アニメ偉言

ヴェイガンダムことガンダムレギルス襲来。
搭乗者はヴェイガン総統、イゼルカントその人だった。
だが、キオはイゼルカントとは戦えないと言い出す。
知ってしまったヴェイガンの現実。もう敵とは思えない…?

イゼルカント「そのような…そのような
甘い考えで生きていけるとでも思っているのか!」

イゼルカントは第一に地球を人類から取り戻そうと考えている。
そして第二に、人類に生きる価値があるのかを問いかけようとしている。
その先に待つのは、殲滅か、支配か、あるいは共存か―

ラドック・ホーン「包囲網ってのはな、ちょっとどこかを
突っついてやるだけで意外と呆気なく崩れちまうもんだ」

宇宙海賊ビシディアン副長、ラドック・ホーンがキオとアッシュを援護。
ヴェイガンの包囲網を打ち崩そうとするが…

イゼルカント「お前には教えてやろうキオ。
私の計画、プロジェクトエデンの真実を」

イゼルカントは語った。
地球を取り戻しても、ヴェイガンを地球に移住させる気はないと。
また、地球種を殲滅するつもりもないといい、真意は別にある。

プロジェクトエデン。

それは、「戦争しない人類」を創造することだった。
種の選別のため、イゼルカントはわざと極限状態を作り出す。
この戦争自体が、優良種選別のための実験場となっていた。

イゼルカント「戦争のない世界、
穏やかで平和な理想の楽園、エデンを創り出すために」

イゼルカントの計画には、ヴェイガンも地球連邦もなかった。
ただ人類全体の恒久的平和のために、命を燃やすイゼルカント。
イゼルカントの真意を知ってしまったキオは、ますます迷いが生じる。
戦争なんかしなくても、きっと他に方法があるとキオは思うが…

ラドック「酒を用意しろ。
俺たちはどこで死ぬかもしれねえ無法者だ。
弔いは飲んで騒いでやるのが一番お似合いさ」

ラドックのダミー隕石作戦でキオは救出された。
ビシディアンの犠牲も大きかったが、目的は果たせたのだ。
…目的を果たせれば犠牲を出してもよいのか。
イゼルカントの理想には、多大なる犠牲が付きまとう。
何が正しいのか迷うキオの前に、父アセムが立ち―

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