普通日々是好日

　またまたSちゃんネタなんですが・・・（ここじゃちょいと人気のSちゃん、
　本人は全然知りませんが）

　Sちゃんは動物愛護精神にあふれています。
　ペットショップが嫌いだそうです。
　動物に値段をつける人間のおこがましさを嘆きます。
　ちょっと大きくなった犬やネコを値下げするに至っては
　怒り心頭！です。本当に犬やネコを飼いたいなら
　保健所へ行って、明日にでも命が奪われるものたちの
　１匹でも救えばいいのに、と言います。

　そんなSちゃんがある日、町を歩いていると
　自転車で犬を散歩させてるネーチャンに会ったそう。
　見ると、犬はあのウルウル目のチワワ。
　ネーチャン、全速力に近い速さで走ってる・・・
　哀れ、チワワは半分、身体が宙に浮いてたそう。
　でもケナゲなチワワは必死に走りながらも
　飼い主のネーチャンを愛しそうに見上げているんだって。

　これを虐待と言わずに何と言う！
　黙ってるSちゃんじゃない！
　一歩踏み出したところを、一緒にいたご主人に
　羽交い絞めにされて止められたんだって。

　放せ！放すんだ！このやろう！あのチワワが
　目に入らぬか！！

　よせ！よすんだ！頼む、やめてくれ！

　とか押し問答してる間に
　ネーチャン、走り去る・・・

　そんなSちゃんに送りたい１冊があります。
　ガブリエル・バンサン作
　アンジュール　−ある犬の物語ー
　一文字もない絵本です。悲しく捨てられた犬・・・
　さまよう犬、最後に男の子と出会うんだけど
　これはハーッピーエンドなのでしょうか・・・
　もっとこの絵本に関しては言いたいことがありますが
　どうぞじっくり味わってくださいな