2017年01月10日
'17.01/10.09:30予定ー豪州実態指標「小売売上高」調査・分析
'17.01/10.09:30に豪州実態指標「小売売上高」が発表されます。今回は2016年11月分の発表です。
今回は次のようにポジションを持つ予定です。実際にどうするかは直前のチャートを見て決めたいと思います。
結果は事後に報告します。
上記結論に至る調査・分析結果は次の通りです。
まず、既出情報の結果は次の通りでした。
そして、反応性分析・反応一致性分析・指標一致性分析の結果は次の通りでした。
よって、実際の取引では上述の通りにポジションを持つことが適切と思われます。但し、実際の取引ではチャートの動きをみて、無理をしてまで取引する意義はありません。
豪州小売売上高は、小売・サービス業の月間売上高をサンプル調査に基づき算出しています。発表は豪連邦統計局(ABS:Australian Bureau of Statistics)が行い、翌々月上旬に月次発表されています。
豪州と言えば資源関連企業に注目が集まります。ところが、資源関連企業の収益は、資源価格が頭打ちとなるにつれて伸び悩んでいます。もともと豪州GDPに占める鉱工業生産高は1割程度しかないのです。その一方で非資源関連企業の収益は、小売売上高が長期的に拡大傾向と見なされています。
豪州は毎年約20万人の移民を受け入れており、2050年までに約40%の人口増加が見込まれています。この人口増加が内需拡大の主因と言えるでしょう。自然増も含めると、先進国では人口増加率の最も高い国のひとつです。
最近の豪州小売売上高の傾向は、この人口増加と低金利と豪ドル安が個人消費を押し上げており、堅調に拡大しています。
但し、多くの豪州経済指標が発表される時間に前後して、中国経済指標の発表が行われることがあります。この場合、中国の指標でAUDJPYが1円以上動くこともあるので、その反応途中の動きには注意が必要です。
今回は、本指標発表の1時間後10:30に中国CPIとPPIの発表が予定されています。そのCPIは微減、PPIは増加が予想されています。要注意です。
本指標について既に公開されている情報を整理します。
過去からの市場予想と発表結果について以下に示します。
図から、ほぼ安定して前月比プラスとなっていることがわかります。但し、今回は前回発表(先月発表2016年10月分)0.5に対し、市場予想0.4と微減になっています。直近過去で前回結果に対し市場予想が0.1悪化のケースは2015年11月分の1回しかありません。
そして、市場予想よりも発表結果が0.2改善となったケースは2016年8-10月分があります。
こうした関係を下表に一覧しておきます。
上表から、本指標がほぼ素直に反応していることがわかります。そして、どちらかと言えば、陰線側への反応時よりも陽線側への反応時の方がpipsが大きい傾向があるようです。但し、その差は微小です。よって、この表を見る限りでは、指標発表結果が不明なのに発表前にポジションを持つならば、反応が陽線となることを見越して「買」とし、もし予想が外れたならば1分足が完成する頃に損切する、という方法が望ましいと言えるでしょう。
過去の本指標発表前後の始値規準ローソク足を一覧します。
指標発表直前1分足には陰線が目立つように見受けられます。
あと、指標発表前に跳幅が5pipsに達したのは、10-1分足が17回、1分足が12回です。がしかし、10pipsに達したことは10-1分足が4回で1分足は1回しかありません。
指標発表後に跳幅が20pipsに達したのは、1分足が5回、10分足が8回です。過去に最も反応が大きかったことは60pips強となっています。
逆に、ポジションを持って20pipsも含損が発生したら、挽回できる可能性は小さいと言えるでしょう。
対比分析は割愛します。
既出情報の結果を以下に纏めておきます。
まず、本指標発表直後の反応を平均値で捉えてみます。
過去2年間の反応を見る限り直後10分足値幅が15pipsしかなく、あまり魅力的な取引はできそうにありませんね。
反応性分析の結果は次のようになります。
比較的安全で合理的にほどほどのpipsが稼げそうなシナリオ案はひとつしかありません。
