アニメ偉言

ドラゴンボール改 魔人ブウ編 第24話。
（サイヤ人編からのトータルだと122話）

Z第239話「ビーデルたちの奮闘! 探せ神龍球」中盤から
Z第240話「でっかい希望!! チビたちの新必殺技」中盤までを
原作サイズより多少長めに収録。


ビーデル「ホントにこんな球でみんなを
生き返らせることなんてできるの?」

ヤムチャ「神龍に頼めばどんな願いも
3つだけ叶えてくれるんだ」

武道会場でベジータに殺された人々を生き返らせるため、
ドラゴンボールを探すブルマたち。残る球は1つ。

セルゲーム前にデンデが神龍の願いを2つに増やして、
この7年でさらにもう1つ追加され、計3つの願い叶えられるようになった。
「神と神」では何故か1つしか叶えてくれなかったけど、
来年の映画ではどうなってるだろうか…

ドラゴンボール改 トゥインクルライトペン




ポポ「ケガは酷いのか?」

ピッコロ「いや、ベジータに気を失わされただけだから
大したことはない。少し中で寝かせてやってくれ」

デンデ「お安いご用です。ポポ」

ポポ「分かった」

天界の神殿。
ピッコロたちを出迎えるデンデとポポ。
アニメオリジナルシーン。

ここではデンデがポポを呼び捨てにしてるけど、
原作では後に「ポポさん」と呼ぶシーンがあるんだよね。
ドラゴンボールじゃ、原作内でも一人称や他人の呼び方が
定まってないことがあるから、あまり気にするところでもないけど。

一番気になるのは、魔人ブウ編のデンデは
登場するたびに背がどんどん縮んでいくことだったりする。


デンデ「死人の悟空さんは
二度死ぬ心配がありません」

アニメオリジナルの台詞。
ところがどっこい。ブウ編の設定では、
死んだ状態（肉体あり）で死ぬ（肉体の機能が停止する）と、
魂まで消滅して二度と復活できなくなってしまうという。

ただ、デンデの台詞が間違っているわけではない。
原作でもアニメでもサイヤ人編で、悟空があの世の鬼から
「すでに死人だから飢え死にすることはない（と思う）」と言われているから。

これはどちらかというと、急に設定を変更した原作に責任があると思う。


ピッコロ「デンデ。界王神様の気は感じられるか?」

デンデ「ピッコロさんも感じられるはずでしょ?」

ピッコロ「ああ。弱まっているが、
界王神様の気は確かに感じられる」

デンデ「はい…ピッコロさん。
この後地球はどうなるんですか!?」

ピッコロ「地球の神である
お前に分からぬことが、俺に
分かるはずもなかろう!」

アニメオリジナルシーン。
ピッコロの台詞が八つ当たりみたいで大人気ない。

後、界王神の気を感じるところ。
これもね。「神と神」では、神の領域にある者は
気を戦闘力として感じさせない（クリアな気）という
追加設定のおかげで、じゃあ界王神は?　って話になる。

一応、界王神の気は探りにくいという描写はあったけど。
（武道会でベジータが界王神の実力を測りかねていた）


亀仙人「パフパフパフ…
ムヒョヒョー。マシュマロちゃ〜ん」

18号「このスケベじじい!」

亀仙人「むぎゅ（パイタッチ）」

ドラゴンボールを探す一行。
アニメオリジナルのサービスシーン。
ハプニングを装って18号の胸に顔を埋める亀仙人。
顔面を押し潰されそうになりながらも胸に触る執念が凄まじい。


クリリン「悟空!　い…生きてたのか」

悟空「生きてたんかと言われても
オラ死人だけどな」

悟空が天界に瞬間移動してきた。
死人ではあっても、肉体を持って現世にいる状態では
気も感じられるし、生きているのとほとんど変わりがない。
だからややこしい。「生」と「死」の中間の言葉がほしいね。


ヤムチャ「ブルマ。頑張れ〜」

ビーデル「誰も手伝わないの?
おばさん。頑張れ〜」

ブルマ「何が『おばさん』よ。失礼ね」

アニメオリジナルのドラゴンボール探しも最終局面へ。
というか、ホント何でブルマを危険な目に合わせるんだ。
この面子の中じゃマーロンの次に非力な人間なんだけど。


ニワトリトカゲ「ぐお〜!」

恐竜?　怪獣?
ブルマをさらなるピンチが襲う。
字幕やEDクレジットだと「ニワトリトカゲ」という名称になってる。
というか、この面子でホントそこまで接近を許すなよ。


ヤムチャ「う、うわー。ここから飛び込むのか?
このスーツ高かったんだよな。
今日のトランクス、派手なんだよなぁ」

ニワトリトカゲがドラゴンボールを飲み込んで湖の中へ。
ブルマが取りに行けと命じるが、ヤムチャは何だかんだ渋る。
トランクスとかいうと混乱するでしょうが。


18号「私が水を苦手にしてるの知ってるだろ?」

これはアニメスタッフの勘違いだろうなあ。
本来なら、人間ベースの18号に水を嫌がる理由はない。
たとえロボット型の人造人間だったとしても防水してないわけがない。

まあ、18号（ラズリ）が人造人間に改造される前から
水が苦手（カナヅチ）だったと考えることもできなくもないけど。


チチ「ビーデルさん!
悟飯の嫁になる身だ。
ケガすんじゃねえぞ!」

ヤムチャ「派手なトランクスが何だ!
ここで行かなきゃ男じゃないぜ!」

ビーデルが中心となってドラゴンボール奪還に向かう。
とどめを刺したのは亀仙人の「放屁」だった。
こういう下らなさが、アニオリが嫌われる理由かな。
アニオリでも原作よりいいシーンがあるだけに残念だ。


悟空「はっきり言おう。
無理だ。オラには倒せねえ。
魔人ブウはオラには倒せねえ」

悟空「悪ぃがどうやっても勝てねえ」

後にこの言葉は撤回されるわけだけど。
悟空が若い者に託そうとした気持ちは分かるし、
展開上都合上こう言うしか仕方なかったわけだし。


デンデ「フュージョン!　融合ですね。
見たことはありませんが、ナメック星に
いた時に聞いたことがあります。
メタモル星人の得意な術だって」

悟空「つまり、二人が一つに融合することで、
それぞれではとてもできねえような凄ぇ力を持つ
新しい一人の人間になれんだ!」

デンデ「そういえば、
ピッコロさんとネイルさんも
一種の融合でしたよね」

ピッコロ「うむ。オレたちのは同化だった」

悟空「同化も確かに凄ぇが、
フュージョンってのはもっと凄ぇんだ」



アニメオリジナルの解説。
フュージョンの効果は同化以上?

同化によるパワーアップ率は、作中では数倍と言われている。
対してフュージョンは、公式ガイドなんかでは数倍〜数十倍とされている。
戦闘力×戦闘力と表現されるポタラ合体に比べれば遥かに格下だけど、
この時点ではすがる価値のあるパワーアップ法だったのは間違いない。

…たまに、フュージョンのパワーアップ率を弱いほう（基準となる者）の2乗だという人見かけるけど、あれ何だろ?　そんな公式設定は一切ないのに。「2乗」と「×2」を混同してる人もいるみたいで何だかなあ…


悟空「あの世にはオラと
同じぐれえの奴はいなかったからな」



「え?」というパイクーハンの声が聞こえてきそうだ。
まあ、パイクーハンはアニメオリジナルだから仕方ないところもある。
それに、パイクーハンは超サイヤ人になった悟空と同レベルだから、
ノーマル状態を基準にしたフュージョンはできないっぽい…?

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