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2017年09月16日

6「ありふれた日常に怒りと悲しみそして喜び」

6「ありふれた日常に怒りと悲しみそして喜び」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーー2年前。秋。


里中は吹奏楽部だった。
フルートを担当していたが、そこで出会った先輩が塩川だった。

塩川先輩はとてもおしとやかな性格で、やさしい人で、里中のあこがれだった。
そのころ先輩は軽音部の曽根川先輩と付き合っていて、たまに部活終わりに迎えに来る明るい曽根川先輩と塩川先輩は、まるでお似合いの二人だったように思う。
でもたまにあの二人の間の視界にはいる人がいた。

それが片瀬だった。

片瀬はずっと二人を見ていた。
片瀬は中学時代から目立っていたからすぐ目についた。

帰宅部なのに教室から音楽室を眺めていたのが最初。
私と目は一度もあったことがない。


でもある日、塩川先輩と片瀬が二人でいるところを部活終わりの放課後に一度だけ見かけた。
忘れ物を取りに来た私は、
ああ、そうゆうことかと思った。片瀬は塩川先輩のことが好きなんだと。

片思いをしているのかと。

でもその次の日に塩川先輩が交通事故で、、、
その時までは何もかも疑うことなんてなかった。

「事故死」というところまでは。

塩川先輩のお葬式で、
私はなんだか少し様子が心配気になって片瀬を盗み見た。

みんなが涙を流している中ーーー

片瀬の口元は笑ってた。

恐怖と違和感を覚えた私はすぐに塩川先輩の事故の原因を突き止めようとした。
そうすると次から次へと違和感だらけになっていった。

曽根川先輩のことも。
遅かれ早かれ私は違和感を覚えただろう。

あの笑みがすべての始まり。わたしが 片瀬ナツを嫌いになった日ーー。


ーーーーーーーーーーーとある放課後、

「お前いい加減にしろよっ!」

突然、片瀬の取り巻き数人に捕まってしまって屋上に連れていかれた私は、

当然、怒りを覚えた。

「急になにすんのよあんたら!」

「あんたがしつこく死んだ先輩のことで片瀬君に付きまとってるみたいだから、
私がかわりに聞いてあげたわよ。」

一人の取り巻きが自分の髪の毛をいじりながら話す。

「は?ああ、片瀬のファンってやつ?あんたら。」

「片瀬君、こないだ初めて話したって言ってた。自分の好きなピアノの曲弾いてたから声かけただけって。」

「・・・私たちはもうすぐコンクールなのよ、先輩はピアノ弾くより練習するはずよ!でたらめばっか!」

「ってゆうかさ〜なんであんたがそんな片瀬君の行動を尾行してんのよ。」

「それは私もその時忘れ物を取りに行ったからでっ、」

「あんたのほうがずっと怪しいんだけど?」

「・・・っどうゆう意味?」

「たまたま見たって?あんたこそ片瀬君のストーカーなんじゃないの?しらじらしい。」

「・・ふざけんな!」

「前から後付けてたんじゃないの?今回の件を理由に近寄るとか・・・最低。」

思いっきり上から鞄を投げつけられた。

「・・・・・・違う!私は片瀬に興味なんてないって!」

「あんたこそこれ以上片瀬君に付きまとったら、警察に連絡してやるから。」

そういって取り巻きは去っていった。

「....っ!」

ひとりきりになった里中は勢いよく地面を蹴り上げる。
片瀬という男は必ず何かした。

「必ずあいつの本性を掴んでやる。」

あいつだけ何かを知っているーー。そう確信していた。



posted by れな。 at 02:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2017年09月15日

5「ありふれた日常に怒りと悲しみそして」

5「ありふれた日常に怒りと悲しみそして」

何言ってんだって言われた。
冗談だろって。
さっさと食って帰ろうぜって。
俺は全ての言葉を無視して
気づいたら先輩の頭を引き寄せてキスをしていた。

先輩とのキスはステーキの味?

