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2012年09月29日

#26「封印変形! オライオンパックスの謎」超ロボット生命体トランスフォーマープライム・名言

ラフ「メガトロンはオートボットだったの!?」

ミコ「オプティマスがディセプティコン!?」

ラチェット「いや、どちらも違う。
だが、かつてのある時期、サイバトロン星の…
黄金時代の終わりに近い頃…
オプティマスとメガトロンの二人は、
敵同士ではなかった」


打倒ガイアユニクロンのために手を組んだオプティマスとメガトロン。
だが、二人が手を組むのは、これが初めてではなかった。
100万年単位の大昔、オプティマスがオプティマスでなかった頃の話だ。
オプティマスは元々、オライオンパックスという名の情報収集員だったという。

トランスフォーマー2010のロディマス⇒ロディマスコンボイみたいなものか?
オライオンパックスってのは多分このプライムがシリーズ初出だよな。
サブタイトルの「オライオンパックスの謎」とは言い換えれば「コンボイの謎」!?
プライムの歴史を辿りつつ、シリーズ全体を遡ってる気分だ。

戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010 DVD−SET トランスフォーマー コンボイの謎

ラチェット「歴史上の出来事を記録するのが彼の仕事だった。だが、サイバトロン星の過去を学ぶにつれ、上層部の腐敗と大衆の不平等に強い疑問を抱くようになった」

トランスフォーマーの世界にも、俗世と呼べるような時期があったようだ。
ラチェットはそれを黄金時代と称している。文明の最高潮という意味だろうか。
単純な正義や悪では語れない、一種、混沌の時代と言い換えてもよさそうだ。
そんな時代にあって、オライオンパックスは純粋だった。

ラチェット「オライオンは次第に、ある剣闘士の言葉や思想に魅かれていった。その男は、最初の13人のプライムの一人に因んでこう名乗っていた。メガトロナスと」

剣闘士メガトロナスは革命家として民衆に持て囃された。
オライオンはメガトロナスの助言者として、ともにあった。
だが、メガトロナスの本性は悪であり、やがては政治家メガトロンとして、
旧き上層部に取って代わろうとしていたに過ぎなかった。

ラチェット「さらに傲慢にも、次期プライムを名乗ろうとした。だがオライオンは暴力では正義は実現できないと訴えた。オライオンの言葉は、議員たちの心を揺さぶった」

次期プライムの座を力ずくで得ようとしたメガトロン。
それに対し、オライオンは自然と議会にプライムに相応しい存在だと認められた。
メガトロンは議会と決別し、独自の軍隊をもってサイバトロン星の制圧に乗り出す。
ディセプティコンの誕生だ。

ラチェット「戦争でサイバトロン星が滅んだ。星はその中心まで毒されてしまった。オライオンは毒を取り除こうと、星の中心へと向かった。そして彼は、我々の命の源であるプライマスの魂に巡り会ったのだ」

プライマスの魂は、オライオンに強い正義の心を見た。
リーダーの証、マトリクスが授けられ、オライオンはオプティマスとなる。
ラチェットいわく「最後のプライム」、オプティマスプライムの誕生だ。
別名、コンボイ…

トランスフォーマープライム AM-01 オプティマスプライム

こういうモノローグで一気に歴史を語られるのは、
場合によっては面倒くさいけど、興味があるなら、のめり込んでしまう。

で、トランスフォーマープライムの歴史は非常に興味深いことが分かった。
本当、ビーストウォーズやアニメイテッドなどよりずっと面白いよ。
これぞトランスフォーマーって感じ。

サイバトロン星の中心部から得たマトリクスを、
現在今度は地球の中心部に持っていこうとしているわけだ。
地球の中心部とはすなわち、ガイアユニクロンの体内。
オプティマスとメガトロンは、ユニクロン体内の免疫システムと大激戦だ。

エアラクニッド「ヒロイン復活。そこをおどき」

その頃、メガトロン不在のディセプティコン戦艦では。
エアラクニッドがディセプティコンを牛耳ろうと企んでいた。
ところがどっこい、無言の戦士サウンドウェーブによって阻まれる。
サウンドウェーブはメガトロナス時代からの腹心だった。しかも結構強い。

ラチェット「ジャック、それはグランドブリッジの鍵などではない。その鍵は、ベクターシグマのだ。それはサイバトロン星で最も重要な遺産なんだよ」

前回、ジャックがオプティマスから受け取った鍵。
ベクターシグマはサイバトロン星の超コンピュータで、
ただの機械を超ロボット生命体にする力を持つ。
プライマスと同等の力を有しているというか、そのものの力なのか。
そんなものを託されたジャック。これは本気でヘッドマスターへの流れか!?

再びユニクロンの体内。
オプティマスはもう二度と戻らないつもりの覚悟だ。
メガトロンもユニクロンの支配を拒むのに必死だが…

メガトロン「我メガトロンは誰の指図も受けないぞ!!」

バビディの支配を振り切った魔人ベジータのごときプライドの高さ。
誇り高き悪人というのは、どうしてこれほど魅力を感じるのだろう。
ビーストウォーズのメガトロンはどうしてあれほどギャグだったのだろう。

トランスフォーマー Prime マトリックス オブ リーダシップ
トランスフォーマー Prime マトリックス オブ リーダシップ

結局はメガトロンのプライドもユニクロンの前には敵わなかったけれども、
オプティマスがマトリクスの力を解放するには充分な時間だった。
マトリクスの力をぶつけられたユニクロンの魂は情けない声を上げて消滅。
ユニクロンの体のみが地球の核として存続し、地上には平和が戻った。
後はオプティマスが無事に帰還すれば万々歳なのだが…

オプティマス「ここはどこだメガトロナス」

何と、マトリクスを放出したオプティマスは、
記憶がオライオンパックスにまで逆行していた。
しかも厄介なことに、まだメガトロナスを友としてた頃の人格にだ。
まさかの展開。このままオプティマスはディセプティコンに…?

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