YMO、すなわち、イエロー・マジック・オーケストラが大いに流行ったのは、私が中学生の頃でした。
当時は、何しろ、どこに行っても、YMOの曲が流れていました。うちの学校の給食時間の校内放送でも使われておりました。私の兄までもが、YMOのカセットテープ(「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」)を買ってきて、車の運転中にガンガン聴いていたぐらいです。
そんな環境でしたから、私も、大ファンと言うほどではありませんが、YMOの曲には、それなりに思い入れがあるのでした。近年、私が perfume の歌を聴くようになったのも、perfume の歌がYMOの音楽に似た曲調だった事に、ひどく懐かしみを抱いたからです。
で、特に好きだったYMOの曲と言うのが、私の場合だと、やっぱり、当時、読んでいたマンガや小説などとリンクして、記憶には残っているのでした。
例えば、あの頃は、私は、都筑道夫氏の怪奇小説を知ったばかりで、どっぷりとハマって、集中して、読んでいました。この都筑氏の小説と脳内で結びついてしまったYMOの曲が、「インソムニア」です。
また、「デイ・トリッパー」を聴くと、なぜか「キン肉マン」が思い浮かんでしまいます。YMOが流行った頃と言えば、「キン肉マン」の雑誌連載は、ちょうど、超人オリンピックや悪魔超人編などで盛り上がっていた時期だったのです。
吾妻ひでお氏の「きまぐれ悟空」をサンコミックス版(朝日ソノラマ)で読破したのも、大体この頃でして、どう言う訳だか、私の中では、「キャスタリア」は、「きまぐれ悟空」の壮大なエンディングのBGMにと指定されてしまっています。
他にも、「ラップ現象」とか「君に、胸キュン。」なども好きだったのですが、これらの曲は、どちらかと言うと、私自身が書いた当時のシロウト小説と紐付いていたのでした。
2022年12月28日
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