「ナツキより俺を見てくださいよ。」
「できますか?」
「まぁいいや、わかってたことですし。」
「アキラ先輩の大事なものは、俺も欲しいです。」

それはもう一方的だった。

先輩のことはとっくに知ってる。
ナツキを気に入ってるってことも。
だから俺はナツキを利用してあんたに近づいたんだ。
もう離してやるつもりもない。

豆鉄砲を食らったような先輩を見つめながら

「先、帰ります。」

俺は席を立った。

夜の商店街を歩いていると、
自転車がぶつかりそうになったが浮かれている俺には
そんなこと気にならない。

ついに時が動き出したようなーー。
そんな感覚だ。

生きている感じ。

ーーちがうな、

今を生きている感じだ。

明日から先輩はどんな風に接してくるのだろう?とか。
ナツキにばれたらどうなるんだろう?とか
そんなことしか考えられない。
でも衝動的に動いてしまった本能に
今更どうしようもない。

世の中不倫をする人間がこんな気持ちなのだろうか?

スリルと純愛。

障害があれば恋愛は燃え上がるとかなんとか。

でも不倫のあとに待っているものは絶望しかないか。

いいのは本人たちだけ。あ、どんな恋愛もそんなもんか。

俺がしようとしてることもきっと絶望だけかもしれないけど、
何もしないよりは、ちゃんと生きてる気がする。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー――

キーンコーンカーンコーン。
この音が鳴ってもがやがや周りはうるさく、先生がくるのを待っている人はいない。


「なんだか上機嫌じゃん。携帯見てにやにやしちゃって」


翌朝、教室の席に着くなり、冷めた声。隣の席の里中だ。
どうやら俺は先輩とのラインのやり取りを見つめてたらにやついてたらしい。

「別に。」

スマホをしまい、ダルそうに里中のほうに向きなおる。

「嘘だね、最近水樹と付き合い始めたらしーじゃん。上手くいってんの?」

少し笑みを浮かべながら里中は聞いてきた。

「んーまあね。」

「あんたのタイプじゃないと思ってたけどね、私は。」

「あはは、なんだそれ、嫉妬?」

「バカいうな。私はあんたみたいなのが一番タイプじゃないの知ってんでしょ?」

里中は口元は笑っているけど、目は笑っていない。
明らかにいらいらしてるのがわかる。

わかりやすい。
俺だって敵意むき出しのやつなんか好きじゃない。

「いうじゃん。」

「水樹より、聞きたいことあんだけど。」

「・・・なに。」

「なんでまたあんた曽根川先輩とつるんでるわけ?」

「・・・なんか悪いわけ?」

「先輩のライブになんでいくのよ!頭おかしいんじゃないの?」

「お前には関係ないでしょ。」

「あんたが中学の時したことわかってんの?!なんでまた、」

「あれは俺じゃないって何度言ったらわかるの?」

「・・・あれは事故なんかじゃない、絶対。」

「おまえさ、」

「じゃあなんで今更曽根川先輩にかかわろうとすんの?」

「それは別にお前に話すことじゃないでしょ。」

「塩川先輩が死んだのは事故だとは思ってないわ。」

「・・・・・お前本当にしつこいね。関係ないやつが。いちいち。」

「・・・私だって嫌だけど、あんた見てると気持ち悪くなんだよ。」

先生が入ってくる。
それ以上問い詰めることができない。
何事もなく業礼をする彼を睨みつけていた。

あの時からこのすました顔は変わっていない。
あの時から。






posted by れな。 at 03:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2017年09月14日

私のスイーツ御三家☆彡

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posted by れな。 at 12:51| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム

