アニメ偉言

今回と次回の夏の怪盗キッド祭りは、File469と470のプレイバック（再放送）。
華麗なるライバルたち（キッド・白馬・スパイダー）の戦いは来年以降に持ち越しと…

File469の本放送は2007/4/16。ほぼ5年ぶりのプレイバック。
どんな話か忘れてるので、たまにはプレイバックも楽しめる。
絵柄も最近と大差ないし。

及川武頼「怪盗キッドは毛利探偵が絡むと
いつも獲物を取り逃がしている。
―きっと今回も守ってくれますよ。
あの、江戸川コナンという少年がね」

及川武頼（59）が描いた名画四部作。
「紅蓮」（ぐれん）、「金色」（こんじき）、「純白」（じゅんぱく）、そして「青嵐」（せいらん）。
キッドが今回狙うのは最後の「青嵐」。

及川武頼は毛利小五郎よりもコナンの活躍に着目していた。
さすが画家。その観察力は探偵も驚く、まさしく慧眼?
闇に光る目、キッドの炯眼が真に狙うものは―



毛利小五郎「あの天下の大泥棒に勝算?
んなもんありませんよ。辛酸なら
舐めさせてやりますがね…ぬわんちゃって!」

ダジャレ探偵・毛利小五郎の声が今のと違う!　初代・神谷明の声が懐かしい…
古くはキン肉マン、ドラゴンボールではガーリックJr.を演じた人。
今の人、小山力也、24のジャック・バウアーに交代したのっていつからだっけ。
結構経ったと思うけど、まだ5年は経っていないということなのか。

長いようで短い、短いようで長い、コナン道?

小山力也というとはじめの一歩の鷹村の印象が強い人でもあるなあ。
鷹村というと「バカの世界チャンピオン」という感じもする。
「そりゃおっちゃんのことやがな」と、合わせて平次ータに言わせたい。

中森警部「四点セットの大作だそうだ。
一作目の紅蓮が『花』、二作目の金色が「月」、
三作目の純白が『鳥』、そして、キッドが
狙っている四作目の青嵐が『風』」

蘭「そっか、花鳥風月（かちょうふうげつ）」

及川の描く四部作は自然の美しさを表す言葉「花鳥風月」になぞらえていた。
コナンは他の三つは何となく分かるが、なぜ純白が鳥なのか首を傾げる。
中森警部によれば、純白は雪原にたたずむ白い丹頂鶴をイメージしたものらしいが…

そうこうしているうちに殺人事件発生。
被害者は神原晴仁（かんばら はるひと）、82歳。
及川武頼の義父であり、絵画の師匠。元・風景画家の晴仁（せいじん）だ。
その場にあった絵画「青嵐」が盗まれており、犯人はキッドのようにも見えるが…?

中森警部「こいつはキッドの事件（ヤマ）じゃない。
奴は人の命だけは盗らねぇからな」

いぶし銀（?）な中森警部、下の名前は「銀三」さん。
殺人事件担当は一課だと目暮警部にバトンタッチして自分は引き下がる。
これでキッドを逮捕できれば本物のいぶし銀になれるのだが。（地味でも実力あり）



怪盗キッドの予告状マークは、毎回キッド直筆のサインらしい。
つまり、形は似ていても予告状ごとに微妙にラインは異なっている。
キッドのマネをする偽者なんかは、以前のコピーが多いからバレバレなのだとか。
今回の予告状は、どうやら本物のキッドから出されたもののようだ。
コナンは、絵の上手い、例えば画家がキッドのサインを模写したと考えたが…?

コナン「やっぱり犯人はキッドだったんだね!
…とでも言ってほしいの?」

及川の目は慧眼ではなく、何のことはない、節穴だったようだ。
コナンを子供と侮り、キッドキッドと騒ぎ立ててほしかったのだが、当てが外れた。
かえってコナンには、自分こそ殺人事件の真犯人だと目星をつけられてしまう。

金色に輝く月夜、ミステリーナイト。
コナンはついでにキッドの正体も暴きたてようと不敵に笑う。
夏の怪盗キッド祭りも大詰め、かな?



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