シナリオ案11は、指標発表直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、同10分足跳幅で11pips程度を狙って解消するというものです。
反応一致性分析の結果は次のようになります。
指標発表直前1分足の陰線率が90%あることがわかりました。但し、過去のデータを調べてみると、直前1分足の平均跳幅は5pips、平均値幅は4pipsしかないことがわりました。pipsは小さいものの陰線率90%ですから、直前1分足始値直前にポジションを取得し、指標発表直前までに5pips程度を狙って解消するシナリオが成り立ちます。
また、直後1分足と同10分足の方向一致率は81%に達しています。従って、1分足終値がつく頃にポジションを取得し、10分足跳幅で11pips程度を狙って解消するというシナリオが成り立ちます。
指標一致性分析の結果は次のようになります。
事後差異と直後1分足の方向一致率が81%となっていました。指標発表直前にポジションを取得し、10分足跳幅で22pipsを狙うというシナリオです。
反応性分析・反応一致性分析・指標一致性分析の結果を以下に纏めておきます。
よって、実際の取引では次のようにポジションを持つことが適切と思われます。但し、実際の取引ではチャートの動きをみて、無理をしてまで取引する意義はありません。
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今回は次のようにポジションを持つ予定です。実際にどうするかは直前のチャートを見て決めたいと思います。
結果は事後に報告します。
上記結論に至る調査・分析結果は次の通りです。
まず、既出情報の結果は次の通りでした。
- 今回は前回発表(先月発表2016年10月分)0.5に対し、市場予想0.4と微減になっています。
但し、最近の豪州小売売上高の傾向は、人口増加と低金利と豪ドル安が個人消費を押し上げており、堅調に拡大しています。
注意が必要な点は、本指標発表1時間後の10:30に中国CPIとPPIの発表が予定されています。そのCPIは微減、PPIは増加が予想されています。本指標の反応はあまり長続きしないと思っておいた方が無難です。 - 過去の本指標への反応は素直と言えます。そして、どちらかと言えば、陰線側への反応時よりも陽線側への反応時の方がpipsが大きい傾向があるようです。
よって、指標発表結果が不明なのに発表前にポジションを持つならば、反応が陽線となることを見越して「買」とし、もし予想が外れたならば1分足が完成する頃に損切する、という方法が望ましいと言えるでしょう。 - 指標発表直前1分足には陰線が目立つように見受けられます。
あと、指標発表前に跳幅が5pipsに達したのは、10-1分足が17回、1分足が12回です。がしかし、10pipsに達したことは10-1分足が4回で1分足は1回しかありません。
指標発表後に跳幅が20pipsに達したのは、1分足が5回、10分足が8回です。過去に最も反応が大きかったことは60pips強となっています。
逆に、ポジションを持って20pipsも含損が発生したら、挽回できる可能性は小さいと言えるでしょう。
そして、反応性分析・反応一致性分析・指標一致性分析の結果は次の通りでした。
- 反応性分析の結果、過去2年間の反応を見る限り直後10分足値幅が15pipsしかなく、あまり魅力的な取引はできそうにありません。比較的安全で合理的にほどほどのpipsが稼げそうなシナリオ案はひとつしかありません。すなわち、指標発表直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、同10分足跳幅で11pips程度を狙って解消するというものです。
- 反応一致性分析では期待的中率75%以上のシナリオ案がふたつありました。
指標発表直前1分足の陰線率が90%あることがわかりました。但し、過去のデータを調べてみると、直前1分足の平均跳幅は5pips、平均値幅は4pipsしかないことがわかりました。pipsは小さいものの陰線率90%ですから、直前1分足始値直前にポジションを取得し、指標発表直前までに5pips程度を狙って解消するシナリオが成り立ちます。