4「ありふれた日常に怒りと悲しみ」

4「ありふれた日常に怒りと悲しみ」

もしあなたが人間関係で自殺したいなと思ったら、とりあえず一週間生きてみる。
絶対そのピークはなくなるから。だって、そもそも毎日まったく同じことなんてないし。

そうだな、、あとは貧乏になったら生きることに必死だから人間関係どころじゃないでしょ。

なーんてね。でも俺の考えはきっと間違っていない。
辛いときなんて一瞬、まあ、楽しい時も一瞬だけどね。
俺が何をいいたいかっていうとね。

・・・・あ、なんだろ、うまくいえないや。

あ、またトリップしてしまった。
今ステーキ食べてる。アキラ先輩と。
手に入れたいアキラ先輩と。どこにでもあるステーキハウスで。

「・・・・って俺の話聞いてる?」

先輩に頭こずかれた。

「あっすいません。ぼーっとしちゃって、てか肉うまいっすね。」

「なんかお前ってさぁ〜たまにぼーっとするよね。違うこと考えてるっていうかさ、」

ステーキをほおばりながら先輩は言う。

「・・・てかさ。」

「はい?」

「こないだごめんな、別に俺ナツキちゃんのことなんとも思ってね〜から、
その・・さ、変に気を悪くさせてたら・・・」

すぐ俺はピンときた、ここに俺を誘った理由。
・・・なんだ、その話がしたかったのか。

なんだ、おもしろくない。
だからって何を期待してたわけじゃないけど。

「別に全然気にしてないっすよ。」

「なんだよ〜ならいいんだけどさ!」

机に肘を付き手に顎を乗せ、先輩をまじまじと見つめてみた。

先輩は何も変わっていない。
今日も気を使ってわざわざ今日飯おごってくれて。
馬鹿みたいにわかりやすくて、正直で。

なんでこんなに優しいんだろ?

「・・・なんで先輩ってそんなに優しいんだろ。」

思わずつぶやいてしまった。先輩のステーキ食ってたフォークが止まる。

「え、なんだよやさしかねーよ。」

ふはっと吹き出す先輩。

「いや、優しーっす。」

俺もフォークを置いた。

「誰にも分け隔てなく接してて、いつも。怒ってんのみたことねーし。
誰に聞いてもいい人だって答えますよ。で、裏表もなくて」

「また急に・・照れんじゃん、褒めんなよ。それに、」

先輩は笑顔で答える。

「俺ら最近仲良くなったばっかじゃん!」

そんな簡単に言わないでほしい。
俺はずっと前から知ってるんです。

「・・・好きなんです。」

「へー、・・え?」

「ずっと前から。」

もう俺は思わず発してしまった言葉の行く先を見失うほど。
後悔とか忘れてしまうくらい。
ずっと見てきた。もう限界だった。

やっと近づけたことに。









posted by れな。 at 02:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2017年09月13日

3.「ありふれた日常に怒り」

3.「ありふれた日常に怒り」


「え、またアキラ先輩のライブ行くの?」

ベットの上でくつろいでいたナツと制服のシャツのボタンをはめなおしているナツキがいた。
さっきまで裸で抱きあってた俺たちが、親が帰ってくる前に
服を急いで着なきゃならない時間が迫ってきていた。

「うん、結構ライブにハマっちゃってさ。また行こうよ。」

「え〜でも最近週末ライブばっかじゃん。デートらしいデートしてなくない?
たまには水族館とか行こうよ〜。」

ダメなの?
恋人って抱き合って、やることやってそれが付き合うってことじゃん。
そんなことを思うがナツキにはきっとそれは通じない。
俺とは考えてることがきっとちがうから。

「いいよ。じゃあ今度の日曜は昼間に水族館いこっか。」

笑顔で返すとナツキも嬉しそうに笑った。

ナツキはきっと俺のことは死ぬほど大事だけど、
自分のことも死ぬほど大事なんだろう。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーー日曜の夜。


