足終値で2pips程度を狙う、というシナリオ案が成り立ちます。
pipsが小さすぎてもし反転してしまったら、損失の方が大きくなってしまいそうです。が、次の反応一致性分析では直後1分足値幅と直後10分足値幅の方向一致率が81%となっています。とりあえず、微益でよければポジションを持っても良いでしょう。
直前1分足の陰線率が84%、直後1分足と10分足の方向一致率が81%あります。いずれもpipsは稼げませんが。
事後差異と直後1分足及び10分足の方向一致率が76%及び86%となっています。
以上の調査・分析結果に基づき次のように3つのシナリオが考えられます。但し、pipsも小さく無理をしてポジションを持つ必要はありません。
贈り物は百貨店の包装紙で、という場合ばかりではありません。
ちょっとした御礼をしたり何か粗品を配りたい、というときは、数100円から数千円ぐらいの範囲で選択肢があった方がいいですね。
「ここのはおいしくて」「一度、食べてもらいたかったのよ」、電話で一言添えれば失礼にはなりません。
ここのはおいしくて、一度、食べてもらいたいえびせんです。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
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以下の調査・分析結果に基づき次のように3つのシナリオが考えられます。但し、pipsも小さく無理をしてポジションを持つ必要はありません。
※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。
【1. 指標概要】
設備稼働率は、生産能力に対する実際の生産量の比率を表した指標です。基準年の平均稼働率を100として、製造業・鉱業・公共事業(電気・ガス)の生産能力に対する生産実績の比率から算出します。本指標は、設備投資とインフレの先行指標とされていて、80%を超えると投資が活発化するという経験則があります。
【2. 既出情報】
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月から前回2016年11月までの23回のデータを集計したものです。
(2-1. 過去情報)
鉱工業生産・設備稼働率ともに、今回は改善が予想されています。
(2-2. 過去反応)
直前1分足の陰線が目立ちますね。
直後1分足跳幅が10pips以上になったことは僅か3回しかありません。これでは指標に反応するのか、指標発表前のトレンドに反応するのか、区別がつきません。
(2-3. 関連指標)
対比分析は割愛します。
【3. 反応性分析】
過去平均からは、直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し10分足跳幅で5pips程度を狙うか、10分足終値で2pips程度を狙う、というシナリオ案が成り立ちます。
pipsが小さすぎてもし反転してしまったら、損失の方が大きくなってしまいそうです。が、次の反応一致性分析では直後1分足値幅と直後10分足値幅の方向一致率が81%となっています。とりあえず、微益でよければポジションを持っても良いでしょう。
【4. 反応一致性分析】
直前1分足の陰線率が84%、直後1分足と10分足の方向一致率が81%あります。いずれもpipsは稼げませんが。
【5. 指標一致性分析】
事後差異と直後1分足及び10分足の方向一致率が76%及び86%となっています。
【6. シナリオ作成】
以上の調査・分析結果に基づき次のように3つのシナリオが考えられます。但し、pipsも小さく無理をしてポジションを持つ必要はありません。
以上
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ちょっとした御礼をしたり何か粗品を配りたい、というときは、数100円から数千円ぐらいの範囲で選択肢があった方がいいですね。
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2017.1/18.22:30予定ー米国物価指標「消費者物価指数(CPI)」調査・分析
2017.1/18.22:30に、米国物価指標「消費者物価指数(CPI)」の発表が予定されています。今回は2016年12月分の発表となります。
以下の調査・分析結果に基づき次の3つのシナリオが用意できました。
※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。
消費者物価指数(CPI)は、消費者が購入するモノやサービスなどの価格を指数化した指標です。対象は、全米87都市に住む一般消費者世帯(全人口の80%)が購入する「商品」と「サービス」となっています。コアCPIというのは、価格変動の大きいエネルギーと食品を除いた指数です。
