タブレット閉塞とは
タブレット閉塞は、単線区間で列車の衝突を防ぐためのシステムです。駅員がタブレットと呼ばれる通行手形を運転士に手渡し、これを持つ列車だけが次の駅まで進行できる仕組みです。これにより、同じ区間に複数の列車が同時に進入することを防ぎます。
只見線での運用
只見線では、会津坂下駅、会津宮下駅、会津川口駅の間でタブレット閉塞が運用されていました。2012年9月22日には、タブレット閉塞の最後の日を記念して「只見線ありがとうタブレット号」という臨時列車が運行され、多くの鉄道ファンが訪れました。
自動閉塞への移行
2012年9月23日から、只見線のこの区間では特殊自動閉塞式に変更されました。自動閉塞式は、信号機やセンサーを用いて列車の位置を自動的に検知し、運行を管理するシステムです。これにより、運行の効率化と安全性の向上が図られました。
この変更は、鉄道の運行管理技術の進化を象徴する出来事でした。