アニメ偉言

ホーディは総勢10万の兵を引き連れてギョンコルド広場を占拠した。
最大の危惧であった、海王類を操る「伝説の人魚」しらほしはジンベエとともに捕らえた。
ホーディは今こそネプチューンを処刑し新たな魚人の王として君臨しようとする。
だが、そこへマダム・シャーリーが現れ、言った。

シャーリー「この島を滅ぼすと出た男は、
麦わらのルフィだよ。
あの麦わらの坊やがこれから何をするのか、
そこまでは分からないけれども…
あんたたちじゃないってことさ」



魚人島の命運を握るのは、少なくともホーディではない、と。
マダム・シャーリーの占いは絶対外れないと言われている。
ルフィが魚人島を滅ぼすのであれば、ホーディが君臨する未来は来ない。
魚人島民たちは、まさに麦わらにもすがる思いだったが…

ホーディ「お前（シャーリー）の兄
アーロンは魚人街じゅうの憧れだった。
だがおれ達は力を手に入れた。
実際今じゃ、アーロン一味の名は結束のための
カラッポなシンボルでしかねェんだよ。
もうアーロンなんて名も必要ねェ!」



マダム・シャーリーはアーロンの妹だった。
ホーディは新魚人海賊団結成の旗印にアーロンの名を利用してきたが、
今やホーディ自身がアーロンを超える「魚人族の恨み」と化している。
ホーディは野望実現のために10年前から動いていた。その手始めが…

ホーディ「オトヒメ王妃を殺したのは…おれだ!!」



魚人族の恨みを高めるため、ホーディはオトヒメを殺し、その罪を人間になすりつけたのだ。
ホーディ自身、人間と魚人の和平に奔走するオトヒメの存在が許せなかった。
叫ぶように告白するホーディは、しらほしの怒りを呼び起こそうとしているようだったが…

しらほし「…知ってました」



しらほしはオトヒメの死の真相を、全てを見ていたメガロから聞き知っていた。
だが、それを今まで誰にも言わず、自分一人の心に秘めてきたのだ。
それは、今際のオトヒメ王妃と交わした幼き日の約束…

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