FRBは「前年比2%」の物価上昇を目標としています。主な物価指標には輸入物価指数・生産者物価指数(PPI)・消費者物価指数(CPI)が挙げられますが、CPIはそれらの中で最重要指標とされています。原則は、CPIが低すぎれば購買意欲を刺激するために利下げを行う可能性があり、高すぎれば利上げを行う可能性があります。
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月分から前回2016年11月分までの23回の集計結果に基づきます。
改善傾向が続いています。CPI前年比は先月までに4回続けて改善となっており、今回は少し心配ですね。
直前1分足に陰線が目立ちます。直後1分足と10分足とは陽線が目立つようです。
直後1分足跳幅が20pips以上となったことは12回(母数23回)あります。そのうち、1分足値幅方向と10分足値幅方向が一致したことは10回(母数12回)です。但し、直後1分足の反応が大きいときに1分足と10分足の方向一致率が高くても、必ずしも10分足が1分足よりも大きくなるとは限らないのでご注意を。
対比分析は割愛します。
過去平均を見る限り、直後1分足終値と同10分足跳幅の差が14pipsあります。
直前1分足の陰線率が95%、直後1分足の陽線率が81%となっています。
また、直後1分足値幅方向と同10分足値幅方向の一致率が81%となっています。
ポジションを持つ上で役立ちそうな特徴は見いだせませんでした。
以上の調査・分析結果に基づき次の3つのシナリオが用意できました。
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以下の調査・分析結果に基づき次の3つのシナリオが用意できました。
※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。
【1. 指標概要】
消費者物価指数(CPI)は、消費者が購入するモノやサービスなどの価格を指数化した指標です。対象は、全米87都市に住む一般消費者世帯(全人口の80%)が購入する「商品」と「サービス」となっています。コアCPIというのは、価格変動の大きいエネルギーと食品を除いた指数です。
FRBは「前年比2%」の物価上昇を目標としています。主な物価指標には輸入物価指数・生産者物価指数(PPI)・消費者物価指数(CPI)が挙げられますが、CPIはそれらの中で最重要指標とされています。原則は、CPIが低すぎれば購買意欲を刺激するために利下げを行う可能性があり、高すぎれば利上げを行う可能性があります。
【2. 既出情報】
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月分から前回2016年11月分までの23回の集計結果に基づきます。
(2-1. 過去情報)
改善傾向が続いています。CPI前年比は先月までに4回続けて改善となっており、今回は少し心配ですね。
(2-2. 過去反応)
直前1分足に陰線が目立ちます。直後1分足と10分足とは陽線が目立つようです。
直後1分足跳幅が20pips以上となったことは12回(母数23回)あります。そのうち、1分足値幅方向と10分足値幅方向が一致したことは10回(母数12回)です。但し、直後1分足の反応が大きいときに1分足と10分足の方向一致率が高くても、必ずしも10分足が1分足よりも大きくなるとは限らないのでご注意を。
(2-3. 関連指標)
対比分析は割愛します。
【3. 反応性分析】
過去平均を見る限り、直後1分足終値と同10分足跳幅の差が14pipsあります。
【4. 反応一致性分析】
直前1分足の陰線率が95%、直後1分足の陽線率が81%となっています。
また、直後1分足値幅方向と同10分足値幅方向の一致率が81%となっています。
【5. 指標一致性分析】
ポジションを持つ上で役立ちそうな特徴は見いだせませんでした。
【6. シナリオ作成】
以上の調査・分析結果に基づき次の3つのシナリオが用意できました。
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2017.1/18.18:30予定ー英国雇用指標「失業保険申請件数・失業率」調査・分析
2017.1/18.18:30に、英国雇用統計「失業保険申請件数・失業率」の発表が予定されています。今回は2016年12月分の発表となります。
以下の調査・分析結果に基づき、有望なシナリオがふたつ見いだせました。がしかし、シナリオ2の直後1分足の反応方向を見てから10分足跳幅を狙う方法は、最近の傾向から難しいかも知れません。
※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。
日本を除く主要国では、雇用統計発表直後の反応が他の指標発表時よりも大きくなる傾向があります。これは、雇用統計がその国の景気を最もよく表している、と考えられているからです。