ライブの控室で先輩を待っていると、汗だくになった先輩が戻ってきた。

「お、ナツじゃん、また来てたのかよ。」

「ええ、また来ちゃいました。カッコよかったです、先輩」

「でも2曲目のBメロコード間違っちゃったり、曲全体的に走っちゃったし・・今日は結構ボロボロだったなぁ〜」

ふぅーっと先輩が悔しそうに呟き、椅子に腰かける。さっき間違えたというフレーズの反省を
しているみたいで、少し浮かない顔をしている。

「あれ?今日はナツキちゃんと一緒じゃないの?」

「そうなんです、たまには一人でも見に来よっかなって。あいつ友達と用事あるみたいで。」

「ふーんそっか、、、じゃあさ、飯食いにいかねぇ?!おごってやるよ。いっつも来てもらってるし。」

「え・・でもいいんですか?打ち上げとかあるんじゃ。」

「あー今日しないから大丈夫!もうすぐ試験近いだろ?だからここで解散なんだ。」

「あ・・・そうなんですか。」

「あ、ごめん。もしかしてお前が別の用事あったとか?」

「いえ!ないです。是非!!」

先輩と久しぶりにゆっくり話せると思うと胸が高鳴った。

”また、昔みたいに”

「じゃあ決まりな!!」

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posted by れな。 at 01:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2017年09月12日

これを見たら5秒で涙出る!!!

こんにちはーーー!

初めに宣言した通り、ここには小説だけではなく、私の持論や思うことも、
ちょこちょこ載せていこうとおもってます!

小説を書き始めたのは19歳ぐらいから遊びでって感じです。
私の場合、急に衝動的に何でもしたくなる性格で。。。

今ここにいるのもそんな感じ(笑)

今日も急なんですけど皆さんに泣ける動画を紹介したくてyou tube から動画引っ張ってきました

それがこちらで〜〜〜す!




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posted by れな。 at 13:55| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム

2.「ありふれた日常に」

2.「ありふれた日常に」

ーーーーー私は本当にナツの恋人になれたんだ。

ずっと幼馴染だった。自慢の幼馴染。
ずっと好きだった、ずっと見てきた。
ナツはモテる。小さい時から誰からも愛されてた。


あれは二か月前のこと。

クラスメイトの男「ずっとナツキのこと好きだったんだ、俺と付き合ってください!!」

ナツキ「え・・・、そんな、急に言われても・・」

周りの女子「いいじゃ〜ん、サトル君イケメンだし、付き合っちゃえば?超お似合いなんですけど!」


・・・・・・・わかってないな。


なんなのまじ。ほんっとウザいんだけど。
告白断るこっちの目にもなってよ。穏便に振るのもかなりテクニックいるんだからね。
みんなの前で告るとか拷問だよ。また変な噂立つ。


ほんとやめて。


私に関わってこようとしないで。



ナツキ「・・・ごめんなさい。でも、気持ちはすごく嬉しいから。」

今回もいい人ぶっちゃってごめんなさい。
でも私が毎日がんばって勉強してるのも、
毎月雑誌を買っておしゃれをしてるのも、
毎日分けて隔てなく周りにやさしくするのも。
私はナツに釣り合う人でいなきゃいけないから。


それだけ。


--------


ーーーーーーーー放課後、教室。


ナツ「またお前告白されたって?今年入って何回目だよ。」

ナツキ「ナツが高校入ってから全然一緒に帰ってくれなくなったからじゃん。」

ナツ「俺だって付き合いとかあるし。」

ははっと無邪気に笑う。
ナツはいつもそうやって私の気持ちを簡単に踏みにじる。

ナツキ「・・・ナツだって前告白されてたじゃん、好きな人いるって断ったって聞いた。」

ナツ「なにそれ、、って情報はやっ。」

ナツキ「ねえ・・好きな人できたの?だから前みたいに一緒に帰ってくれなくなったの?」

そんなんじゃなくて、と笑いながらなつが続ける。
まるで私をあやすように。いつもみたいに。

ナツ「・・・お互い付き合いもあるし、って思っただけ。別にわざと一緒に帰らないわけじゃないよ。」

ナツキ「・・・私はナツが好きなんだよ。知ってるでしょ。」

ナツ「・・・・・・・。」

ナツキ「ねえまだ私とは付き合えない?」

ナツ「・・・・・・・。」


やばい、泣きそうーー。ナツだって困ったようにに私を見てる。
困らせたくないのに、困らせてしまう。


だめだ。


「私先帰るね・・でも。」

「前から言ってるけど、私はナツの為なら悪い奴にでもなるから。
どんなことになっても今度は私がーーー」

思わず必死になり、気づいたら私はにナツに詰め寄っていた。ナツの表情は困ったままだ。


ガラッ!


