アニメ偉言

SS悟空（このままじゃ…息が…）

神と神の戦いもいよいよ大詰め。戦いの場は海底へ。
しかし、ほとんど空気もないような上空では平気で、
水中だと呼吸がもたないってのはどうなんだ。
ビルスは水中でも息苦しくはなさそうだけど…

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ビルス「ゴッドの力を
その身に宿したんじゃないのか?
こんなもんじゃないはずだ」

ビルス「いいぞ。だが、
それじゃあ僕には届かない!」

ビルス「忘れたのかい?　僕は
全てのエネルギーを無にできるんだよ」

戦いはビルスに優位に進んだ。それでも悟空は怯まない。
ビルスは悟空に宿るゴッドのエネルギーごと悟空を
破壊しようとしたようだが、悟空のエネルギーは尽きない。
戦いの場は再び宇宙へと舞い上がる。


ビルス「5人のサイヤ人のパワーを寄せ集めた
継ぎ接ぎみたいな超サイヤ人ゴッド。
それを君は自分自身のものとして完成させ、
僕にここまでパワーを使わせた。
ここだけの話…ここだけの話、予知夢なんかに
こだわらなきゃよかったと一瞬後悔したぞ」

悟空はビルスを宇宙まで押し上げたが、
そこで超化が解けノーマル状態に戻ってしまった。
ビルスのこの言葉はちょっとした敗北宣言かな。
危うく負けるところだったと。


ビルス「憶えているかい?
僕たちの戦いはこの技で始まった。
だから今、万感の思いを込めて
この一撃を君に送ろう。
やっぱり、僕の勝ちだ」

デコピン。
悟空はゆっくりと地上に落下していく。
大気圏との摩擦でその体が真っ赤に燃え上がるが…


悟空「ま・だ・だーっ!!」

ビルス「だーっ!　今凄く
いい感じで終わってただろうが!
おとなしく倒れろ!」

SS悟空「オラは…まだ…
ありったけの力を…ビルス様に
ぶつけてねえからな…
倒れるわけにはいかねえんだよ」

ビルス「ありったけの力ねえ。
そう?　じゃあぶつけてみなよ。
それで今度こそ終わりだ」

悟空は地上に残してきた家族や
仲間たちのことを思い起こし、再び超化!
破壊神ビルスから地球を守れるのは悟空だけ。
悟空がやらねば誰がやる!!　という感じだ。


ビルス「こいつは…
そう簡単に消せそうもないね」

悟空のオーラが激しく燃え上がる。
そしてかめはめ波。ビルスも破壊玉を放った。
すると…


キビト神「2人の攻撃が
融合した高エネルギー体!?」

老界王神「くわばらくわばら。
近づいただけで消し飛んじまうぞい。ありゃ」

小さな太陽のようなエネルギー体がそこにあった。
ビルスは指を弾いてそれを悟空のほうへと飛ばす。
悟空は必死に押し返すが、再びノーマル状態に戻る。
どうにかエネルギー体は四散させたが、悟空は虫の息。


悟空「なあ、ビルス様よぅ…」

悟空「神様だからって…
神様だからってよぅ…人の限界を…
勝手に決めてるんじゃねえぞ…へへへ」

そう言って悟空は大気圏を落下していく。
どうやら今度こそ終わりのようだ。
この戦いで悟空は何度復活したことか。
それこそ嫌になるくらいに何度も何度も。


老界王神「…人の意地か」

ベジータ「むっ!?　邪魔だ!　どけーっ!」

悟空「あ…あ…ハァ…サンキューな」

ベジータ「黙れ。
オレのパワーを奪っておきながら
無様にやられやがって」

悟空「悪ぃ」

落下してきた悟空をベジータが抱きとめた。
いわゆるお姫様抱っこに近い受け止め方だ。

ナメック星では悟空がベジータをこうしたっけ。
そして悟空はサイヤ人の誇りを胸にフリーザと戦った。
おめえ（ベジータ）のことは大嫌いだったと
身も蓋もないこと言ってたけど。