どの国でも失業率は「失業者÷労働力人口×100」と定義され、失業者は「働く意思があるのに失職中の人」とされています。がしかし、働く意思があるのに失職中の人をカウントすることは難しいのです。年金受給者・生活保護者・収監者を除いたり、細かな定義を見ると算出の難しさがわかります。
そのため、失業保険申請件数や雇用者数を集計して、失業率の算定がおかしな数字となっていないことをチェックしている訳です。ちなみに、英国では失業保険申請件数を失業率と同時に集計・発表しています。
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月分から前回2016年11月分までの結果を集計したものです。
失業保険申請件数は対前月増減を表しています。最近はややプラス傾向が続いています。
失業率のグラフを見ると、市場予想は単に前回結果を踏襲したもので、予想としての意義はあまりないように見受けられます。
指標発表直後1分足を見てみると、跳幅が20pips以上となったことが16回(母数23回)あります。そのうち、1分足値幅方向と10分足値幅方向が一致しているのは11回(母数16回)となっています。
このことは、本指標への反応が大きいものの、大きく反応したときには3回に1回の割合ですぐに反応方向が反転してしまうことを表しています。ポジションを持つ上でご注意を。
対比分析は割愛します。
以前に比べて最近は反応が小さくなっています。何より、最近の傾向では1分足跳幅と10分足跳幅がほぼ一致していることです。それらがほぼ一致するということは、1分足で反応方向を見てからポジションを得ることが難しいということです。
直前1分足の陰線率が76%あることがわかりました。
特にポジションを持つ上で役立ちそうな特徴は見いだせませんでした。
以上の調査・分析結果に基づき、有望なシナリオがふたつ見いだせました。がしかし、シナリオ2の直後1分足の反応方向を見てから10分足跳幅を狙う方法は、最近の傾向から難しいかも知れません。
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以下の調査・分析結果に基づき、有望なシナリオがふたつ見いだせました。がしかし、シナリオ2の直後1分足の反応方向を見てから10分足跳幅を狙う方法は、最近の傾向から難しいかも知れません。
※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。
【1. 指標概要】
日本を除く主要国では、雇用統計発表直後の反応が他の指標発表時よりも大きくなる傾向があります。これは、雇用統計がその国の景気を最もよく表している、と考えられているからです。
どの国でも失業率は「失業者÷労働力人口×100」と定義され、失業者は「働く意思があるのに失職中の人」とされています。がしかし、働く意思があるのに失職中の人をカウントすることは難しいのです。年金受給者・生活保護者・収監者を除いたり、細かな定義を見ると算出の難しさがわかります。
そのため、失業保険申請件数や雇用者数を集計して、失業率の算定がおかしな数字となっていないことをチェックしている訳です。ちなみに、英国では失業保険申請件数を失業率と同時に集計・発表しています。
【2. 既出情報】
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月分から前回2016年11月分までの結果を集計したものです。
(2-1. 過去情報)
失業保険申請件数は対前月増減を表しています。最近はややプラス傾向が続いています。
失業率のグラフを見ると、市場予想は単に前回結果を踏襲したもので、予想としての意義はあまりないように見受けられます。
(2-2. 過去反応)
指標発表直後1分足を見てみると、跳幅が20pips以上となったことが16回(母数23回)あります。そのうち、1分足値幅方向と10分足値幅方向が一致しているのは11回(母数16回)となっています。
このことは、本指標への反応が大きいものの、大きく反応したときには3回に1回の割合ですぐに反応方向が反転してしまうことを表しています。ポジションを持つ上でご注意を。
(2-3. 関連指標)
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【3. 反応性分析】
以前に比べて最近は反応が小さくなっています。何より、最近の傾向では1分足跳幅と10分足跳幅がほぼ一致していることです。それらがほぼ一致するということは、1分足で反応方向を見てからポジションを得ることが難しいということです。
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2017.1/17予定ー米国景気指標「ニューヨーク連銀製造業景気指数」調査・分析
2017年1月17日22:30に、米国景気指標「1月ニューヨーク連銀製造業景気指数」の発表が予定されています。
