2017年08月06日
2017年8月第1週成績と、第2週主要指標反応pipsと、小分けにしてくれよって話
本ブログ記載の取引方法を検証するため、週次・月次で取引成績を記録しています。人にやり方を薦める以上、(個別取引はさておき)全体として間違っていないことを検証しておきたいからです。
さて、米国雇用統計で発表される平均時給について、現在の平均時給水準は1%当たり約30円です。米国の平均時給の絶対額は約3千円で、今回の前月比+0.3%とは先月よりも約10円の時給アップということになります。
でも、これだけ時給があっても、米国のちょっとしたレストランで食事をすると、チップ15%も含めて、すぐに3千円ぐらいはかかります。
何で食事代がこんなにするのか。
料理の量がたくさん過ぎるのです。
日本食レストランでトンカツ定食を頼んだら、何と、大きめのトンカツが2枚も盛ってありました。チキンサンドなんて「大きすぎるだろう」と思わず言っちゃうぐらいでした。チキンが小さなパンを乗せてる料理は、ちっともサンドじゃないだろう。
だから「半分にしてくれ」って言っても駄目です。半分になっているのは、ウェイターやウェイトレスが「何で」って言う確率です。残せば持ち帰りが許される国だからです。チップ制のおかげで、彼らは意外なことにとても親切だったりします。とても気持ちよく包んでくれて、それを持って帰ってもう一度食べると、やっぱり気持ち悪くなっちゃいます。
でも、1回外食すると2食分です。2回も食べたい料理は少なくても、持ち帰りを頼めるのは、料理人に気まずい思いをしなくて済むので助かります。
これは、時給や食事が高いのだか安いのだかわからない、という話ではありません。
賃金上昇率が鈍化して消費減速を心配するぐらいなら「小分けにして売れよ」って誰か言ってやれよ。
下図は、8月第1週に発表された指標の直後1分足跳幅と直後11分足値幅について、今回の反応pipsと過去平均pipsです。
8月1日発表豪州金融政策は「市場予想通り現状維持」でした。図は「市場予想通り現状維持」のときの過去平均pipsとの対比となっています。
過去の「市場予想通り現状維持」のときと比べて、初期反応・その後反応ともに平均並みの反応でした。当面「利上げ期待」が持てない、という市場認識を追認しただけの発表でした。
8月3日発表英国金融政策は「市場予想通り現状維持」でした。図は「市場予想通り現状維持」のときの過去平均pipsとの対比となっています。
GBPJPYが翌朝までに300pips近く下降する大きな反応を示しました。これは、直近の成長率・インフレ率が低下していたため、「利上げはないだろう」との観測が確認できたことと、MPCメンバーの利上げ派が増えなかったことに依る反応です。これらは全て「市場予想通り」でした。
前回6月MPCの反応も大きかったので、その反動もありました(6月は発表直後に100pipsも跳ねる反応でした)。今回の発表結果は市場予想通りだったものの、MPCメンバーのうち新たに1名「利上げ派」が現れる可能性があったため、発表までGBPJPYは下落していなかったのです。発表と同時に、そのツケが現れた形でした。
8月4日発表米国雇用統計は、過去平均をやや上回る反応でした。先に発表されていたISMの雇用指数やADPが前月結果を下回っていたのに、NFPが前月より増加し、平均時給も市場予想通り0.3%に増えたことが原因と思われます。
USDは、ここ最近、良い材料が少なくて米政権への漠然とした不安からだらだら下げていました。この下げていた分は、この発表でほぼ取り返しました。さすが雇用統計です。
8月第1週の取引結果を纏めておきます。
8月第1週は11指標で取引を行いました。
取引時間は84分28秒(1指標当たり7分41秒)で、損益はいつも1枚ずつの取引で+23,446円(1指標当たり+2,131円)でした。
20pips以上利確できた指標が、英国製造業PMI・同サービス業PMI・英国金融政策・米国雇用統計の4指標もあったので、それらの追撃で取引時間がやや長くなってしまいました。
