はやぶさ2は高度約51mでMASCOTを分離し、MASCOTは約6分後にリュウグウに接触、その後数回バウンドして約11分後に着地しました。MASCOTはリュウグウ表面で約17時間にわたり観測を行い、データを地球に送信しました。
「はやぶさ2」のミッションは、小惑星リュウグウからサンプルを採取し、地球に持ち帰ることでした。2014年12月3日に打ち上げられ、2018年6月27日にリュウグウに到着。2019年2月22日に初回タッチダウンで表面サンプルを採取し、7月11日に2回目のタッチダウンで地下サンプルを採取しました。2020年12月6日に地球に帰還し、サンプルカプセルはオーストラリアのウーメラ砂漠に着陸しました。
リュウグウから持ち帰ったサンプルは約5.4gで、有機物や水を含む鉱物が発見されました。これにより、太陽系の起源や進化、地球の水や生命の起源についての新たな手がかりが得られました。