本指標と反応について、最近の傾向を調べた結果を後記しています。結論として、次のようにポジションを持ってみることにしました。
※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。
ニューヨーク連銀管轄のニューヨーク州製造業約200社の経営者の景況感と現状を指数化した指標です。
具体的内容は、仕入価格・販売価格・新規受注・出荷・入荷遅延・在庫水準・受注残・雇用者数・週平均就業時間などの11項目を、1ヶ月前と比較した現状と6ヶ月後の期待を、「良い」「同じ」「悪い」から選択して指数化したものです。
数値は0を分岐点に景気改善(+)・悪化(−)と読みます。
製造業景気指数は、ニューヨーク連銀製造業景気指数→フィラデルフィア連銀製造業景気指数→リッチモンド連銀製造業景気指数→シカゴ購買部協会景気指数→ISM製造業景気指数があります。ISM製造業景気指数の先行指標がフィラデルフィア連銀製造業景気指数で、フィラデルフィア連銀製造業景気指数の先行指標がニューヨーク連銀製造業景気指数、という見方があります。
発表は毎月15日(夏時間:日本時間21:30、冬時間:日本時間22:30)に行われます。
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月分から前回2016年12月分までの24回の本指標発表結果と、その前後の反応結果に基づきます。
全般的には2016年1月を底に、改善傾向が続いています。
直前1分足の陰線率が高いように見受けられます。
指標への反応は、直後1分足跳幅が10pips以上となったことが14回(調査数24回)、そのうち直後10分足値幅方向が同1分足の値幅方向に一致したことは11回(母数14回)です。但し、必ずしも1分足よりも10分足の値幅が大きくなっていた訳ではないのでご注意ください。
いずれ先述の5つの製造業景気指標の実際の関係についてはデータ検証結果を報告します。今回は割愛します。
過去平均では、直後1分足が10-15pips、同10分足が15-21の反応となっています。よって、直後1分足で反応方向を確認してから10分足形成中に5-11pips程度が狙えます。逆に言えば、10pipsも含損を抱えたら損切すべきと言えるでしょう。
直前1分足の陰線率が89%にも達しています。但し、過去の反応を見ると3pips(値幅)-5pips(跳幅)しかありません。ですから、ポジションを持つにせよあまり欲張らず、指標発表前のトレンド方向が陰線側ならば微益ながら堅い勝負ができるでしょう。
事前差異がプラス(市場予想ー前回結果の値がプラス)となっていたことが過去2年間に88%もあります。がしかし、先の反応一致性分析に示したように、直前10-1分足の陽線率は45%しかありません。ですから、本指標は市場予想が前回結果より良くても、多少割り引いて考える必要がある訳です。
以上の結果、本指標には、
といった方針で臨むことが適切と考えています。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
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本指標と反応について、最近の傾向を調べた結果を後記しています。結論として、次のようにポジションを持ってみることにしました。
- 直前1分足の陰線率が異常に高いため(89%)、直前1分足始値直前にポジションを取り、指標発表までに3-5pips程度を狙って解消する
- 直後1分足と同10分足の方向一致率が高いため(82%)、直後1分足の終値がつく頃にポジションを取得し、同10分足形成中に11pips程度を狙って解消する
- 取引中に10pips以上の含損が生じた場合には損切する
※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。
【1. 指標概要】
ニューヨーク連銀管轄のニューヨーク州製造業約200社の経営者の景況感と現状を指数化した指標です。
具体的内容は、仕入価格・販売価格・新規受注・出荷・入荷遅延・在庫水準・受注残・雇用者数・週平均就業時間などの11項目を、1ヶ月前と比較した現状と6ヶ月後の期待を、「良い」「同じ」「悪い」から選択して指数化したものです。
数値は0を分岐点に景気改善(+)・悪化(−)と読みます。
製造業景気指数は、ニューヨーク連銀製造業景気指数→フィラデルフィア連銀製造業景気指数→リッチモンド連銀製造業景気指数→シカゴ購買部協会景気指数→ISM製造業景気指数があります。ISM製造業景気指数の先行指標がフィラデルフィア連銀製造業景気指数で、フィラデルフィア連銀製造業景気指数の先行指標がニューヨーク連銀製造業景気指数、という見方があります。
発表は毎月15日(夏時間:日本時間21:30、冬時間:日本時間22:30)に行われます。
【2. 既出情報】
