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2012年07月28日

#666「雨の中の脅迫者」名探偵コナン・名言

千葉刑事「あれは、悪意というより殺意を感じました」

第666話。ゾロ目の蛇の目。
千葉刑事が女性関係のゴタゴタに巻き込まれた。
初恋の相手、三池苗子に呪われ、殺されかけたのだ。

というのは冗談です。(眠りの小五郎風)

千葉刑事がこのところ身の上相談に乗っていた、芦田美緒(23)事務員。
彼女のストーカーが、どうやら千葉刑事を彼女と間違えたようなのだ。
(千葉刑事は夜、暗い雨の中、彼女の傘を差していた)

悪意というより殺意。
芦田美緒がそこまで恨まれる理由とは…?



美緒「嘘です!
昔、飲酒運転で事故を起こして以来、
二度とハンドルを握らないって、
兄は誓っていたんです。
運転していたのは辛島のほうです」


美緒を付け回しいたストーカーの正体は、辛島義純(28)無職。
3日前、交通刑務所を出所したばかりの男だった。
辛島は、美緒の兄の飲酒運転を黙認(道交法違反幇助)したせいで服役。
美緒の兄は、自身が起こした交通事故で亡くなっていたが…

美緒がいうには、運転していたのは兄ではなく辛島だという。
しかし、真相を確かめようにも、辛島も死んでしまった。
美緒が、襲ってきた辛島を返り討ちにしてしまったのだ。
状況的には、美緒の正当防衛が成立しそうに見えたが…

眠りの小五郎(コナン)「警部殿、
これは正当防衛などではなく、
れっきとした計画殺人です」


村上卓也(20)浪人生の証言から、コナンは真相に辿り着いた。
美緒が千葉刑事に接近したのも、千葉刑事がストーカーに襲われたのも、
全ては美緒が辛島を正当防衛に見せかけて殺すための計画だった。
辛島によって汚名を着せられた兄の復讐のために。だが…

高木刑事「辛島さんは、刑務所内の医療検査で
重病を患っていることが判明。
余命半年と宣告を受けたそうです」


死期を悟った辛島は、心を入れ替え美緒に謝罪するつもりだったようだ。
それでも美緒は辛島のことを絶対に許す気はなかったが、
辛島が自ら美緒の手にかかることを受け入れたと知ると、心が揺らぐ。

眠りの小五郎(コナン)「そう、彼こそ後悔していた。
心の底から。それを知っても、
あなたは本当に後悔しませんか?」


事件にまつわる後悔は千葉刑事にも付きまとう。
三年前、飲酒運転事故を警察がもっとよく調べていたら。
今回にしても、千葉刑事の行動次第で事件は未然に防げたかもしれない。
だが、後悔したところで失われた命は戻らない。

できるのは、反省と償いのみ。
二度とこんな悲劇を繰り返してはならないと、自分たちに言い聞かせるだけ。
…しかし、千葉刑事はまた、初恋絡みの失敗を繰り返すのだろうなあ。

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posted by 偉言者Ω at 19:08 | 名探偵コナン
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