2012年08月22日
No.8 紋章王ゲノム・ヘリター
「名無しさん、潰れちゃいな!」
No.8 紋章王ゲノム・ヘリター
(ナンバーズはち もんしょうおうゲノム・ヘリター)
英語名:Number 8: Heraldic King Genom-Heritage
名称由来:アニメでのこのカードの所持者、トロンが操る「紋章獣」の頂点に立つカード。すなわち紋章王。トロンが有する「紋章」の力は、アストラル世界と並ぶもう一つの世界、バリアン世界から授かったもの。このカードはいわば、ナンバーズ(アストラル世界の力)とバリアン世界の力の結晶だ。
ゲノムとは「遺伝子の総体」のこと。もっと厳密にいえば「全染色体を構成するDNAの全塩基配列」のことだ。遺伝子はDNAの中に書き込まれ、DNAは染色体の中に折り畳まれ、染色体はゲノムの中に包括される。ゲノム>染色体>DNA>遺伝子。ゲノムとは、生物の総設計図のことなのだ。そして、ヘリター(heritor)は「相続人」「後継者」を意味する。ゲノム・ヘリターは「全遺伝情報の継承者」と訳すことができる。
レベル4モンスター2体で召喚されるこのカードは、4×2、すなわち8を冠するナンバーズ。DNAの描く二重螺旋構造は、一部を切り取れば8の字に見える。ゲノム・ヘリターやトロンが相手の効果や記憶を奪う際には、DNAのような二重螺旋(8の字の連続)の紋章が発動する。
また、TRON(トロン)とはBASIC(ベーシック)プログラミング言語で、「Trace On」(トレース・オン)の略だ。トロンは紋章の力で、他人の記憶や力をトレース(複写)することができる。―いや、ゲノム・ヘリターにしてもトロンにしても、継承・複写ではなく、一方的な強奪・消去といったほうが相応しいか…。
英語名の「Heraldic King」は紋章王と訳せるが、名前はゲノム・ヘリターではなくゲノム・ヘリテージ(Heritage)に変更されている。ヘリテージには「生まれながらの権利」「天性」「運命」「神の選民」といった意味があり、ヘリターよりも「継承」の意味合いが濃いように思われる。
攻撃力:2400
守備力:1800
属性:光
種族:サイキック族
ランク:4
召喚条件(OCG):「紋章獣」と名のついたレベル4モンスター×2
召喚条件(アニメ):レベル4モンスター×2
効果(OCG):1ターンに1度、相手フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。このカードは選択したモンスターと同名カードとして扱い、同じ攻撃力と効果を得る。その後、選択したモンスターの攻撃力は0になり効果は無効化される。このカードの効果はエンドフェイズ時まで適用される。
効果(アニメ):このカードは「No.」(ナンバーズ)と名のついたモンスター以外との戦闘では破壊されない。このカードのエクシーズ素材(オーバーレイ・ユニット)を1つ取り除き、以下の効果から1つを選択して発動できる。この効果は相手ターンでも発動できる。 ●このカードの名前は相手モンスター1体と同じになり、その相手モンスターの名前は無いものとして扱う。 ●このターン、このカードと戦闘を行う相手モンスターの攻撃力は0になり、このカードの攻撃力はそのモンスターの元々の攻撃力の数値になる。●相手モンスター1体の効果をエンドフェイズ時まで無効にし、このカードはその相手モンスターと同じ効果を得る。
OCG版とアニメ版の違い等:アニメでの効果説明は「オーバーレイ・ユニットを1つ使い、3つの効果から1つを選択する」というもの。1つめの効果は「相手モンスターから名前を奪う」(名前吸収)。2つめの効果は「ターン終了まで、このカードとバトルするモンスターの攻撃力を0にして、その元々の攻撃力を、ゲノム・ヘリターの攻撃力とする」(攻撃力吸収)。3つめの効果は「ターン終了まで、相手モンスターの効果を無効にして、その効果をゲノム・ヘリターの効果とする」(効果吸収)。
OCGでは効果対象がエクシーズモンスターに限定されている代わりに、エクシーズ素材を使わずに効果を発揮できるようになっている。しかも、名前吸収・攻撃力吸収・効果吸収を一度に行えるのだ。ただし、アニメでは相手ターンでも効果の発動ができたが、OCGでは自分のターンのみに限られている。また、アニメでは1ターンに複数回の効果発動が可能だったが、OCGでは1ターンに1度の発動に限られる。