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月分から前回2016年12月分までの24回の本指標発表結果と、その前後の反応結果に基づきます。
(2-1. 過去情報)
全般的には2016年1月を底に、改善傾向が続いています。
(2-2. 過去反応)
直前1分足の陰線率が高いように見受けられます。
指標への反応は、直後1分足跳幅が10pips以上となったことが14回(調査数24回)、そのうち直後10分足値幅方向が同1分足の値幅方向に一致したことは11回(母数14回)です。但し、必ずしも1分足よりも10分足の値幅が大きくなっていた訳ではないのでご注意ください。
(2-3. 関連指標)
いずれ先述の5つの製造業景気指標の実際の関係についてはデータ検証結果を報告します。今回は割愛します。
【3. 反応性分析】
過去平均では、直後1分足が10-15pips、同10分足が15-21の反応となっています。よって、直後1分足で反応方向を確認してから10分足形成中に5-11pips程度が狙えます。逆に言えば、10pipsも含損を抱えたら損切すべきと言えるでしょう。
【4. 反応一致性分析】
直前1分足の陰線率が89%にも達しています。但し、過去の反応を見ると3pips(値幅)-5pips(跳幅)しかありません。ですから、ポジションを持つにせよあまり欲張らず、指標発表前のトレンド方向が陰線側ならば微益ながら堅い勝負ができるでしょう。
【5. 指標一致性分析】
事前差異がプラス(市場予想ー前回結果の値がプラス)となっていたことが過去2年間に88%もあります。がしかし、先の反応一致性分析に示したように、直前10-1分足の陽線率は45%しかありません。ですから、本指標は市場予想が前回結果より良くても、多少割り引いて考える必要がある訳です。
【6. シナリオ作成】
以上の結果、本指標には、
- 直前1分足の陰線率が異常に高いため(89%)、直前1分足始値直前にポジションを取り、指標発表までに3-5pips程度を狙って解消する
- 直後1分足と同10分足の方向一致率が高いため(82%)、直後1分足の終値がつく頃にポジションを取得し、同10分足形成中に11pips程度を狙って解消する
- 取引中に10pips以上の含損が生じた場合には損切する
といった方針で臨むことが適切と考えています。
以上
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上
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2017.1/17.19:00予定ー欧州景気指標「独国ZEW景況感調査・欧州ZEW景況指数」調査・分析
2017.1/17.19:00に、欧州景気指標「独国ZEW景況感調査・欧州ZEW景況指数」の発表が予定されています。
以下の調査・分析結果に基づき、シナリオが3つ用意できました。がしかし、シナリオ3は過去反応調査と反応性分析の結果、かなりリスキーなポジションゆえ取引しないと思います。
過去平均での反応pipsだけを見るとシナリオ3が成立するものの、詳しく見ると、直後1分足の跳幅が10pips以上あったときに、同値幅方向と同10分足値幅方向が同じだったことは僅か4回(母数11回)しかなかったため、です。つまり、本指標は指標発表直後の反応がすぐにひっくり返りやすい指標です。
ご注意ください。
※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。
独国ZEW景況感指数は、独国の今後6カ月の景気見通し(「良い」「同じ」「悪い」)について、アナリスト・機関投資家・市場関係者など約350人を対象に行ったアンケート調査に基づき算出した指数となっています。指数は、「良い」から「悪い」を引いた数で0が基準になっています。
意義は、ZEW景況感指数がIfo景況感指数の1週間前に発表され、Ifo指数よりも1か月の先行性があるとされている点です。また、景気指標としてはIfo景況感指数に次ぐ注目度とされ、ECBの金融政策に影響を与えていると言われています。
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月分から前回発表2016年12月分の24回のデータに基づきます。
2016年7月を底とする改善傾向にあります。それまでにも、2015年10月頃から改善の兆しが伺えていたものの、2016年6月のブリグジットショックの影響で同年7月が悪化したと解釈すべきだと思います。
先週末以降、ハードブリグジットの話題でGBP・EURともに下降トレンド中にも関わらず、おそらく調査期間の関係で今回の市場予想はかなりの改善が見込まれています。もし指標が予想通りに改善されても、その後は下降トレンドに戻る可能性があるため、ポジションを持つには注意が必要です。
直前1分足に陰線が目立つ一方、その他はどちらかと言えば陽線が目立ちます。