リポーター「ご覧ください!
ミスター・サタンの勇姿です!
一体何が起こったのか、
直撃インタビューを…」

サタン「終わりだ…世界の終わりだ」

悟飯「小っちゃい終わりですね。お義父さん」

ピーザの手配でサタンの緊急記者会見。
何をどう説明したものかと悩むサタン。
悟飯のツッコミが皮肉すぎる。


ウイス「お疲れのご様子で」

ウイス「無理もありません。
普段寝たり食べたりテレビアニメを見たりと
怠けているのに、準備運動なしでいきなり
全力を出すなんて無理があるんです」

ウイス「やれやれ。
しばらくは目を覚まさないでしょう。
そして目を覚ましたときには
地球を破壊することなんて忘れてます」

ビルスは地球を破壊しようとして、寝た。
映画だと小さい岩を破壊して代わりとしたけど。


ビルス「プリン…」

ウイス「プリンのことは
忘れないと思います。
今度地球に来たときには
用意していただけると助かります」

ブルマ「プールいっぱい用意してあげるわよ。
ただし、食べてから不味いなんてのは
許さないからね」

ウイス「不味かったら、今度こそ
地球を破壊なさってしまうかも」

ブルマ「シッシッ。さっさと帰って」

ここらへんは映画だとビルスが直接ブルマとやり取りしてたね。
映画のブルマは「シッシッ」とまでは言わなかったけど。


ウイス「いつまで寝たフリをなさっているんです?
鼻ちょうちんまで演出するなんて
らしくないんじゃないですか?」

ビルス「フン…ホントに寝てたんだ」

ウイス「はいはい」

ビルス「地球というのは妙な星だな。
あの凶悪なサイヤ人たちを変えてしまう
不思議な力があるようだ」

ウイス「ビルス様も変えてしまいましたしね」

映画だと、地球というよりは悟空の功績にされていたが。
その悟空を育んだのが地球という母なる星。
GTの悟空は地球を故郷と言ってたね。


ウイス「悟空さんを認めて
100％のパワーを出したなんていうのは
彼の全力を引き出すための方便。
嘘ですものね」

ビルス100％宣言は嘘だったのか。
ということは、映画と同じくビルス10でゴッド6でいいわけ?

映画と大きく違うのは、
ウイスがビルスの師匠であることを言わなかったことと、
この宇宙が12個あるうちの第7宇宙だと言わなかったこと。
この先どのタイミングで明らかにするのだろう。


界王「はあ〜悟空め。
まったくなんて奴だ。とうとう
破壊神まで仲間にしおったぞ。
本当に不思議な奴じゃ。孤独や
戦いを愛するくせに仲間が
どんどん増えていく」

悟空って孤独を愛するタイプと言えるのか?　なんか違うような。
さて、ナレーションに続いて界王の声も龍田直樹になった。
（12話ではナレーションのみ龍田直樹で界王は八奈見乗児のまま）


ブルマ「はぁ…最悪の誕生日ね。
いっそなかったことにして
今年は年を取らなかったって
ことにしようかしら」

ブルマ自称38歳のシーンも結局なしか。
実は45歳なんだけども、まあ30代でも通用するかな。
それより隣のブルマのママのほうがもっと若く見える。
ブルマの両親もかなり年齢不詳なんだよなあ。


悟飯「オホン!　父さん。
報告が遅くなってすみません。
僕、父親になります!」

悟空「…」

悟飯「…」

悟空「悟飯!　メシいっぺえ食わねえとな!」

悟空もおじいちゃんだ。
10年後のパンはおじいちゃん子。
GTではその反動かお転婆少女になっちゃう。


悟天「でもビルス様は宇宙最強なんでしょ?
凄いよ2番目だって」

悟空「ヘヘへ」

ベジータ「フン!」

悟空「今度はおめえの番だな」

ベジータ「なんの話だ?」

悟空「約束しただろ。
超サイヤ人ゴッドのパワーを
次はおめえに…」

ベジータ「2番目とやらにしか
なれないパワーなどいらん!」

悟天「」

ベジータ「オレは…自分の力だけで
強くなってみせる。超サイヤ人ゴッドも
ビルスもお前も超える!」

悟空「やっぱおめえは凄ぇなあ」

ベジータ「負け犬に褒められて喜ぶとでも?」

人造人間編初期のベジータみたいだ。
「超サイヤ人をさらに超えてやる」って息巻いてたころの。
けど結局、超サイヤ人になっただけで同じ超サイヤ人なら
王子のオレのほうが強いに決まってると自信過剰になっちゃった。

今のベジータもこんなこと言ってても、
ゴッド吸収はするわけだから、どうやって
その状況に持っていくのか気になるね。

GTだとサイヤの誇りを持った地球人として吹っ切れていて、
超サイヤ人4になるのにブルマの力を遠慮なく借りてるんだけどねえ。



悟空「そういやおめえ、
『オレのブルマーッ!』って怒って
すんげえ超サイヤ人になってたな」

ビルスの1割の力を引き出した「あれ」。
ゴッドでさえビルスの7割近くの力を引き出すのが精一杯だったんだから、
たしかに「すんげえ超サイヤ人」としか言いようがない。


ピラフ「しぇからしか!
このままでは終わらんぞー!
ドラゴンボール、待ってろよ〜!」

八神庵みたいな捨て台詞。
ピラフ一味も神と神ほど目立たなかったね。
トランクスとマイの恋の花も咲かなかったし、
このままGTルートに向けて一直線か…

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