勝率は、指標単位で82%(9勝2敗)、シナリオ単位では77%(27勝8敗、含シナリオ外取引3)でした。
シナリオ勝率を指標勝率が上回っており、問題ありません。
本ブログで最も採用数が多いシナリオ「発表後に順張り追撃しやすい指標で順張り追撃」の勝率が高くて、稼げているのです。次週も同じやり方で問題ありません。
次週8月第2Wの主要指標の過去平均反応を示します。
※ 直後11分足跳幅と値幅が入れ替わっていました。青が跳幅で、橙が値幅です。
※ 米国PPIとCPIの発表順が入れ替わっています。
※ 出先で作成済図面の訂正ができないので、申し訳ありません。
次週はあまり指標発表がありません。
NZ(RBNZ)金融政策は追撃だけでも稼ぎやすく、起きて取引できるかが最大の問題という指標です。どちらに反応するにせよ、あまり欲張らずに上下動を慎重に見極めて順張り追撃で1・2回は稼ぎましょう。
前回発表時の事前分析・事後検証はこちらです。
英国鉱工業生産指数は、主要国実態指標で最も動く指標のひとつです。本指標は、英国指標だから大きく反応するということもありますが、市場予想が一方に偏りがちでアテにならないから、予想とのズレが生じやすくて、大きく反応しやすいのかも知れません。
前回の事前分析・事後検証はこちらです。
米国CPIは、久しぶりに米国小売売上高と別に発表されます。ここ最近は、反応方向により直結する小売売上高ばかり分析していたので、CPIの分析は久しぶりに行うことになります。
前日に発表されるPPIとは、弱い相関があるようです。但し、PPIの先行性は認められず、同月集計結果が前月に対して増えるか減るかということについての相関です。事前に前日発表のPPI結果も確認しておきましょう。
前回発表時の事前分析・事後検証はこちらです。こちらは、同時発表された小売売上高の分析・検証となっています。
その他、8月8日(時間不定)には中国貿易収支、8月9日10:30には中国CPI・PPI、が発表されます。結果次第で、AUDが少し動くかもしれません。
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さて、米国雇用統計で発表される平均時給について、現在の平均時給水準は1%当たり約30円です。米国の平均時給の絶対額は約3千円で、今回の前月比+0.3%とは先月よりも約10円の時給アップということになります。
でも、これだけ時給があっても、米国のちょっとしたレストランで食事をすると、チップ15%も含めて、すぐに3千円ぐらいはかかります。
何で食事代がこんなにするのか。
料理の量がたくさん過ぎるのです。
日本食レストランでトンカツ定食を頼んだら、何と、大きめのトンカツが2枚も盛ってありました。チキンサンドなんて「大きすぎるだろう」と思わず言っちゃうぐらいでした。チキンが小さなパンを乗せてる料理は、ちっともサンドじゃないだろう。
だから「半分にしてくれ」って言っても駄目です。半分になっているのは、ウェイターやウェイトレスが「何で」って言う確率です。残せば持ち帰りが許される国だからです。チップ制のおかげで、彼らは意外なことにとても親切だったりします。とても気持ちよく包んでくれて、それを持って帰ってもう一度食べると、やっぱり気持ち悪くなっちゃいます。
でも、1回外食すると2食分です。2回も食べたい料理は少なくても、持ち帰りを頼めるのは、料理人に気まずい思いをしなくて済むので助かります。
これは、時給や食事が高いのだか安いのだかわからない、という話ではありません。
賃金上昇率が鈍化して消費減速を心配するぐらいなら「小分けにして売れよ」って誰か言ってやれよ。
【1. 8月第1W主要指標結果】
下図は、8月第1週に発表された指標の直後1分足跳幅と直後11分足値幅について、今回の反応pipsと過去平均pipsです。
8月1日発表豪州金融政策は「市場予想通り現状維持」でした。図は「市場予想通り現状維持」のときの過去平均pipsとの対比となっています。
過去の「市場予想通り現状維持」のときと比べて、初期反応・その後反応ともに平均並みの反応でした。当面「利上げ期待」が持てない、という市場認識を追認しただけの発表でした。