直後1分足に現れる反応を見てみると、跳幅が10pips以上となったことが11回(母数24回)あります。そのうち、直後1分足値幅方向と同10分足値幅方向が同じだったことは僅か4回(母数11回)しかありません。つまり、本指標は指標発表直後の反応がすぐにひっくり返りやすい指標なのです。
対比分析は割愛します。
とりあえず、過去の全平均データを見る限りでは、直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、直後10分足跳幅で8pips程度を狙って解消するシナリオ案が成立します。がしかし、先述の通り、本指標は反応が大きかったときに(直後1分足跳幅が10pips以上となったときには、10分足終値がそれと逆方向になる可能性が高いのです。
よって、このシナリオ案での取引は不可です。
直前1分足の陰線率が91%もあります。また、直後1分足の陽線率が82%もあります。
いずれも期待的中率75%を超えているのでポジションが持てますが、かなり短時間の取引になりそうです。
特別な傾向は見いだせませんでした。
以上の調査・分析結果に基づき、シナリオが3つ用意できました。がしかし、シナリオ3は過去反応調査と反応性分析の結果、かなりリスキーなポジションゆえ取引しないと思います。
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会のそれぞれに対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
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以下の調査・分析結果に基づき、シナリオが3つ用意できました。がしかし、シナリオ3は過去反応調査と反応性分析の結果、かなりリスキーなポジションゆえ取引しないと思います。
過去平均での反応pipsだけを見るとシナリオ3が成立するものの、詳しく見ると、直後1分足の跳幅が10pips以上あったときに、同値幅方向と同10分足値幅方向が同じだったことは僅か4回(母数11回)しかなかったため、です。つまり、本指標は指標発表直後の反応がすぐにひっくり返りやすい指標です。
ご注意ください。
※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。
【1. 指標概要】
独国ZEW景況感指数は、独国の今後6カ月の景気見通し(「良い」「同じ」「悪い」)について、アナリスト・機関投資家・市場関係者など約350人を対象に行ったアンケート調査に基づき算出した指数となっています。指数は、「良い」から「悪い」を引いた数で0が基準になっています。
意義は、ZEW景況感指数がIfo景況感指数の1週間前に発表され、Ifo指数よりも1か月の先行性があるとされている点です。また、景気指標としてはIfo景況感指数に次ぐ注目度とされ、ECBの金融政策に影響を与えていると言われています。
【2. 既出情報】
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月分から前回発表2016年12月分の24回のデータに基づきます。
(2-1. 過去情報)
2016年7月を底とする改善傾向にあります。それまでにも、2015年10月頃から改善の兆しが伺えていたものの、2016年6月のブリグジットショックの影響で同年7月が悪化したと解釈すべきだと思います。
先週末以降、ハードブリグジットの話題でGBP・EURともに下降トレンド中にも関わらず、おそらく調査期間の関係で今回の市場予想はかなりの改善が見込まれています。もし指標が予想通りに改善されても、その後は下降トレンドに戻る可能性があるため、ポジションを持つには注意が必要です。
(2-2. 過去反応)
直前1分足に陰線が目立つ一方、その他はどちらかと言えば陽線が目立ちます。
直後1分足に現れる反応を見てみると、跳幅が10pips以上となったことが11回(母数24回)あります。そのうち、直後1分足値幅方向と同10分足値幅方向が同じだったことは僅か4回(母数11回)しかありません。つまり、本指標は指標発表直後の反応がすぐにひっくり返りやすい指標なのです。
(2-3. 関連指標)
対比分析は割愛します。
【3. 反応性分析】
とりあえず、過去の全平均データを見る限りでは、直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、直後10分足跳幅で8pips程度を狙って解消するシナリオ案が成立します。がしかし、先述の通り、本指標は反応が大きかったときに(直後1分足跳幅が10pips以上となったときには、10分足終値がそれと逆方向になる可能性が高いのです。
よって、このシナリオ案での取引は不可です。
【4. 反応一致性分析】
直前1分足の陰線率が91%もあります。また、直後1分足の陽線率が82%もあります。
