アニメ偉言

トリコ「これが寺宝、シャボンフルーツ」

食林寺の宝とさえいわれる食材、シャボンフルーツ。
それは文字通りシャボンのごとく繊細で、
食義を極めたものでなければ触れることさえできない…

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シュウ「大丈夫、大怪我はさせませんから」

食林寺の師範代、シュウがトリコと手合わせする。
基本的なパワーやスピードはトリコが勝っており、
シュウはどちらかといえば常人レベルの部類だ。

だが、トリコの攻撃は一切シュウに当たらない。
それに対し、シュウの攻撃（ぺティナイフ）はトリコに
致命傷を与えるほどではないが、確実にヒットしている。
激しい戦闘中に顔の産毛を剃るという超高度な技術として。

トリコ「総合的な力は間違いなく俺の方が上。
相手は明らかに力が劣るのに…
感じるぜ…手が届かねえ未知の領域を…
初めての感覚だ…これが、食義!」

単純なパワーやスピードではない。
別の何かがシュウの強さを支えている。
それを確かめ自分のものにするために、
トリコは今の自分の持つ全てを出し尽くした。

さらに先へと進むために。

シュウ「食義とは、メンタル!
すなわち、精神面の話と思われがちですが、
それが体力や技術の面に活かされます」

シュウ「悪（あ）し」

シュウはトリコの攻撃を、
食材を判別するように捌いていく。

結果は全て「悪（あ）し」。
トリコの技の全てはフォームが悪く、燃費が悪い。
だがそれも食義を習得することで矯正することができる。

シュウ「全ての技を今の
20分の1の消費カロリーで繰り出せる。
その上、技の威力やスピード、
正確さは、今の数倍も増すでしょう」

食義の修行は、ドラゴンボールにおける気の修行に似ている。
特に神やミスター・ポポと行った修行がそれに近い。
徹底的に動きの無駄を省き、静の動作を極めるのだ。

悟空は亀仙流やカリン流の下でも無論、
動きの無駄を減らすという修行効果はあった。
だが、神にいわせればそれでもまだまだ無駄。
ヤムチャがシェンにやられてしまったように。

ドラゴンボールは気を極めたことが「Z」の始まりだった。
トリコも、食義を極めることで本当の戦いが始まるのだろう―

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