急に教室のドアが開いたのでびっくりして振り返ったら知らない先輩がいた。

アキラ「あっ・・・と悪い!取り込み中だった・・?」

頭を掻きながら気まずそうに入ってきたのは知らない先輩だった。

アキラ「ちょっと後輩に貸してたCDを取りに来ただけだから、ほんとに。」

ナツキ「・・いえ、全然大丈夫です、気にしないでください。」

その先輩は私を見て驚いた顔をした。そしてすぐ顔を反らした。

アキラ「・・あ、そっかそっか!じゃ、俺もう行くし。」

そそくさとその先輩が出て行った。
ナツの方を見ると凄く冷めた目で出て行った先輩のドアを見つめている。

ナツキ「・・・・。」

ナツ「ナツキ。・・・・じゃあ付き合ってみる?俺と。」

ナツキ「え、」

ナツ「・・・俺別に好きな人なんていないよ。ただ付き合うとかどうかなと思ったから。
でもよく考えればナツキとは今までも家族同然に仲良くしてきたし、
そろそろ考えてみてもいいよな。」

ドアを冷めた目で見つめながら言った。

ナツ「それにさ―ーー」

すっとナツキに視線を送り、笑顔でこう言った。

ナツ「俺たちならお似合いのカップルだよね。きっと。」

とてもとても悪い笑顔だった。でもそれでもよかった。
だって私はナツが好きだから。

だって今度は私がナツを守るから。



”これは私とナツが付き合うことになった日ーーー。”











posted by れな。 at 02:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2017年09月11日

1「ありふれた」

1.「ありふれた」


~一ヶ月前~

「ナツとナツキって本当にお似合いのカップルだよね〜」

「本当にうらやましい!学校で一番の美形同士だしね。」

「ナツから告白したらしいじゃん!しかも幼馴染同士で名前も同じって漫画みたいだよね。」

「あ〜あ、私にも早く運命の人現れないかな〜。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーー気がつけばナツという男が、学校一の美少女、ナツキと肩を並べて歩いていた。
といってもナツキは俺のことなんてきっと知らないし、まともに話すらしたことのない
ただの学校の後輩だった。

美形同士は何かと噂が立つもので、学校ではすっかり有名人となった二人をながめる俺はただ普通のエキストラのような存在だった。

だから、まさかこんな日がくるとが思っても見なかった。

「アキラ先輩?聞いてます?」

「え?」

「あの・・今度の文化祭も軽音部で演奏されるんですよね?」

おれの憧れの子、水樹夏希が目の前にいる。

「へ?いや、まあ、、そうだけど・・」

「やっぱり!あの、がんばってください!こないだのライブ見に行ってから、
あの私すっかり先輩のファンになっちゃいました!」

ええ〜、あ!あれか・・地元のライブハウスでタイバンしたやつ。

・・・ってゆうか顔近いから!なつきちゃん!

「え?まじですか・・・見に来てくれたの?」

「はい!先輩のギターソロ、本当にかっこよかったです!」

ああ、やばい、はにかんだなつきちゃんも可愛い。。

「・・・ありがとうございます。。頑張ります。」

照れちゃって旨くしゃべれない俺。・・恥ずかしい。

「あはっ、先輩なのに敬語使わなくていいのに!」

・・・・ですよね〜。

「お〜いナツキ、帰るよ!、、、あ、アキラ先輩?」

げ、イケメン彼氏登場かよ。

「俺もこないだ一緒に見にいったんす、ライブ。すっげえかっこよかったっす。また行きますね!」

さわやか過ぎる、これがイケメンって噂のなつきちゃんの彼氏かぁ。

「あ、ああ、、ありがとう。一緒に来てくれたんだ。。二人とも俺より有名人だからさ、なんか照れるな。」

「な〜に言ってんですか!アキラ先輩こそ有名ですよ、自分で曲作って、
歌ってってなかなかできないし。あ、よかったらアドレス交換してもらえませんか?
またライブ情報あったら教えてほしいんで。」