また、直後1分足と同10分足の方向一致率は81%に達しています。従って、1分足終値がつく頃にポジションを取得し、10分足跳幅で11pips程度を狙って解消するというシナリオが成り立ちます。 - 指標一致分析では、事後差異と直後1分足の方向一致率が81%となっていました。指標発表直前にポジションを取得し、10分足跳幅で22pipsを狙うというシナリオです。
よって、実際の取引では上述の通りにポジションを持つことが適切と思われます。但し、実際の取引ではチャートの動きをみて、無理をしてまで取引する意義はありません。
【1. 指標概要】
豪州小売売上高は、小売・サービス業の月間売上高をサンプル調査に基づき算出しています。発表は豪連邦統計局(ABS:Australian Bureau of Statistics)が行い、翌々月上旬に月次発表されています。
豪州と言えば資源関連企業に注目が集まります。ところが、資源関連企業の収益は、資源価格が頭打ちとなるにつれて伸び悩んでいます。もともと豪州GDPに占める鉱工業生産高は1割程度しかないのです。その一方で非資源関連企業の収益は、小売売上高が長期的に拡大傾向と見なされています。
豪州は毎年約20万人の移民を受け入れており、2050年までに約40%の人口増加が見込まれています。この人口増加が内需拡大の主因と言えるでしょう。自然増も含めると、先進国では人口増加率の最も高い国のひとつです。
最近の豪州小売売上高の傾向は、この人口増加と低金利と豪ドル安が個人消費を押し上げており、堅調に拡大しています。
但し、多くの豪州経済指標が発表される時間に前後して、中国経済指標の発表が行われることがあります。この場合、中国の指標でAUDJPYが1円以上動くこともあるので、その反応途中の動きには注意が必要です。
今回は、本指標発表の1時間後10:30に中国CPIとPPIの発表が予定されています。そのCPIは微減、PPIは増加が予想されています。要注意です。
【2. 既出情報】
本指標について既に公開されている情報を整理します。
(2-1. 調査範囲)
(2-2. 過去情報)
過去からの市場予想と発表結果について以下に示します。
図から、ほぼ安定して前月比プラスとなっていることがわかります。但し、今回は前回発表(先月発表2016年10月分)0.5に対し、市場予想0.4と微減になっています。直近過去で前回結果に対し市場予想が0.1悪化のケースは2015年11月分の1回しかありません。
そして、市場予想よりも発表結果が0.2改善となったケースは2016年8-10月分があります。
こうした関係を下表に一覧しておきます。
上表から、本指標がほぼ素直に反応していることがわかります。そして、どちらかと言えば、陰線側への反応時よりも陽線側への反応時の方がpipsが大きい傾向があるようです。但し、その差は微小です。よって、この表を見る限りでは、指標発表結果が不明なのに発表前にポジションを持つならば、反応が陽線となることを見越して「買」とし、もし予想が外れたならば1分足が完成する頃に損切する、という方法が望ましいと言えるでしょう。
(2-3. 過去反応)
過去の本指標発表前後の始値規準ローソク足を一覧します。
指標発表直前1分足には陰線が目立つように見受けられます。
あと、指標発表前に跳幅が5pipsに達したのは、10-1分足が17回、1分足が12回です。がしかし、10pipsに達したことは10-1分足が4回で1分足は1回しかありません。
指標発表後に跳幅が20pipsに達したのは、1分足が5回、10分足が8回です。過去に最も反応が大きかったことは60pips強となっています。
逆に、ポジションを持って20pipsも含損が発生したら、挽回できる可能性は小さいと言えるでしょう。
(2-4. 関連指標)
対比分析は割愛します。
ーーー$€¥ーーー
既出情報の結果を以下に纏めておきます。
- 今回は前回発表(先月発表2016年10月分)0.5に対し、市場予想0.4と微減になっています。
但し、最近の豪州小売売上高の傾向は、人口増加と低金利と豪ドル安が個人消費を押し上げており、堅調に拡大しています。
注意が必要な点は、本指標発表1時間後の10:30に中国CPIとPPIの発表が予定されています。そのCPIは微減、PPIは増加が予想されています。本指標の反応はあまり長続きしないと思っておいた方が無難です。 - 過去の本指標への反応は素直と言えます。そして、どちらかと言えば、陰線側への反応時よりも陽線側への反応時の方がpipsが大きい傾向があるようです。