8月3日発表英国金融政策は「市場予想通り現状維持」でした。図は「市場予想通り現状維持」のときの過去平均pipsとの対比となっています。
GBPJPYが翌朝までに300pips近く下降する大きな反応を示しました。これは、直近の成長率・インフレ率が低下していたため、「利上げはないだろう」との観測が確認できたことと、MPCメンバーの利上げ派が増えなかったことに依る反応です。これらは全て「市場予想通り」でした。
前回6月MPCの反応も大きかったので、その反動もありました(6月は発表直後に100pipsも跳ねる反応でした)。今回の発表結果は市場予想通りだったものの、MPCメンバーのうち新たに1名「利上げ派」が現れる可能性があったため、発表までGBPJPYは下落していなかったのです。発表と同時に、そのツケが現れた形でした。
8月4日発表米国雇用統計は、過去平均をやや上回る反応でした。先に発表されていたISMの雇用指数やADPが前月結果を下回っていたのに、NFPが前月より増加し、平均時給も市場予想通り0.3%に増えたことが原因と思われます。
USDは、ここ最近、良い材料が少なくて米政権への漠然とした不安からだらだら下げていました。この下げていた分は、この発表でほぼ取り返しました。さすが雇用統計です。
【2. 8月第1W成績】
8月第1週の取引結果を纏めておきます。
8月第1週は11指標で取引を行いました。
取引時間は84分28秒(1指標当たり7分41秒)で、損益はいつも1枚ずつの取引で+23,446円(1指標当たり+2,131円)でした。
20pips以上利確できた指標が、英国製造業PMI・同サービス業PMI・英国金融政策・米国雇用統計の4指標もあったので、それらの追撃で取引時間がやや長くなってしまいました。
勝率は、指標単位で82%(9勝2敗)、シナリオ単位では77%(27勝8敗、含シナリオ外取引3)でした。
シナリオ勝率を指標勝率が上回っており、問題ありません。
本ブログで最も採用数が多いシナリオ「発表後に順張り追撃しやすい指標で順張り追撃」の勝率が高くて、稼げているのです。次週も同じやり方で問題ありません。
【3. 8月第2W主要指標】
次週8月第2Wの主要指標の過去平均反応を示します。
※ 直後11分足跳幅と値幅が入れ替わっていました。青が跳幅で、橙が値幅です。
※ 米国PPIとCPIの発表順が入れ替わっています。
※ 出先で作成済図面の訂正ができないので、申し訳ありません。
次週はあまり指標発表がありません。
NZ(RBNZ)金融政策は追撃だけでも稼ぎやすく、起きて取引できるかが最大の問題という指標です。どちらに反応するにせよ、あまり欲張らずに上下動を慎重に見極めて順張り追撃で1・2回は稼ぎましょう。
前回発表時の事前分析・事後検証はこちらです。
英国鉱工業生産指数は、主要国実態指標で最も動く指標のひとつです。本指標は、英国指標だから大きく反応するということもありますが、市場予想が一方に偏りがちでアテにならないから、予想とのズレが生じやすくて、大きく反応しやすいのかも知れません。
前回の事前分析・事後検証はこちらです。
米国CPIは、久しぶりに米国小売売上高と別に発表されます。ここ最近は、反応方向により直結する小売売上高ばかり分析していたので、CPIの分析は久しぶりに行うことになります。
前日に発表されるPPIとは、弱い相関があるようです。但し、PPIの先行性は認められず、同月集計結果が前月に対して増えるか減るかということについての相関です。事前に前日発表のPPI結果も確認しておきましょう。
前回発表時の事前分析・事後検証はこちらです。こちらは、同時発表された小売売上高の分析・検証となっています。
その他、8月8日(時間不定)には中国貿易収支、8月9日10:30には中国CPI・PPI、が発表されます。結果次第で、AUDが少し動くかもしれません。
以上
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