アニメ偉言

ナレーション「薔薇には毒があった」

ナレーション「被毒者の肉体が
毒そのものとなり、新たな毒を
放出しながらやがて死に至る」

ナレーション「要するに…この上なく
非人道的な悪魔兵器だったのである」

ネテロが炸裂させた爆弾「貧者の薔薇」（ミニチュアローズ）。
たとえ爆発には耐えたとしても、強力な毒素が被爆者を襲う。
メルエムもプフもユピーも、その悪魔の毒に冒されていた。
これはいくら毒は効かないと豪語するキルアでも―?

HUNTER × HUNTER キメラアント編 BD-BOX Vol.3(本編4 枚組) [Blu-ray]




プフ（王は無敵!　王は無二!
なのにッ…!　なぜにッ…!
私の胸はこうまでにッ!　言いようのない
不安が満たされていくのでしょう!?）

王の「円」はプフの能力「麟粉乃愛泉」（スピリチュアルメッセージ）を
より高い次元に昇華しており、円に触れた者の心を手に取るように
「視る」ことができた。メルエムがウェルフィンに迫る。


プフ「その者は私の秘密に深く関わる者。
しかしそれを自覚せぬ者」

プフ（王の能力を前にして嘘は無力。
ならば真実で!　真実のみで
誤魔化してみせる!）

プフはウェルフィンからコムギに関する情報が漏れることを恐れた。
するとメルエムはプフを「視」、同時に禍々しい殺意を向ける。
そのオーラはウェルフィンに激しい恐怖をもたらした。


ウェルフィン（酔っちまったんだ!
皮かむりの餓鬼が罹る万能感!
痩せた粋がり!　そうだ!　バカだ俺は!）

ナレーション「忠義も敵意も
王の前では皆平等に無価値。
誰も止められない!」

プフ（殉じよう。己の信念に）

ナレーション「常軌を逸する決意。
狂気が、王を止めた」

プフの尋常ならざる忠誠心がメルエムの殺意を止めた。
次の瞬間、殺意は空腹感から来る食欲へと変わる。
ウェルフィンはメルエムにとっての捕食対象になった。
およそ1秒先、ウェルフィンは食われて死ぬだろう。


ナレーション「自身の未来を知った
ウェルフィンの風貌は、一瞬にして
100年余りが過ぎたかのごとく変わり果てた」

ウェルフィン（生きたい!）

ワンピースはエニエスロビー編のロビンのごとく?
「生゛き゛た゛い゛!!」と叫びだしそうなウェルフィン!?
ロビンにはルフィたちという頼もしい仲間がいたが、
ウェルフィンが頼れるのは次に発する自分の一言だけ。


ウェルフィン（一言。最初の。最期の）

ナレーション「生への執着と
不可避の死との境界で、かつてなく
めまぐるしく働いた脳細胞が導き出したのは
通常であれば選択し得ないものだった」

ウェルフィン「…コムギ?」

プフの常軌を逸した狂気が隠し通そうとした秘密を、
ウェルフィンの通常ではありえない選択が暴き出した。

コムギ。

その一言で、メルエムは全てを思い出した。


メルエム「礼を言う。お主のお陰で
大切なモノを想い出せた」

ウェルフィン「俺の王はジャイロ唯一人!
貴様はッ!　貴様等は!　敵だ!　俺たちの!」

メルエム「逢えるといいな。その者と。
そして可能なら、人間（ヒト）して生きるが良い」

ナレーション「かつてネテロは
王は人と蟻との間で揺れていると
看破した。だが、今や―」

メルエムは、蟻の王は、人である道を選んだ。
そして、種としての蟻も、もう―

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