いずれも期待的中率75%を超えているのでポジションが持てますが、かなり短時間の取引になりそうです。
【5. 指標一致性分析】
特別な傾向は見いだせませんでした。
【6. シナリオ作成】
以上の調査・分析結果に基づき、シナリオが3つ用意できました。がしかし、シナリオ3は過去反応調査と反応性分析の結果、かなりリスキーなポジションゆえ取引しないと思います。
以上
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2017年01月16日
2017.1/17.18:30予定ー英国物価指標「生産者物価指数・消費者物価指数・小売物価指数」調査・分析
2017年1月17日18:30に、英国物価指標の生産者物価指数(PPI)・消費者物価指数(CPI)・小売物価指数(RPI)が揃って発表されます。今回は2016年12月分の発表となります。
以下の調査・分析結果をまとめると、次のシナリオでポジションを持つことが望ましいと言えます。但し、シナリオ3は、今回の指標発表方向に確信が得られないので、おそらくポジションを持たないと思います。
※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。
物価は、生産者→小売→消費者の順に波及すると考えられます。他の主要国ではこれら物価指数が別々に発表されますが、英国は一度に発表しています。
消費者物価指数(CPI)とは消費者の製品・サービス購入価格を指数化した指標で、どの国でも最重視されています。英国は年2%のインフレ目標が設定されています。CPIコアは、CPIから価格変動の激しいエネルギー・食品・タバコ・アルコールを除いた数値を指しています。英国ではタバコ・アルコールの価格変動が大きいのでしょうか。
小売物価指数(RPI)に含まれてCPIに含まれない対象に住宅費があります。RPIではCPIよりも数値が高くなります。RPIコアは、RPIから価格変動の激しいエネルギー・食品・タバコ・アルコールを除いた数値を指しています。英国では年金給付額が法律によってRPI規準で決定されます。
生産者物価指数(PPI)はあまり大きな反応を生じないように見受けられます。
過去平均から言って20-30pipsぐらいは動くので、比較的反応が大きな指標と言えるでしょう。
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月分から前回発表2016年11月分までの23回のデータに基づいています。
全般的には、2015年10月頃から改善傾向が続いていますが、CPIはまだ2%に達していません。
直前1分足には陰線が目立つようです。
直後1分足に現れる反応は、20pips以上の跳幅が20回で同値幅だと9回(母数23回)となっています。直後1分足値幅が20pips以上となったにも関わらず、同10分足値幅方向が逆になったことは僅か1回(母数9回)しかありません。もちろん、必ずしも1分足終値よりも10分足終値が大きくなるとは限らないものの、反応方向を確認してからポジションを持つ上で大負けしないという安心感がありますね。
対比分析は割愛します。
過去平均を見る限りでは、直後1分足で反応方向を見てから同10分足跳幅を狙っても19pips程度も期待できることがわかります。
直前10-1分足の陽線率が75%あります(平均跳幅15pips、平均値幅8pips)。また直前1分足の陰線率が81%あります(平均跳幅10pips、平均値幅6pips)。
事後差異と直後1分足の方向一致率が82%あります。但し、指標発表前に市場予想と前回結果を超える・下回るという確信が得られない限り、本指標は反応が大きすぎてちょっと危いですね。
以上の調査・分析結果をまとめると、次のシナリオでポジションを持つことが望ましいと言えます。但し、シナリオ3は、今回の指標発表方向に確信が得られないので、おそらくポジションを持たないと思います。
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以下の調査・分析結果をまとめると、次のシナリオでポジションを持つことが望ましいと言えます。但し、シナリオ3は、今回の指標発表方向に確信が得られないので、おそらくポジションを持たないと思います。
※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。
【1. 指標概要】
物価は、生産者→小売→消費者の順に波及すると考えられます。他の主要国ではこれら物価指数が別々に発表されますが、英国は一度に発表しています。
消費者物価指数(CPI)とは消費者の製品・サービス購入価格を指数化した指標で、どの国でも最重視されています。英国は年2%のインフレ目標が設定されています。CPIコアは、CPIから価格変動の激しいエネルギー・食品・タバコ・アルコールを除いた数値を指しています。英国ではタバコ・アルコールの価格変動が大きいのでしょうか。