「ああ、いい・・けど。」

「ありがとうございます、じゃあこれおれのIDなんで。」

「ん、わかった登録しとく。・・サンキューな。」

「じゃあ私も交換してください!私も知りたいんで!」

「お前はダ〜メ。」

「なんでよ、ナツのケチ。」

ああ、なるほど、自慢の彼女のアドレスは知られたくないわけね。

「いいよ、彼氏もそういってるんだし、ナツキちゃんはナツ君と一緒にくればいいじゃん。」

そういった瞬間ナツ君の表情が、一瞬真顔になった。

「・・・・よかった。俺の名前知っててくれたんですね。」

「・・・え?」

「いや、なんでもないっす。LINE見たら返信しますね。」

「ああ、、、うん。」

「ほら行くよ、ナツキ。」

「うん!じゃあ先輩、また!」


------------------------------------

「アキラ先輩って優しい人だね〜」

帰り道、ナツキが手を恋人繋ぎのまま俺に言う。

「ああ、そうだね。」

「ライブなんかナツが行きたいって言わなきゃ見に行く機会なかったし。あんなに先輩のバンドがうまいなんてびっくり!」

「アキラ先輩のこと惚れたとか?」

「え、嫉妬?!いやだなあ、私にはナツだけだよ。」

ナツキは照れたようにはにかむ。

「・・・俺も。」

家の前でキスをして。ナツキは家に入るまで手を振り続けてた。これがこの世界の理想で。
でも俺には全く満たされることのない日常で。
ナツキを傷つける気はないけど、

「ナツキ、ごめん。」

俺のためにこの関係を続けて?

−ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

家に帰ってからギターをいじってると、さっき送った返信がナツ君から来ていた。

(登録しました、アキラ先輩これからよろしくお願いします。)

俺の今の気持ちは、学校の有名人カップルに自分の音楽が気に入られているという少しの優越感と、
ナツキちゃんと近づけたナツ君への感謝だった。

またナツキちゃんが見に来てくれる、、、
そう思うと曲作りにも精がでるな。なんて浮かれていたのだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーー3日後。

「お〜いアキラァ、2年が呼んでるぞ。」

「ああ約束してんだ、今いくよ。」

ナツに次のライブチケットあるけど来る?というと「行きます。」とラインが返ってきた。
そう、今日はチケットを渡す約束をしていたのだ。

廊下にでるとナツがいる。

一通り好きな音楽の話で盛り上がっていると思い出したようにナツが言った。

「あ、そういえばチケット貰いにきたんでした!」

「そうだそうだ!2枚だよな?」

「はい、ありがとうございます。」

「一応安くしといたから。」

「いいんですか?嬉しいなぁ。」

「いや俺も嬉しいよ、しかもナツと俺って音楽の趣味合うし。仲良くやれそうだよな。」

「はは、俺もそう思ってました!」

「ちなみにさ、ナツキちゃんとはいつから付き合ってんの?本当にうらやましいよな、あんな可愛い子。」

「あはは、まーナツキとは幼馴染なんで、付き合い長いし。・・でも付き合い始めたのは5月頃で、、最近ですよ。」

「そうなんかぁ〜ま、周りがざわついたのもそのあたりだったかな〜。ナツキちゃん人気あるし、お前も女子から人気だろ?」

「そんなことないですよ〜。」

「うちの女子の何人かも、残念がってたよ。」

「まじですか、告白してくれたら考えたのにな。」

「バーカ。」

贅沢もんだよな、ホントこいつは。
いろいろ話してみて知ったこと。ナツは成績優秀、部活はバスケ部で一年のくせにレギュラー。知れば知るほど完璧な奴なのに、ノリもよくて人柄もよくて。。
本当に男から見ても憎めないやつで。
・・・彼女も完璧でって。。。そう思うと少し嫉妬心が芽生えそうで。