全体的にいえばOCG版のほうが強化されているが、その分、召喚条件がアニメよりもやや厳しくなった。アニメではどのレベル4モンスター2体でもこのカードを召喚できるが、OCGでは必ず「紋章獣」と名のついたレベル4モンスター2体でなければならない。もっとも、アニメでもトロンは必ず「紋章獣」モンスターを素材としてこのカードを召喚しているが。
アニメでのこのカードは、効果によって相手の名前や攻撃力を奪うと、顔以外はそのモンスターと同じ姿となる。ドロワのフォトン・バタフライ・アサシンの名前を奪った時は、顔はゲノム・ヘリターのまま、フォトン・バタフライ・アサシンの姿になった。遊馬のNo.12 機甲忍者クリムゾン・シャドーの攻撃力を奪った際も、しっかりとその姿に変身している。しかし、No.9 天蓋星ダイソン・スフィアの攻撃力と効果を奪っても、姿はゲノム・ヘリターのものだった。ダイソン・スフィアは巨大すぎて、姿まで真似るのは演出的にも控えられたのだろうか。
攻撃名:バタフライ・デス・ダンス(名前と姿を奪ったフォトン・バタフライ・アサシンとして)
フラッシュ・インパクト(ダイソン・スフィアの攻撃力と効果を奪った際の攻撃名。姿はゲノム・ヘリターのままのため、このカード本来の光属性攻撃とも考えられるが、詳細不明)
効果名:-
アニメ登場話数:遊戯王ZEXAL
ナンバーズ54 トロンvsドロワ 死蝶の誘い! 命懸けのジャングルフィールド (トロンvsドロワ)
ナンバーズ63 恐るべき闇の策略! 暴かれたトロンの正体!? (トロンvsカイト)
ナンバーズ64 ネオ・ギャラクシーアイズ咆哮! 闇を打ち砕く兄弟の絆 (トロンvsカイト)
ナンバーズ65 ナンバーズ総力戦! 遊馬vsトロン 驚異の超異空間デュエル! (トロンvs遊馬)
ナンバーズ66 戦慄のデュエル! 立ち上がれ絆の英雄ゼアル (トロンvs遊馬)
カード所持者:トロン(バイロン・アークライト)
↓
スフィア・フィールド(アストラル)
↓
九十九遊馬(アストラル)
アストラル記憶のピース:不明。
遊戯王ZEXALナンバーズ一覧に戻る
スポンサード リンク
No.8 紋章王ゲノム・ヘリター
(ナンバーズはち もんしょうおうゲノム・ヘリター)
英語名:Number 8: Heraldic King Genom-Heritage
名称由来:アニメでのこのカードの所持者、トロンが操る「紋章獣」の頂点に立つカード。すなわち紋章王。トロンが有する「紋章」の力は、アストラル世界と並ぶもう一つの世界、バリアン世界から授かったもの。このカードはいわば、ナンバーズ(アストラル世界の力)とバリアン世界の力の結晶だ。
ゲノムとは「遺伝子の総体」のこと。もっと厳密にいえば「全染色体を構成するDNAの全塩基配列」のことだ。遺伝子はDNAの中に書き込まれ、DNAは染色体の中に折り畳まれ、染色体はゲノムの中に包括される。ゲノム>染色体>DNA>遺伝子。ゲノムとは、生物の総設計図のことなのだ。そして、ヘリター(heritor)は「相続人」「後継者」を意味する。ゲノム・ヘリターは「全遺伝情報の継承者」と訳すことができる。
レベル4モンスター2体で召喚されるこのカードは、4×2、すなわち8を冠するナンバーズ。DNAの描く二重螺旋構造は、一部を切り取れば8の字に見える。ゲノム・ヘリターやトロンが相手の効果や記憶を奪う際には、DNAのような二重螺旋(8の字の連続)の紋章が発動する。
また、TRON(トロン)とはBASIC(ベーシック)プログラミング言語で、「Trace On」(トレース・オン)の略だ。トロンは紋章の力で、他人の記憶や力をトレース(複写)することができる。―いや、ゲノム・ヘリターにしてもトロンにしても、継承・複写ではなく、一方的な強奪・消去といったほうが相応しいか…。
英語名の「Heraldic King」は紋章王と訳せるが、名前はゲノム・ヘリターではなくゲノム・ヘリテージ(Heritage)に変更されている。ヘリテージには「生まれながらの権利」「天性」「運命」「神の選民」といった意味があり、ヘリターよりも「継承」の意味合いが濃いように思われる。
攻撃力:2400
守備力:1800
属性:光
種族:サイキック族
ランク:4