小売物価指数(RPI)に含まれてCPIに含まれない対象に住宅費があります。RPIではCPIよりも数値が高くなります。RPIコアは、RPIから価格変動の激しいエネルギー・食品・タバコ・アルコールを除いた数値を指しています。英国では年金給付額が法律によってRPI規準で決定されます。
生産者物価指数(PPI)はあまり大きな反応を生じないように見受けられます。
過去平均から言って20-30pipsぐらいは動くので、比較的反応が大きな指標と言えるでしょう。
【2. 既出情報】
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月分から前回発表2016年11月分までの23回のデータに基づいています。
(2-1. 過去情報)
全般的には、2015年10月頃から改善傾向が続いていますが、CPIはまだ2%に達していません。
(2-2. 過去反応)
直前1分足には陰線が目立つようです。
直後1分足に現れる反応は、20pips以上の跳幅が20回で同値幅だと9回(母数23回)となっています。直後1分足値幅が20pips以上となったにも関わらず、同10分足値幅方向が逆になったことは僅か1回(母数9回)しかありません。もちろん、必ずしも1分足終値よりも10分足終値が大きくなるとは限らないものの、反応方向を確認してからポジションを持つ上で大負けしないという安心感がありますね。
(2-3. 関連指標)
対比分析は割愛します。
【3. 反応性分析】
過去平均を見る限りでは、直後1分足で反応方向を見てから同10分足跳幅を狙っても19pips程度も期待できることがわかります。
【4. 反応一致性分析】
直前10-1分足の陽線率が75%あります(平均跳幅15pips、平均値幅8pips)。また直前1分足の陰線率が81%あります(平均跳幅10pips、平均値幅6pips)。
【5. 指標一致性分析】
事後差異と直後1分足の方向一致率が82%あります。但し、指標発表前に市場予想と前回結果を超える・下回るという確信が得られない限り、本指標は反応が大きすぎてちょっと危いですね。
【6. シナリオ作成】
以上の調査・分析結果をまとめると、次のシナリオでポジションを持つことが望ましいと言えます。但し、シナリオ3は、今回の指標発表方向に確信が得られないので、おそらくポジションを持たないと思います。
以上
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ーーー注記ーーー
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2017年01月15日
2017年1月第2週までの成績
多くのFX関連書籍・記事で主流・基本だと言うトレンドフォローでの取引は、多くの結果が示す通り、ほとんどの人に適していません。普通の人がFXを始める際には、もっと適した方法があると思って、このブログを始めました。このブログでは、経済指標発表前後の短期シナリオ手法というやり方を紹介しています。詳細は「FXは上達するのか」をご覧ください。
今年は成績表を週次・月次で公開していきます。前週分はこちらです。
今週の成績表は次の通りです。
負けたのは、このブログを始めてから初めてだったと思います。
取引時間は3指標で10分弱、週次利益率は0.52%でした。
元本は、このブログでの取引のやり方を説明した「FXは上達するのか」に記載した通り、とりあえず、年初第1週に取引きした投資額で最も大きかったGBPJPY1枚分を10倍した¥579,680を採用しておきます。この元本を基準に年間収益率を計っていきましょう。
今週取引した経済指標の事前調査と分析、及び、取引結果は、全てDBに収めています。来月同じ指標での取引を行う際に見直して、変更点があれば修正します。
もしこの記事が何か参考になったなら、どれか広告バナーをクリックして提携先に興味をお持ち頂けると幸いです。提携先はいずれも良心的なところを選んだつもりです。安心してください。
今年は成績表を週次・月次で公開していきます。前週分はこちらです。
今週の成績表は次の通りです。
負けたのは、このブログを始めてから初めてだったと思います。
取引時間は3指標で10分弱、週次利益率は0.52%でした。
元本は、このブログでの取引のやり方を説明した「FXは上達するのか」に記載した通り、とりあえず、年初第1週に取引きした投資額で最も大きかったGBPJPY1枚分を10倍した¥579,680を採用しておきます。この元本を基準に年間収益率を計っていきましょう。
今週取引した経済指標の事前調査と分析、及び、取引結果は、全てDBに収めています。来月同じ指標での取引を行う際に見直して、変更点があれば修正します。
以上
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