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2013年02月24日

#688「高木刑事3千万拾う」名探偵コナン・名言

高木「しませんよネコババなんて汗

朝のジョギング中にボストンバッグに入った3000万円お金を見つけた高木刑事。
一緒にジョギングをしていたおばさんに怪しい目で見られてしまう。
ネコババを漢字で書くと猫糞。猫ネコのフンうんち

「猫が、糞をしたあとを、砂をかけて隠すところから、
悪いことを隠して素知らぬ顔をすること。
また、拾得物などをこっそり自分のものとすること」

…ということニャンだフン。

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元太「億万長者だな!」

高木「ははは、そうはならないよ。
拾得物を届けるのは警察官の職務なんだから」


もう真面目なんだから、高木刑事。
元太との会話は同じ声優さんが同時にアフレコしてるんだろうか。
ドラゴンボールクリリンヤジロベー、あるいは孫親子の会話みたいに。

落とし主が名乗り出なかったら、拾得物は
半年後に自分のものにできると元太が言ってたけど、
平成19年12月10日から施行された改正遺失物法では3ヶ月に短縮されてる?

毛利のおっちゃんが民間人の自分が拾ったことにすれば
拾得する権利を得ると高木に近づいてきたが、
落とし主はすぐに名乗り出てきた。

平沼 登志之(45)、自然食品店経営者。

奥さんが亡くなったことで生命保険が下りたとかで、
悲しくもあり、急に3000万もの大金が入って嬉しくもあり、
友達と飲んだ暮れてバッグを落としてしまったらしい。
だが、それにしては少し様子がおかしいとコナンが目をつけた。

平沼は、高木と一緒にジョギングしていたおばさんに
3000万を拾ってほしくてタイミングを見計らってバッグを置いた?
だが、当の笹本 秀子(47)、パートタイマーには平沼と面識はないらしい。

大場「殺害されたんですよ、笹本さんのご主人。
犯人が捕まらないまま、先月の30日で、
ちょうど15年経ちました」

高木「以前なら時効になってますねえ」


メモ公訴時効撤廃
2010年4月の刑事訴訟法改正で、
殺人や強盗殺人など人を死亡させて死刑になり得る
罪の時効(15年。05年以降は25年)が撤廃された。

コナン作中での「現代」は常に現実とリンクしているから、
2010年以前のコナンならこの事件も時効になってるところだ。

大場 国太郎(50)、秀子の上司が語る秀子の悲しい過去。
この大場は近々秀子と結婚するらしい。

秀子はしばらく前まで自分の幸せを考える余裕もなかったが、
ようやく新たな人生の一歩を踏み出すところにきていた。
大場は、できれば犯人が見つかってほしくはないと思っている。
秀子の心が憎しみに苛まれるのが耐えられないのだ。

だがコナンは、その事件と今回の3000万円を結びつけて考え始めた。
高木の調べで、確かに秀子の旦那殺しの容疑者として平沼が浮かんでいた。
決定打がなく事件は未解決のまま時効を迎えてしまったが、
やはり犯人は平沼で、その償いとして3000万を用意したのだろうか…?

少年探偵団「キタ━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━!!!!」

コナンがお膳立てして毛利小五郎登場。
プスッと一発、眠りの小五郎モードの突入で、
少年探偵団が異様な大盛り上がり。

眠りの小五郎(コナン)「私ほどの探偵となると、
伝え聞いた情報だけで、全てが読み解けるのですよ」


小五郎のフリをしての演出か、それともコナン(新一)の本音か。
あえて神がかった推理力を強調することで、平沼に圧力をかける。
そして、平沼は自分が秀子の旦那さんを殺した犯人だと自白するのだった。
アリバイ工作は、当時ちょうど骨折した友人に保険証を貸したことで行っていた。

当時の平沼はどうしようもないチンピラだったが、
程なくして人生を変える伴侶との出会いを果たし、
自分の店を持って幸せな家庭を築いた。
だが、そのたびに過去の過ちが悔やまれてならない。

平沼は奥さんを亡くしたことで、今回の罪滅ぼしを思い立ったのだった。
できれば直接謝罪し、保険金の3000万を手渡したいところだったが、
遺族が事件を忘れようとしていると知ってしまい…

眠りの小五郎「あなたは償いの金を渡すことも、
詫びることも、自首することすらできなくなってしまった」

眠りの小五郎「でもね平沼さん。
あなたがどう自分の中で納得しようと、
過去をなかったことになど、できないんです」

眠りの小五郎「だが、今回の場合は特別なケースだ。
なかったことにはできないが、ケリをつけることならできる」


平沼は刑に服し、秀子はそれを受け入れる。
そうしてケリをつけ、互いに堂々と再出発すればいいのだ。
眠りの小五郎(コナン)が名演説で締めくくった。


今回の話は1話完結とはいえ、かなり重厚な内容だったね。
まるで2時間もののサスペンスドラマを30分に圧縮したような感じ。

面白かったOK



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posted by 偉言者Ω at 12:48 | 名探偵コナン
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