召喚条件(OCG):「紋章獣」と名のついたレベル4モンスター×2
召喚条件(アニメ):レベル4モンスター×2
効果(OCG):1ターンに1度、相手フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。このカードは選択したモンスターと同名カードとして扱い、同じ攻撃力と効果を得る。その後、選択したモンスターの攻撃力は0になり効果は無効化される。このカードの効果はエンドフェイズ時まで適用される。
効果(アニメ):このカードは「No.」(ナンバーズ)と名のついたモンスター以外との戦闘では破壊されない。このカードのエクシーズ素材(オーバーレイ・ユニット)を1つ取り除き、以下の効果から1つを選択して発動できる。この効果は相手ターンでも発動できる。 ●このカードの名前は相手モンスター1体と同じになり、その相手モンスターの名前は無いものとして扱う。 ●このターン、このカードと戦闘を行う相手モンスターの攻撃力は0になり、このカードの攻撃力はそのモンスターの元々の攻撃力の数値になる。●相手モンスター1体の効果をエンドフェイズ時まで無効にし、このカードはその相手モンスターと同じ効果を得る。
OCG版とアニメ版の違い等:アニメでの効果説明は「オーバーレイ・ユニットを1つ使い、3つの効果から1つを選択する」というもの。1つめの効果は「相手モンスターから名前を奪う」(名前吸収)。2つめの効果は「ターン終了まで、このカードとバトルするモンスターの攻撃力を0にして、その元々の攻撃力を、ゲノム・ヘリターの攻撃力とする」(攻撃力吸収)。3つめの効果は「ターン終了まで、相手モンスターの効果を無効にして、その効果をゲノム・ヘリターの効果とする」(効果吸収)。
OCGでは効果対象がエクシーズモンスターに限定されている代わりに、エクシーズ素材を使わずに効果を発揮できるようになっている。しかも、名前吸収・攻撃力吸収・効果吸収を一度に行えるのだ。ただし、アニメでは相手ターンでも効果の発動ができたが、OCGでは自分のターンのみに限られている。また、アニメでは1ターンに複数回の効果発動が可能だったが、OCGでは1ターンに1度の発動に限られる。
全体的にいえばOCG版のほうが強化されているが、その分、召喚条件がアニメよりもやや厳しくなった。アニメではどのレベル4モンスター2体でもこのカードを召喚できるが、OCGでは必ず「紋章獣」と名のついたレベル4モンスター2体でなければならない。もっとも、アニメでもトロンは必ず「紋章獣」モンスターを素材としてこのカードを召喚しているが。
アニメでのこのカードは、効果によって相手の名前や攻撃力を奪うと、顔以外はそのモンスターと同じ姿となる。ドロワのフォトン・バタフライ・アサシンの名前を奪った時は、顔はゲノム・ヘリターのまま、フォトン・バタフライ・アサシンの姿になった。遊馬のNo.12 機甲忍者クリムゾン・シャドーの攻撃力を奪った際も、しっかりとその姿に変身している。しかし、No.9 天蓋星ダイソン・スフィアの攻撃力と効果を奪っても、姿はゲノム・ヘリターのものだった。ダイソン・スフィアは巨大すぎて、姿まで真似るのは演出的にも控えられたのだろうか。
攻撃名:バタフライ・デス・ダンス(名前と姿を奪ったフォトン・バタフライ・アサシンとして)
フラッシュ・インパクト(ダイソン・スフィアの攻撃力と効果を奪った際の攻撃名。姿はゲノム・ヘリターのままのため、このカード本来の光属性攻撃とも考えられるが、詳細不明)
効果名:-
アニメ登場話数:遊戯王ZEXAL
ナンバーズ54 トロンvsドロワ 死蝶の誘い! 命懸けのジャングルフィールド (トロンvsドロワ)
ナンバーズ63 恐るべき闇の策略! 暴かれたトロンの正体!? (トロンvsカイト)
ナンバーズ64 ネオ・ギャラクシーアイズ咆哮! 闇を打ち砕く兄弟の絆 (トロンvsカイト)
ナンバーズ65 ナンバーズ総力戦! 遊馬vsトロン 驚異の超異空間デュエル! (トロンvs遊馬)
ナンバーズ66 戦慄のデュエル! 立ち上がれ絆の英雄ゼアル (トロンvs遊馬)
カード所持者:トロン(バイロン・アークライト)
↓
スフィア・フィールド(アストラル)
↓
九十九遊馬(アストラル)
アストラル記憶のピース:不明。
遊戯王ZEXALナンバーズ一覧に戻る
スポンサード リンク