「わりぃ、俺昼飯まだだからもう行くわ。」

じゃあな、と俺はなんだか少し自分が情けなくなってナツから離れようとした。

「っ先輩!」

突然腕をつかまれビックリする。

「すいません・・・・あともうひとつ。聞きたいことが。」

「な、なんだよ。びっくりすんじゃん。」

「好きなんすか?ナツキのこと。」

一瞬息が止まりそうになった。

「な、なんで??」

初めての入学式で彼女を見たときから。きれいな長い髪と少しはかなげな表情がとても美しくて。
ずっと目で追っていた。
でも気づけばあっという間にナツと付き合い始めてて、
俺はあきらめようと努力した、いや今もしてるはずだ。

「俺の存在って先輩にとって邪魔ですか?」

そんなはずない。

「違うって。本当に二人はお似合いだと思ってるし。」

そう、これは本音。二人はどう見てもお似合い。
俺は焦っていた、何かばれるような態度をとった記憶がなかったから。

下を向いているナツの顔こそは見えないが肩を震わせて確実に笑いをこらえている。


「・・・ははっ!でも先輩きっと俺に遠慮しちゃったりするんだろうなー、、、優しいから。」

「てゆうか急になんなわけ?なんでお前笑ってんだよ。からかってんの?」

「いやー別にそんなんじゃなくて。あー、、まあいいや。・・俺でも別れないですから。付き合ったばっかだし。それだけ伝えたくて。」

じゃあ、言って笑顔で去っていくナツを、俺はただ唖然としたまま眺めていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


学校から家に戻っても、ナツの言葉、表情に気持ち悪さを感じリフレインしていた。
最後の会話どうゆう意味だ?本当にそう思った。
仮に俺がナツキちゃんを好きで態度に出してたとしても、
ナツキちゃんと別に二人であったりしてるわけじゃないしなぁ・・

「・・う〜ん。」

ベットの上寝っ転がって悩んでいたらラインがちょうどいいタイミングで来た。

(「先輩、さっきいろいろ冗談言っちゃってすいません。また、ライブとかあったら教えてください!」)

このラインがきて安心した単純な俺はぐっすり眠りについたのだ。





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2017年09月09日

0.「序章」

「序章」


見つめてくる瞳はとても綺麗だったーーー。
今は組んだ指先が面白そうに遊んでいる。


「ナツキより俺を見てくださいよ。」

「できますか?」

できるわけがないだろ。
ふざけるな。

「まぁいいや、わかってたことですし。」

どうゆう茶番だこれは。

「アキラ先輩の大事なものは、俺も欲しいです。」


こんなよくあるチェーン店で俺の人生は変わってしまうのだろうか?
この、ナツという男は一体何を考えているんだろう。









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posted by れな。 at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

登場人物紹介、そして演じてほしい俳優・女優も紹介。(読む前に是非!)

※この作品は本当に素人が作成してるものです。コピペ・転送を禁じます。

・片瀬 ナツ(かたせ なつ) image:岩田 剛典(三代目)

高校二年生。頭がよく、優しい顔のイケメン、御曹司。女にモテる。バスケ部。
先輩であるアキラとはひょうなことで出会い、
それから異常な執着を見せはじめる。夏希(なつき)とは幼馴染。


曽根川 アキラ(そねかわ あきら) image:未定

ナツの高校の先輩で一つ年上。現在は軽音部に所属。
成績もいたって普通。家柄も普通。
純粋で、疑うことをしない。
中学の時に恋人が事故死。自身も記憶喪失を経験。

水樹 夏希 (みずき なつき) image:小松菜奈

ナツと同級生で幼馴染。ナツが好きでなんでも許してしまう。
可愛いルックスでナツとは「美男美女カップル」と噂される。

里中 優(さとなか ゆう)image:未定

ナツのクラスメイト。中学からの同級生。吹奏楽部。
とある事件の
ナツことがキライ。母親は精神科医。
とてもクールな性格。

塩川先輩 (故人) image: 未定

中学時代曽根川と付き合っていた。里中の部活の先輩。













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