アニメ偉言

あぐり「アン王女はこの世に生を受けた時、
同時に母を失いました」

エターナルゴールデンクラウンに刻まれた王国の真実。
エースとレジーナがアン王女から生まれた元は一つの命とは?
アン王女誕生の時にまで遡り、真相が解きほぐされていく―

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王「我が娘、マリー・アンジュよ。
お前は母の分まで生きるのだ。
人々に夢や希望を与える
この太陽のごとく光り輝くのだ」

赤ん坊のアン王女を抱き上げるトランプ王国国王。
声がキングジコチューと同じ。ってことは…
そういうことなんだろうなあ。

あぐり「アン王女は国王様の
深い愛に包まれすくすくと育ちました。
幸せな時間が過ぎていきました。しかし、
アン王女は突然、謎の病に倒れたのです」

アン王女の病を治す方法はただ一つ。
エターナルゴールデンクラウンの力を借りることだったが…

王「あの黄金の冠には伝説の戦士
プリキュアが打ち倒した闇が封じられている。
もしそれを使えば、闇を解き放ってしまうことになる」

娘の命か、世界の存亡か。
王には分かっていたが、親として娘を見捨てることはできなかった。

まるで仮面ライダーウィザードでのコヨミとその父、笛木を見てるようだ。
笛木は娘を生き返らせるためにファントムと魔法使い、二つの姿を得た。
トランプ王国の王も、その心の隙に「闇」が入り込んだ結果…

闇「聞こえたぞ。
闇の鼓動、自分勝手な邪な願い。
最愛の娘を救うために禁忌を犯し、
世界を破滅へと導く。これぞまさに究極の
自己中。貴様こそ、私の器に相応しい!」

キングジコチューが誕生した。
それと同時に何処から現れたのかイーラたち。
イーラたちも一緒に封印されていたってことかね。

あぐり「ジコチュー軍団の猛攻で、
王国を守るプリキュアたちも最後の一人、
キュアソードを残して倒されてしまいました」

あれ?　やっぱりキュアソード以外にもプリキュアがいたんだ。
今まで有耶無耶になってたけど、まさか先代のハートたちがいたの?

ベール「自分勝手な奴め。
国民を守るべき王族が、国民を犠牲にして
肉親を守るとは。さすが親子。揃いも揃って、
最悪で最高の自己中だ!」

アン王女もまたベールの言いたい放題で
ジコチュー化させられようとしていた。
するとアン王女は自らのプシュケーを取り出し、
パリーンと二分割してしまった。

アン「父から受け取った愛。
世界中の人々の笑顔を守る愛。
自己中と愛は表裏一体。
そのどちらを選べばいいのか
わたくしには答えを出せません。
わたくしはその結論を、世界の行く末を、
この二つのプシュケーから生まれし者の
戦いに託します。こんな形であなたたちに
過酷な運命を背負わせてしまった、
不甲斐ないわたくしを許してください」

この時のアンはどちらか一方を選ぶことはできなかった。
引き裂かれる思い。それを自ら二つに引き裂き、
運命の選択を未来に託したのだった。

光のプシュケーはあぐりに。
影のプシュケーはレジーナに。
そして、抜け殻となったアンは
卵となってアイちゃんに生まれ変わった。

うん。神様とピッコロ大魔王そっくりだね。

ならば光と影が一つになればアン王女が復活するのでは。
しかし、アン王女の決意はどちらか一方の生存のみしか許さない。
もう二度と元のアン王女に戻ることはできないのだという。

ピッコロはマジュニアに生まれ変わった上で神様と融合したから、
それも完全に元に戻ったわけではないんだよなあ。

レジーナ「地球とか宇宙とか、
そんなものより大きな愛を、もらったことある?
あたしだけよ、あるの。そんなあたしが、
パパを捨てるわけない!」

マナはそれでも別の解決策を探ろうとしたが、
レジーナは退くには退けないとマナたちに刃を向ける。
そこへ畳み掛けるキングジコチューの復活。

キングジコチューとレジーナの望みは、
全ての人間を滅ぼして親子水入らずの世界を作ること。

あぐりはキングジコチューとレジーナを滅ぼすしかないと考えていた。
マナはとりあえず問題を先送りし、とにかくキングジコチューの
人間界侵攻を食い止めることを最優先にする。

俄かに最終決戦が幕を開ける―

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