SF作家の星新一氏が、50年前に書いた小説「声の網」。
私の書いている小説、ルシー・シリーズの元ネタが、この「声の網」だろう、と言われたら、あえて否定はしない。実際、ショートムービー版「ルシーの明日」のラストは、「声の網」を意識しましたので。
ただ、この小説「声の網」の怖いところは、主要なストーリー部分ではなく、作中に出てくる未来の文化人の生活環境が、完全に、現在のインターネット、パソコン、スマホの機能と一致している点でして、これを、
星新一氏が予言したと呼ぶべきなのか、
現実の方が、星新一のこの小説を参考にしたと考えるべきなのか、
あるいは、利便性を追求したら、生活環境は、どっちみち、こうなると言う事だったのか、
とにかく、今読むと、あらためて、星新一氏の偉大さを実感させられる作品であります。
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