2010年07月07日
ごんぎつね
さてさて、ただ今お気に入りの新見の南吉っつぁんのお話しでございます。
「ごんぎつね」のあらましは大体ご存知かと・・・イタズラきつねのゴンが
一度ならず二度までも(二度目はゴンちゃん、子供なもんで善意が裏目に
出てしまったんですけどね)迷惑をかけてしまった兵十さんに償いをしようと
彼の家にせっせと栗やら山の物を届けるんですね。でもある日、見つかって
しまってまた悪さをしに来たのだと勘違いされて鉄砲で撃ち殺されるんですが、
その時初めて、お届け物をしてくれていたのはゴンだとわかった、ってお話し。
胸がイタイですねぇ。
小学生の頃はきっと、ゴンがかわいそうです、みたいな感想がすべてだったこと
でしょう。ま、今でも大差ないですが、南吉っつぁんの童話のテーマの多くは
献身と言えるものですね。でもそんなにおおげさなものではなくて自分がしようと
思ったからしただけです、って実にアッサリしています。
こんなにしてあげたのに、とかこの気持ちが通じなくて残念、無念!ってものは
みじんもない。(ゴンにはちょっとだけあったのですが・・・)
そしてだからこの人は立派だ、とか自分のことしか考えないこの人はダメな人だ、
という決めつけもない。
人間ってこんなもんですよね〜、時には偉かったりするけど、大体がおバカさんよね、
と、それは「牛をつないだ椿の木」というお話しに実によく現れています。
この人はすごくえらいんです、なのにこの人たちときたら・・・という視点がないから
皆さんもこんな人になりましょうね、という押し付けがましさがない。
ゴンちゃんを撃った兵十さんを誰が責めることができるでしょう。
ケナゲなゴンちゃんではありましたが、そこはいたずらキツネ、
仕方ないね。死をもって献身が認められたのはかわいそうだけど
ま、そんなもんかしら。献身ってそんなものなのよ・・・
自己満足で片付けてしまうほど、イジワルじゃないですが
報われる事の方が稀ってことですね。
献身をしたい方はそのへんを肝に銘じてどうぞ!
などとクールに言っておりますが、ゴンちゃんが撃たれて死ぬシーンは
ホロリときます。言葉が通わない者同士の哀れですね。
「ごんぎつね」のあらましは大体ご存知かと・・・イタズラきつねのゴンが
一度ならず二度までも(二度目はゴンちゃん、子供なもんで善意が裏目に
出てしまったんですけどね)迷惑をかけてしまった兵十さんに償いをしようと
彼の家にせっせと栗やら山の物を届けるんですね。でもある日、見つかって
しまってまた悪さをしに来たのだと勘違いされて鉄砲で撃ち殺されるんですが、
その時初めて、お届け物をしてくれていたのはゴンだとわかった、ってお話し。
胸がイタイですねぇ。
小学生の頃はきっと、ゴンがかわいそうです、みたいな感想がすべてだったこと
でしょう。ま、今でも大差ないですが、南吉っつぁんの童話のテーマの多くは
献身と言えるものですね。でもそんなにおおげさなものではなくて自分がしようと
思ったからしただけです、って実にアッサリしています。
こんなにしてあげたのに、とかこの気持ちが通じなくて残念、無念!ってものは
みじんもない。(ゴンにはちょっとだけあったのですが・・・)
そしてだからこの人は立派だ、とか自分のことしか考えないこの人はダメな人だ、
という決めつけもない。
人間ってこんなもんですよね〜、時には偉かったりするけど、大体がおバカさんよね、
と、それは「牛をつないだ椿の木」というお話しに実によく現れています。
この人はすごくえらいんです、なのにこの人たちときたら・・・という視点がないから
皆さんもこんな人になりましょうね、という押し付けがましさがない。
ゴンちゃんを撃った兵十さんを誰が責めることができるでしょう。
ケナゲなゴンちゃんではありましたが、そこはいたずらキツネ、
仕方ないね。死をもって献身が認められたのはかわいそうだけど
ま、そんなもんかしら。献身ってそんなものなのよ・・・
自己満足で片付けてしまうほど、イジワルじゃないですが
報われる事の方が稀ってことですね。
献身をしたい方はそのへんを肝に銘じてどうぞ!
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ホロリときます。言葉が通わない者同士の哀れですね。
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