2010年06月28日
空飛ぶ寄生虫
小さな駅裏にある、小さな雑多な古本屋さん。
一体、日に何人のお客さんが来るのだろう。
足を踏み入れて、それほど多くない本をざっと見渡す。
う〜〜〜ん・・・取り立ててコレ!と言ったものは
目に付かない。
店内では大音量のテレビニュースと、扇風機の回る音。
お!!!!
先日も少し取り上げた回虫博士こと、藤田紘一郎先生の本だ!
まえがきを少し読む。
のっけからさなだ虫の話^^
好きですねぇ、センセ。
なんせ自分の体内でさなだ虫を飼い、きよみちゃんと名づけて
こよなく愛し、身をもってその有用性を証明した博士ですもん。
この「空飛ぶ寄生虫」の前に、講談社出版文化賞・科学出版賞受賞作
「笑うカイチュウ」の続編のような本だそう。
輸入感染症にまつわる話題のいくつかを、メディカルエッセイに
まとめた作品とあります。
寄生虫や細菌などとの共生を徹底的に断絶してきた日本人、
とりわけ、無菌国家で育った若者たちがアブナイそうですよ。
今や、世界のどの国の病気でも短時間でいつでも日本に
入ってくるようになりましたからねぇ。
免疫力の低い、無菌ワカモノはどうなる!!
よし!買おう、とレジへ行くと・・・
店番のじぃさん、爆睡中。
すいませーん! すいませーーん! すいませーーーん!
(起きろよ、じじぃ!)
黙って持って帰ろうか、と、チラっと思ったけど
430円で十字架を背負いたくはない。
頼む、じぃさん、起きてくれ、小銭がない、釣りがいるんだ、
1000円置いて立ち去る豪気さは更に持ち合わせていない。
すいませーーーーーん!!!
10回は叫んだな。途中、まさか死んでないよな、とも思ったし。
やっと起きたじぃさん、うへへ・・・と照れ笑い。
ま、庶民的でのどかでよろしい。
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