アニメ偉言

黒岩「真名部、皆帆。見出すんだ。
お前たち二人で。勝利への解法をな」

マッハタイガーとの後半戦。
黒岩監督が真名部と皆帆に指示を出した。
指示というにはあまりに漠然としていたが…



好葉「このはロール!」

九坂のおかげで自信を持てた好葉。
前回編み出した必殺技を早速使いこなしている。
守りが固まったことで、真名部と皆帆が相手を分析する余裕もできた、が…?

タムガン「見せてやろう。俺たちの真骨チョーッ!」

オワチャーッと真骨頂を発揮し始めるマッハタイガー。
圧倒的な機動力で真名部と皆帆の分析を嘲笑う。
そして、タムガンのアイボリークラッシュが炸裂。
井吹のワイルドダンクも間に合わず、2点目を許してしまった。

相変わらず神童の井吹を見る目が冷たい。
観客席からは真名部の両親が試合を冷ややかに見守っている。

剣城「瞬木。フォワードが
苛立ちや不安を見せるな。平常心を保て」

剣城は言葉は厳しいが、口でアドバイスするだけマシか。
天馬は誰に対しても心の底から励ましを入れる。
何だかんだで飴と鞭がチームを機能させているのか。

だが、真名部の両親の存在が真名部に余計なプレッシャーを与えてしまう。
真名部は案の定、さくらが新体操で両親から期待されているのと同じくらい、
数学においてエリートであることを要求、強要されているような状態だった。
好きなことなのに、思うようにできない辛さを抱えている?　いや…

皆帆「君はお父さんを嫌っているんじゃない。
お父さんの期待に応えられない自分が嫌いなんだ」

皆帆が見出した真名部の心境は、さくらのそれとは少し違っていた。
真名部は自身が両親に認めてもらいたいという気持ちも強く、かつ、
それを自分で認められないため、プレッシャーが倍増してしまっているのだろう。

皆帆「目指すべき存在が、
僕にはもうないんだ。でも君は違う」

皆帆はさらりと、もう自分が目標とする父はいないことを告げた。
いわゆる殉職という奴だ。皆帆の父は、名刑事として天に召されたのだ。
皆帆はまだ父親が生きて目標となる真名部を羨ましいと言った。
そこに、真名部の成長阻害要素を取り除く解法があるのかもしれない。

真名部だけではない。
皆帆だけでもない。

真名部「皆帆君!
君と僕、お互いの予測を補い合うことが、
勝利への解法の近道かもしれません!」

つまり役割分担だ。
皆帆が観察と行動分析を、
真名部がデータや数学的な解析を。

真名部「見えました!　ディフェンス方程式!」

真名部が必殺技に開眼!
空中に浮かんだ無数の数式には意味があるのかないのか。
ガリレオ（湯川学）と同じく、考えをまとめるときの癖か何かかね。

皆帆「真名部君、僕が取り返すよ!
トレースプレス!」

真名部のボールは取られてしまうが、皆帆も必殺技に目覚めて即取り返す。
相乗効果による進化。イナズマジャパンの成長速度も半端ではない。
彼らにも知らないうちに仕組まれた何かがあるのか。

ボールは瞬木から剣城へ渡り、バイシクルソードで2点目を返す。
タムガンが再びアイボリークラッシュで3点目を奪いに来るも、
今度は井吹のワイルドダンクが見事にセービング。
真名部と皆帆のW司令塔が機能し、ボールは瞬く間にマッハタイガー陣営へ!



ラストは天馬のゴッドウィンドが勝負を決めた。
順調に勝ち進む新生イナズマジャパン。

だが、次に立ちはだかるのは世界ではなく、日本…?



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