よって、指標発表結果が不明なのに発表前にポジションを持つならば、反応が陽線となることを見越して「買」とし、もし予想が外れたならば1分足が完成する頃に損切する、という方法が望ましいと言えるでしょう。 - 指標発表直前1分足には陰線が目立つように見受けられます。
あと、指標発表前に跳幅が5pipsに達したのは、10-1分足が17回、1分足が12回です。がしかし、10pipsに達したことは10-1分足が4回で1分足は1回しかありません。
指標発表後に跳幅が20pipsに達したのは、1分足が5回、10分足が8回です。過去に最も反応が大きかったことは60pips強となっています。
逆に、ポジションを持って20pipsも含損が発生したら、挽回できる可能性は小さいと言えるでしょう。
【3. 反応性分析】
まず、本指標発表直後の反応を平均値で捉えてみます。
過去2年間の反応を見る限り直後10分足値幅が15pipsしかなく、あまり魅力的な取引はできそうにありませんね。
反応性分析の結果は次のようになります。
比較的安全で合理的にほどほどのpipsが稼げそうなシナリオ案はひとつしかありません。
シナリオ案11は、指標発表直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、同10分足跳幅で11pips程度を狙って解消するというものです。
【4. 反応一致性分析】
反応一致性分析の結果は次のようになります。
指標発表直前1分足の陰線率が90%あることがわかりました。但し、過去のデータを調べてみると、直前1分足の平均跳幅は5pips、平均値幅は4pipsしかないことがわりました。pipsは小さいものの陰線率90%ですから、直前1分足始値直前にポジションを取得し、指標発表直前までに5pips程度を狙って解消するシナリオが成り立ちます。
また、直後1分足と同10分足の方向一致率は81%に達しています。従って、1分足終値がつく頃にポジションを取得し、10分足跳幅で11pips程度を狙って解消するというシナリオが成り立ちます。
【5. 指標一致性分析】
指標一致性分析の結果は次のようになります。
事後差異と直後1分足の方向一致率が81%となっていました。指標発表直前にポジションを取得し、10分足跳幅で22pipsを狙うというシナリオです。
【6. シナリオ作成】
反応性分析・反応一致性分析・指標一致性分析の結果を以下に纏めておきます。
- 反応性分析の結果、過去2年間の反応を見る限り直後10分足値幅が15pipsしかなく、あまり魅力的な取引はできそうにありません。比較的安全で合理的にほどほどのpipsが稼げそうなシナリオ案はひとつしかありません。すなわち、指標発表直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、同10分足跳幅で11pips程度を狙って解消するというものです。
- 反応一致性分析では期待的中率75%以上のシナリオ案がふたつありました。
指標発表直前1分足の陰線率が90%あることがわかりました。但し、過去のデータを調べてみると、直前1分足の平均跳幅は5pips、平均値幅は4pipsしかないことがわかりました。pipsは小さいものの陰線率90%ですから、直前1分足始値直前にポジションを取得し、指標発表直前までに5pips程度を狙って解消するシナリオが成り立ちます。
また、直後1分足と同10分足の方向一致率は81%に達しています。従って、1分足終値がつく頃にポジションを取得し、10分足跳幅で11pips程度を狙って解消するというシナリオが成り立ちます。 - 指標一致分析では、事後差異と直後1分足の方向一致率が81%となっていました。指標発表直前にポジションを取得し、10分足跳幅で22pipsを狙うというシナリオです。
よって、実際の取引では次のようにポジションを持つことが適切と思われます。但し、実際の取引ではチャートの動きをみて、無理をしてまで取引する意義はありません。
以上
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ーーー注記ーーー
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